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#0066チームけテぶれ革命:個から共同へ、学びの新境地

割引あり

はい皆さんこんにちは、けテぶれチャンネルが始まりました。パーソナリティの葛原祥太です。このチャンネルでは全国の子供たちが自ら学び、自ら考え、自ら生きられるようになるために考えられた実践、けテぶれQNKS心マトリクスについてのお話をしていきます。

【ご注意】
本記事は音声コンテンツを文字起こしし、AI技術を用いて校正したものです。そのため、一部不自然な表現や誤りが含まれている可能性がございます。予めご了承ください。
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チームけテぶれ
けテぶれ@ちゃんねる〜自ら学び考え、生きるための教育論〜
14:57 2023年12月1日


音声コンテンツには、本記事では伝えきれない細やかなニュアンスや追加の情報が含まれている場合がございます。

個人からチームへ:けテぶれ学習法の大胆な進化

ということで始まりました。今日はチームけテぶれというものについて少しお話をしたいと思っております。けテぶれというと個人的な学び方についてのスキルとか技術という感じがしますよね。でもこれは言うまでもなくPDCAサイクルですから、組織でも回すことは当然可能です。でもそれはなかなか難しく、そういう場合に最近3年生でもちょっと駒を進めましょうということで、チームけテぶれというものに挑戦し始めています。

単純に言えば、今まで1人で回していたけテぶれのサイクル、しかも授業で回していた、授業の最初に計画を立てて35分実行して最後の5分で振り返るというシンプルな自己調整学習的な予見・遂行・省察というやつですね、を子供たちはずっと個人的なレベルでやっていたわけです。その中で遂行段階において友達とやるとか1人でやるという対応のバランスの取り方、選択の仕方というのはあったんだけど、基本的には個人で始まり個人で終えるみたいなサイクルをずっと回してたわけなんです。


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実践情報の全体像

6時間で完成!壁新聞づくりで学ぶチームワーク

今、新聞作り社会見学があって、その内容を新聞にまとめるみたいな活動があるんですけれども、その活動においてチームで6時間かけて壁新聞というものを作ろうねみたいなことなんです。社会見学でノートを持っていってたくさんたくさんメモしているので、それが材料になります。それを抜き出して組み立てて、1つの壁新聞のデザインとして整理していくというQNKSを回すんですが、その時にチームでそれをやってみましょうね。役割分担をしていろんなことをチームで協力してやって、1枚の壁新聞として、チーム4人とか3人ですけど、1枚の壁新聞として完成させられたらいいよねみたいなことを言っているんです。

その活動の今日が2時間目だったんです。1時間目はみんなでワイワイとQNKSをして、まずノートを見合ってそこから情報を抜き出してきて、どういう情報で新聞を構成しようかという組み立てを考えました。

QNKS思考法:思考を深める4つのステップ

QとNとKとSの違いは他者意識か自己意識かという話で、Kは自分が分かりやすいんです。自分にとってとても分かりやすい図というのを目指すのがK組み立てで、Sはそれを他者に向けるんです。他者意識をそこで働かせて、みんなが分かりやすいためにはどのようなことをしたら良いのだろうということをSでは働かせて欲しいと言っています。

みんなの頭で描く未来図:チーム計画の立て方

今日の1時間目で言ったのは、授業が始まってみんなけテぶれノートを開いて計画をかけ始めようとした時に、「ちょっと待ってください。これはチームでの活動だよね。じゃあ計画もチームで立てられるはずじゃない」と言うと、「あそうか」となるわけです。だから今日のけテぶれノートの計画、社会の計画はチームで考えてくださいと。チームで考えてチームで目標を立てて計画を立てて、それを実行して、振り返りもチームです。つまり最初の5分と最後の5分が個人ではなくてチームで振り返りましょうみたいなことを言いました。

そしたら、「なるほど」ということでまずチームで集まってそこから計画を立て始めるわけです。計画の立て方でも言ったのは、まずチームで計画を立てるためには何が必要かと言ったら、ゴールイメージです。これを目指しましょうがあって、時間は6時間です。1時間はこの前使ったからあと5時間です。というぐらいが基本条件です。それに対してどんなタスクがあるのかです。完成形があったとして、その完成形に至るために必要なタスクというものは何かということをチームで抜き出して、それを6時間中の5時間使えるので5時間の中に割り当てて、役割分担をして今日の目標を決めて今日の活動をスタートさせるということです。

つまり、やるべきことを抜き出す、6時間の枠組みに組み立てる、そして反の学習計画として整理していく。優先順位として組み立てて6時間の学習計画として整理していくみたいな流れをやれば、大計画が立てられ、大計画を元に今日の学習計画を立てれば今日の計画というのが立てられるよね。つまりQNKSをしてまず計画を整理したら、実際に実行してみようという流れに入ります。QNKSからのけテぶれで、サイクルができるので、これを経験してみましょうと。

これは会社活動とかイベントなんかでも同じです。最近クラスではイベントを開くということが流行っていて、すごく盛り上がっているんですけれども、イベントを開く時も全く一緒です。ゴールが何月何日に何を開催しようというゴールイメージが出たら、その中でルールどうするとか、役割分担どうするとかいろんなことを決めなきゃいけないので、それをNしてKしてSして、全体の計画を立てて、全体の計画を立てたらイベント当日までの日割りで毎日毎日何をするかという細かい計画を立てて、それを1つ1つけテぶれ実行していき完成まで駆けつけるということをイベントを開催するためにはしなきゃいけないわけです。

そういうことと同じことを今日は授業で全員でやるのです。授業で全員で計画経験できたら、これはこの授業が終わった後に君たちの自主的な活動である会社活動やイベント企画みたいなところで是非使ってもらったらよろしい。そのための練習だと思って、一旦大計画と今日の計画というのを頑張って立ててみようみたいな話をして授業をスタートしたわけです。

そうすると、本当にいろんなことを考えながら計画立てて、まずタスクを抜き出して、役割分担をして、新聞活動計画に落とし込んで今日の授業を開始するみたいなことが各班、なんとなくできていたのですごいなと思って見ていました。

6つの視点で振り返る:新しい学びの評価法

振り返りがまた良かったんです。35分終わったら振り返りなんですけど、振り返りは子供たちの癖で、もう5分前には授業終了5分前にはけテぶれノートが開いているという状態を作ろうねという話をしているので、そういう活動とか自分の席から離れている子に関しては、2、3分前にもう学習を終了して自分の席に戻ろうとするわけです。その時に「いやいや、ちょっと待って。今日はチームだから振り返りもチームだよ」って話をして、「あそっか」と言って、子供たちはまた活動場所に戻っていき、そこで言ったのは、チームで今日の活動を振り返る時に使えるものは何か。今までのけテぶれシートで開いてけテぶれノートで書いていることと同じだよ。つまりプラス(良かったこと)、マイナス(失敗したこと)、矢印(次の社会の活動ではどうしたいと思うか)、びっくりマーク(ポイントやコツ、分かったこと、気づいたこと)、はてな(疑問)、星マーク(変化、自分たちの変化、前の活動はこうだったけど今日の活動はこうという変化)という6つの観点で自分たちの学習を振り返って、その観点で子供みんなで話し合いながら、みんなで振り返りをしましょうねという話をしました。

そしたら、子供たちは「プラスはこういうことだったよね」とか「マイナスはこういうことだったよね」ということを意見出し合いながら、話し合い、振り返りノートを作ることができていたという話です。

困難を乗り越えて:3年生のチームけテぶれ挑戦記

これがチームでのけテぶれです。これをするのはかなり難しいんです。共同的な発想でやらなきゃいけないし、結構明確に役割分担とか今何を目指しているのかとかそういう意思統一がなされないともう4人とか3人の班も結構頭バラバラになっちゃって、1人1人が今何やってんのか分からない状態になるので、すごく難しいんです。3年生では明確にこれを打ち出してやるということもそんなにないんです。まだまだ個が強いですから、個人、1人、自分というものが強いですから。でも今年の子たちはそれでも上手にやれていますので、ちょっとずつそういうのも導入していこうかなと思っている次第です。

理科実験もチームで!広がるけテぶれの可能性

これで一旦経験できると、今度は理科もこれできちゃうんです。理科今は太陽と影とみたいな光と光の性質みたいなことやっていますけれども、それも結局みんなでやるでしょう。ああいうのって実験とかやるじゃないですか。あれももうチームを作って理科チームって言って、そのチームで日々のけテぶれを回しながら学習を進めるということが可能なので、この単元終わったら次の単元ぐらいから理科もチームけテぶれで、チーム単位で学習を進めるという経験をちょっとずつ増やしていってもいいなと思いながら子供たちの活動を見ておりました。

"考える"を共有する:チーム学習の新しい武器

ということで今回は個人的なけテぶれサイクルではなくてチームで回すけテぶれサイクルみたいなことを紹介してみました。こういう時も改善サイクルがその教室にしっかり根付いていると、こういうグループ活動とかもばらけないんです。リーダーシップとかフォロワーシップという話は当然プラスアルファでしっかりしていかなければならないわけですけれども、自分たちの学びを考える思考のプロセスとか、もしくはやってみる、思考を試して行う、やってみるプロセスが計画・テスト・分析・練習で回るし、考える時には問いを持ったら抜き出して組み立てて整理するということで考えるというプロセスが共有されていると、学習活動、グループ活動においても変なすれ違いがない。そこをキーワードに、そこを土台に協力できるので、「今Nをしてるんだよね」「Nをしてるのか、Kをしてるのか」ということが明確にフェーズで分けられますから。「計画をしてるのか、分析をしてるのか、練習をしてるのか」とか、そういう自分たちが今あるフェーズがしっかり認識した上で活動を進められるので、共同的な学びを支える上でもこういう汎用的な技術の共有みたいなことですね。

みんなで考えるわけです。みんなで考えるってなった時に、考える方法をちゃんと技術として明確に持っていて、それが共通言語になっていると強いですよね。やりやすいですよねという話です。考えるのはこうだよねってみんな了解が得られているものがあるんだから、考えるプロセスをチームで共有してチームで進めようとした時にやりやすいに決まってるじゃんという話です。そういうことをけテぶれもQNKSも保証するので、一見主体的な学び、個人的な学びを支える、促進するための教育技術として受け取られがちですが、実はこのサイクルを今クラスで共有することで、共同的な学びも支えうる手立てになるということをお知りおきいただければなという風に思います。

はいということで今日はこの辺で終わりにしたいと思います。また明日の放送でお会いしましょう。バイバイ。


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