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人を動かす上で必要なこと

人に動いてもらうためには
人が動く仕組みを知る必要があります

本記事では
基本的な人の反応についてまとめているので
最後まで目を通していただけると
その直後から日常への応用が可能です

とりわけ今回は
知っておくだけで
資産を守れるようになる内容となっています

1. 人の反射反応

動物・それから私たち人間には
特定の信号刺激に対して決まった反応をする仕組みがあり

動物の例でいくと
七面鳥の母はヒナの鳴き声のみに反応して守る・育てる行動をとる

人間の例でいくと
これまでの生活で刷り込まれてきた常識
例えば「安いもの=悪いもの」という認識に基づいて
そのほかの要因について分析することなく
選択を進めることがある

これらの反応は
省エネルギーかつ効率的に物事を判断できる点において有用であるが
反応すべき時ではない場面においても作用するので
仕組みを把握している者「搾取者」に悪用されうる

私たち人間は
この形式の反応、以後「クリックラン」と呼ぶが
日常の大半において無意識にこれを行使している

自分できちんと考えて分析し選択することもあるが、
その発動条件はかなり限定的で

「自分の人生に関わる危険・重要なもの」について
自らコントロールした選択をすることがわかっている

しかしながら
現代ではあまりに情報が溢れているため
たとえその問題が自身にとって非常に重要かつ危険なものであったとしても
思考のショートカットを試みてしまう
つまり「クリック・ラン」による決定をしてしまうケースが多くなっている

まずはこのことを知っておいていただき
重要な局面において
自分が今どちらの判断軸に基づいているのか
立ち返っていただければと思う。

2. 知覚の力

異なる二つのものがあったときに
順番に提示することによって
片方のみを提示したときよりも
事実がよりいっそう強調されて見えることがある

この原理をビジネスに応用すると
不動産のセールスは先にオンボロ物件を見込み客に紹介し
そのあとから本命の物件を紹介するといったことが起こる

これにより
事実以上に本命物件が輝いて見える事態が発生する

車のディーラーやスーツ屋は
先に車本体やスーツを売り
その後からオプションを提案する

本命を買わせた後であれば
オプションの価格を「取るに足らない」ものだと認識するからである

先に高いものを買わせて
後から安いものを提案する手法にはぜひ注意してもらいたい

また
とある飛行機で発生した事例では
フライトの座席がオーバーブッキングするミスが発生したため
CAが乗客に席を譲ってもらえないか提案せねばならなかった

まず
「次のフライトでも良い方は席を譲って欲しい
そうすればお礼に2万ドルあげる」
とジョーク混じりの提案をした

その後、実際に支払われる予定金額である内容について
「いや、実は2百ドルなんだよね」
と伝えたところ

乗客は誰も応じなかった

先に高いメリットを提示してから
低いメリットを提示してしまったため
乗客は2百ドルを「取るに足らない」ものだと感じてしまったようだ

もし先に
「席を譲ってくれた方には2ドルのお礼をあげる」
とジョークを放ってから
「実は2百ドルなんだよね」
と伝えていれば
乗客はすぐに応じていたかもしれない

この知識についても把握していただけると
大きな買い物をする際においては
冷静な判断による自己防衛が可能となり

自分が相手に要求を通す際には
順序を工夫することで有利に物事を進めることができる

まとめ

いかがだっただろうか

今回はPart1としてかなりコンパクトな内容となっているため
物足りないと感じられたかもしれないが

今後Part2以降についても寄稿していく予定なので
よければぜひ読んでいただきたい

今回は貴重なお時間を割いていただき
ありがとうございました

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