見出し画像

思う嵐

自分が元気になることが周りとは違っているんだと
何かが微妙にズレを感じる。
それを目にした時、感じた時、何か心に稲妻が走る。
グラッと揺れるのが分かる。一瞬だけど強い揺れ。
これを傷と呼ぶのか、恐れと呼ぶのかは分からない。

他の人との違いを感じたくないからか、
あれ、自分がおかしいの?そんな不安さえ過ぎり、
目を伏せたくなる、閉じたくなる、隠したくなる。
そんな不安が大きくなるから恐怖になっていく。

自分のことを話すのが苦手なことも、
さらけ出すのが嫌になってしまうのもたぶんここ。

自分は自分でいいと思えるようになった。
でも、まだ人には分かってもらえていないような感覚が相手からの否定と受け取ってしまう癖。
相手は何とも思っていないことが
自分には何とも思わないでいることができない。

……何とも思わないでいるって難しくないか??

何とも思わないでいることができるのならば、
変にマイナスなことを思い浮かべたりしない。
なんでそんなこと思うのって時がある。
いや、思わざるを得ないからだと言えばその通りだ。
これが内向き思考の人、考える人の難点かもしれない。

相手の向かう矢印がどこにあろうが、
何を見ていたって何を話していたって気にならない。
のに、自分に少しでも矢印が向いているのだと
そう感じる時、気になる対象になる。
つまりはそういうことだったのかもしれない……

思うことが楽しくて幸せで、
何も思えないことはきっと苦痛そのもの。
なのに思うことが不安にさせてしまうのは、
長所を壊してしまうようなものだと思う。
あぁ、まるで思う嵐。難しいなあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?