ノゴヤカエデ

何かと考え込み、考えすぎる会社員。人は考えすぎと言うけれど、頭から離れないのだから仕方…

ノゴヤカエデ

何かと考え込み、考えすぎる会社員。人は考えすぎと言うけれど、頭から離れないのだから仕方ない。 そんな中で思考の時間から離れられるサウナと出会って沼に沈んでいる日々です。

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自己紹介

はじめまして。ノゴヤカエデと申します。 東京在住で、IT系の仕事を生業にしております。 いつもはなるべく楽しくちゃらんぽらんと生きたいなぁと考えていますが、本来の性分はどちらかというと、考え込みすぎるタイプです。後ろ向き感も否めません。 これまで頭の中のモヤモヤした部分のアウトプットがあまりできずにいましたので、ここでアウトプットしようと思い立った次第です。 最近はサウナに出会って「何も考えない時間」が持てるようになりましたが、一歩サウナから離れればまた元通り…。

    • サウナブームもやや落ち着いた…?

      久しぶりの投稿です。 今回は普段生活している東京ではなく、名古屋から記事を書いています。 実は今回、人生初の長期出張で名古屋に滞在しています。 毎週末東京に帰るのも会社としてはOKだったのですが、折角なのでウィークリーマンションを借りました。 名古屋は去年の9月に「ウェルビー栄」のサウナ目当てで旅行に来て以来2度目の訪問。 (先週から名古屋に来ていますが、ウェルビーは早速2回行きました) 東京でもサウナにはよく行く方だと思うのですが、最近少しづつサウナブームの過熱が収ま

      • 凄いぞ白井三郎【探偵ロマンス】

        先週から始まったNHKの土曜ドラマ「探偵ロマンス」を見ています。 今日は先ほど第2回が終わり、いよいよ物語に広がりが見えてきました。 大正時代の帝都を舞台に謎を追うとか、もう個人的には刺さりまくりの設定なので文句なしで面白いです。 (もちろん意識して描写しているだろうけど)スペイン風邪の蔓延やら不景気やら、今に重なる時代だったんだなぁと見ていて思います。 案外100年経っても人間社会って共通性が見出せちゃうもんなんですね。 未だ2回しか放送されてませんけど、白井三郎演じ

        • プラダを着た網浜さん【ワタシってサバサバしてるから】

          NHKの夜ドラ枠で放送中の「ワタシってサバサバしてるから」を今更ながら観始めました。 別に回しもんじゃないですけど、NHKプラスで見逃し配信が観られるのは便利ですねぇ。 おかげで最新話まで追いつけました。 先に感想を端的に言うと、めちゃくちゃ好き。すごい面白い。 雑誌編集部のストーリーとなると、どうしても「プラダを着た悪魔」がよぎるけど、こっちはコメディに振り切ったお話。 ミランダとアンドレアの何ともいえない人間模様とかではなく、主人公の網浜さんがひたすら会社で自称サバサバ

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          家業の危機なら頑張っちゃうよねって【舞いあがれ】

          舞いあがれは年末からずっと暗雲が立ち込めてますね。 お父ちゃんは亡くなるし、(株)IWAKURAは全然経営危機から脱しそうな気配もないし。 これだけ苦しい展開が続いている以上、それを超える感涙ものの展開を期待しちゃいます。 舞ちゃんはかなーり悩んでいる様子で、本人なりに自分の身の振り方を考えているのはどことなく伝わってきてます。 公式Twitterのリプ欄を見ると、ちょいちょい真面目なツッコミが入ってますね。 自分流に要約すると、「手伝い」気分で関わるのはいかがなもんじゃ

          家業の危機なら頑張っちゃうよねって【舞いあがれ】

          「ウェンズデー」でブライエニーの勇姿を拝む

          Netflixで話題の「ウェンズデー」を昨日今日で全話視聴しました。 やっぱり人気になるだけあって、当たり前のように面白かったですね。 実写映画のアダムスファミリーは子供の頃に金曜ロードショーで何度か見た記憶もあり、「あぁ、あのウェンズデーね」というのは何となく分かっていたので、続編を見るような気持ちで見始めました。 ティム・バートンが監督、ダニー・エルフマンが音楽と、いつものタッグじゃん!という安心感も第1話の冒頭からあり、素直に楽しめました。 まぁ、ウェンズデー可愛

          「ウェンズデー」でブライエニーの勇姿を拝む

          舞いあがれ!で劣等感が襲ってきた件

          まず先に言っておきたいのですが、私は舞いあがれが好きです。 朝ドラをこんなにちゃんと見るのは初めてで、在宅勤務なのに早起きできるようになったぐらい。 なんですけれども、先週の回を観ていてタイトルのようなことになったのも事実で……。 先週は帯広課程を無事に終えて一区切りって感じでしたが、舞ちゃんと柏木も付き合っちゃいました。 こうなるのは分かってたし、そんな展開ダメだ!舞ちゃんはそんな子じゃない!とか言いたいんじゃないんです。 ほんとよ? 昔を思い出したんですよね。学生の頃

          舞いあがれ!で劣等感が襲ってきた件

          ショートショート:理想の自分

          「田中さん、手術は問題なく終わりましたよ」  私はそこで目が覚めた。瞼、というよりも光学レンズのシャッターを開くと蛍光灯の明かりに眼がくらんだ。 「随分と眩しいですね」 「最初のうちは慣れないと思います。なにせ眼球ではなくレンズですから」  目の前に手術を担当した医師の姿があった。ただ、医師といっても白衣ではなく機械油の染みがついた繋ぎを着ている。 「さて、これで田中さんの身体において有機的なパーツは脳だけとなりました。それ以外の部分は交換できますが、くれぐれも頭は

          ショートショート:理想の自分

          ショートショート:遺言

          「旦那様、お客様がお見えになりましたがお通ししてもよろしいでしょうか」  穏やかな午後の日差しが差し込むテラスでうたた寝をしていたカネムラ氏は、執事の呼びかけで目が覚めた。 「今日は誰かと約束があったかな」 「例の遺言の件でお約束があったかと存じます」 「あぁ、そうだ、忘れていたよ。応接間にお通ししてくれ」  執事はその言葉を聞いて踵を返し、客人を迎え入れる為に玄関ホールに向かっていった。  カネムラ氏はあくびを一つしてソファから立ち上がった。そばにあった鏡で自分

          ショートショート:遺言

          ショートショート:全知全能

           近未来の地球では温暖化や環境破壊が止まらず、世界中の科学者や政治家は頭を悩ませていた。  世界は便利になるにつれ電力を消費し続け、それをまかなう為には発電所も常にフル稼働だった。おかげでいつまで経っても石炭や石油を燃やし続けるしかなく、地球は滅亡への一途を辿るしかないと思われた。 「これ以上、市民に電気を使うな、無駄なごみは増やすなと啓発したところでそのうち限界が来るぞ」 「我々人類が招いた結果だが、我々が解決できる問題ではないかもしれない」  閉塞的な空気が世界中

          ショートショート:全知全能

          ショートショート:二回目の殺人

           この国では一回目の殺人は無罪となるが、その代わり二回目では即刻死刑となる。  一見すると乱暴な法にも思えたが、かえって世の中は良くなった。  学校ではいじめが減り、会社では横暴な上司が減った。政治家は不用意な発言を控えて品行方正に振舞うし、有名人も同じだった。  誰かから恨みを買うような真似をすれば、なんの躊躇いもなく殺されるかもしれない。しかも相手は何も咎められずに。  心のどこかでそう思うと人は次第に大人しくなっていた。むしろ周りの人を助け合い、優しさを振りまき

          ショートショート:二回目の殺人

          ショートショート:替え時

           私の職場ではよく誰かがクビになる。季節の変わり目には誰かがいなくなることは当たり前で、それ以外の時もふとした瞬間にいなくなっている。  昨日まで一緒にプレゼンの準備をしていた同僚が消え、昨日こっぴどく叱られた先輩が消え、休みが明けると上司が替わることも珍しくない。  会社の方針が次第に成果主義を突き詰めた結果がこれだ。誰であろうと成果をあげて利益を生むなら報酬が出るし、利益を生まないのならクビにする。ひどく合理的で非情だが、残ることさえ出来れば全く問題はない。  私が

          ショートショート:替え時