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死に向かう道まであと何日 3日目 〜まずは身辺整理について整理してみようじゃないか


項目を洗い出す

身辺整理について調べてみる。
色々読みながら、私の中で漠然と「(物理的な)モノの整理と処分」にイメージが偏ってしまっていたと気付けた。やはり調べてみて良かった。
オンライン上のアカウントをどうする? なんて頭になかったし。

リストアップして、手をつけやすい順に並べ替え、順番にやっていくのが良いだろう。

↑これらは見たHPの一例にすぎないが一応載せておこう。
そしてざっと項目洗い出し。

モノの処分

売る・自力で捨てる・業者に任せる、にざくっと分けよう。モノの処分が一番先に手をつけやすそうだ。
もし整理や処分が極端に苦手な人なら、いっそ便利屋や掃除業者に頼んでも良いと思う。
汚部屋製造するタイプの人は「恥ずかしい、見られたくない、こんなのダメ人間と思われてしまう……」という心理が働いて業者に依頼するのも躊躇しつづけてしまうらしいのだが
業者の方々は本当にそんなこと気にしていないし、片付けられずに困っている人の力になりたいという思いで仕事をなさっている。気兼ねせず頼んでみたら良い。

私は趣味で、こういう↓大掃除動画をよく見ている。
視聴しているだけで爽快感がある。時に業者さん達の優しさも伝わってくる。
絵面的に閲覧注意な場合もあるが一見の価値があると思う。


自分に関わる書類・カード類・契約関係

各種手続きに必要な書類と解約方法などをまとめておくこと。
自分で解約できるものは全てやっておく。少額のサブスクは忘れがちなので注意だ。
死亡届が提出されると銀行口座は凍結される。口座引き落としになっているものは確実に解約し、現金化可能なものはすべて現金化しておく。
あと買い切り型ではないアプリ・ソフト・ゲームなども忘れずに。
仕事で使うソフトウェアなんかも買い切りではなく年額支払いのものが昨今増えている。毎月の出費ではないぶんうっかり忘れやすそうなので注意だ。

ところで、死後に遺族が携帯などを解約しようとすると
「死亡届の原本(コピーじゃなくて何故か原本)を持ってきてもらわないと解約できません!」「故人ご本人に連絡してもらわない限り永遠に請求します!」
といった対応をするところもあるらしい。
遺族や代理人をなるべく困らせたくない……という思いの有無と程度も人によって異なるとは思うのだが、そういう次元の話ではなくて
「特に某国営ヤクザ放送のような方々がそういうことやってると思うとなんかすごいムカつく」
という100%感情論で嫌だ。
なので解約関係は特に綺麗にしておきたい。

デジタルデータの整理

動画、写真、見られると恥ずかしいものなど。
あの写真を誰々に送ってなかったなー、見られて恥ずかしいってほどじゃなくてもオタク趣味なのがあるからちょっとなー、とか色々あると思うのだ。
スマホの中に遺書を残す人もいそうだが、そういう人は言われなくとも余計なものは削除しているだろう。私は紙に走り書きだけして衝動的に電車に乗ってしまったので(※記録開始 の記事参照)色んな整理・処分が手つかずだったという雑念が次々沸いてきたのだ。
この現象を防ぐためにも、目に見えないデータの整理は重要なはずだ。

ちなみにスマホ・PCを確実に処分したい場合は水没させるのが一番良いらしい。
正直言うと私はこのデジタルデータについての整理が一番めんどくさい。ということは一番雑念に繋がりそうなところでもあるので何とか頑張りたい。

葬儀・埋葬についてなど

私の場合はできれば身元不明遺体になりたいが、歯の治療痕などを周囲の自治体に照会をかける場合もあるらしい。
なのでここ 2〜3年以内に歯科にかかっていたり、特徴的な手術痕等があるような場合はすぐに身元判明となってしまうかもしれない。
という訳で私と同じ条件を望んでいる人も、遺体がすぐに身元判明してしまった想定をしておくと良いと思う。葬儀・埋葬についてなど希望がある場合は書き残しておくことだ。
特に、例えば実家の墓には絶対入りたくない、葬式なんて絶対上げられたくない、葬儀にあの人は絶対に来て欲しくない……など切実なものがある人は手を打っておいた方が良い。
確実に叶えてもらえる保証はないにせよ無策よりはマシだろう。何より、決行直前に「あれについて書き残しておけば良かった…」という雑念が出てくることを防げるはずだ。

オンライン上の各アカウントについて

各種SNS、オンラインショップ、やっているゲームのアカウントなど。
自分で先にきれいさっぱり消しておくのか。うかつに消すと察知される可能性があるのか。
SNSなら死後家族等にログインしてもらって告知して欲しいのか、その場合は自殺だと言っていいのか、それとも一切誰にも告知しないで何となくログインしなくなったように装いたいのか。
これも人によって様々だろう。自分なりの方針を決めておくこと。


人間関係について

連絡先一覧の中に、もう二度と連絡することない人だけど無意味に連絡先だけ残っているパターンがあると思う。この機会に削除しておこう。
SNSでも全く交流がないのに何となく惰性で繋がっている人がいるのではないだろうか。アカウント自体を消す・消さないはさておき、先に一旦そういう人たちのフォローを外してみても良いと思う。気分的にスッキリしそうだ。
遺産相続や形見分けが発生するような人はしっかり遺言書を残しておいた方が良いと思う。遺族のためとか以前に、自分が意図せぬ人間に資産が渡ってしまうのは不本意だと思うので。

余談

あるところで読んだコメント
「一般の通行人に発見されてしまうとトラウマを負わせかねないので、人がいない夜中に『今からどこどこで死にます』と自分で通報した直後に飛び降りる予定」
というものがあった。
なるほどなぁと思った。この発想はなかった。確かに一般人か警察かだったら警察官の方が慣れているはずだ。少しは申し訳なさが薄れる。
もしこの方法を選ぶならスマホを直前まで持っておく必要があるが、スマホ自体色々な誘惑を与えてくるものなので悩ましい。

・自分が誰かに連絡したくなってしまう可能性がある
・逆に誰かから連絡が来る可能性がある
・通報したがために警察に助けてもらいたくなってしまう可能性がある
このあたりがネックだ。

なのでこの方法を選ぶかどうかについては、私は今のところ決めきれずにいる。スマホについては一旦考えるのをやめて後回しとしておこう。

厄介なことに、希死念慮と生物的な意味での生きる本能つまり恐怖心というのはしっかり同居する。
かといって「怖くなるということは生きたいということだよ!」とかいうポジティブ人間がよく言うアレは大嘘だ。
私のような者が抱く「死ぬのが怖い」は「生きたい」という意味を持たない。あえて言うなら「ちゃんと消えることが出来ない自己嫌悪と無価値観」である。

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