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日本国内でアジアの人財を採用するための「採用プロセスの計画」


はじめに

会社規模により、その外国人雇用の規模はもちろん違ってきますが、日本国内でアジアの人財を採用するための「採用プロセスの計画」について、時系列に沿って、わかりやすく解説いたします。



1. 採用計画の工程表の作成と運用

採用を始める前に、まずは「計画」が必要です。この計画を「工程表」として作ります。工程表には、採用活動の全てのステップ、それぞれのステップの開始日と終了日、そしてそのステップの担当者が書かれます。例えば、「求人情報の作成」を5月1日から5月7日までの1週間で行い、田中さんが担当する、というように具体的に書きます。

2. 目的の明確化と適切なビザの選択

「なぜこの人を採用したいのか?」その理由や目的をはっきりさせます。そして、その人が日本で働くためにはどんなビザが必要かを考えます。例えば、ITの専門家を採用したい場合、技術ビザが適しているかもしれません。

3. 情報収集

アジアのどの国から人を採用するか、その国の文化や求人市場の動向を調べます。例えば、ベトナムの人々はどんな仕事を得意としているのか、また、どんな待遇を求めているのかを知ることが大切です。

4. 求人情報の作成

次に、自社が求める人材の条件や、提供する待遇を明確にした求人情報を作ります。この情報は、後で応募してくる人たちが自分に合っているかどうかを判断する大切な情報になります。

5. 求人の公開

求人情報ができたら、それを公開します。アジアの求人サイトや、日本の外国人向けの求人サイトに情報を掲載します。
アジアの主要な国々の求人サイトについて説明いたします。

  1. ベトナム:

    • VietnamWorks: ベトナムで最も人気のある求人サイトの一つで、多くの求職者と雇用者が利用しています。

    • JobStreet: ベトナムでも利用されている地域の求人サイトです。

  2. 韓国:

    • JobKorea: 韓国で最も有名な求人サイトで、多くの企業と求職者が利用しています。

    • Saramin: これも韓国で非常に人気のある求人サイトです。

  3. 中国:

    • Zhaopin (智联招聘): 中国で最も大きな求人サイトの一つで、多くの企業がここで求人情報を掲載しています。

    • 51Job: これも中国で非常に人気のある求人サイトです。

  4. インド:

    • Naukri.com: インドで最も人気のある求人サイトで、多くの企業と求職者が利用しています。

    • Shine.com: インドの主要な求人サイトの一つです。

  5. タイ:

    • JobsDB: タイで非常に人気のある求人サイトで、多くの企業が求人情報を掲載しています。

    • JobThai: タイの求職者と雇用者の間で人気のあるサイトです。

  6. スリランカ

    • TopJobs: スリランカで最も人気のある求人サイトの一つです。

    • ObserverJobs: スリランカの主要な求人サイトの一つで、多くの企業と求職者が利用しています。

  7. インドネシア & フィリピン
     JobStreetは、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ベトナムなど、複数のアジアの国々で利用されている求人サイトです。このサイトを利用することで、これらの国々の求職者に情報を届けることができます。

  8. 東アフリカ: 「Brighter Monday」

    • アジアの国ではありませんが、Brighter Mondayは東アフリカで人気の求人サイトです。アフリカの求職者とのつながりを持ちたい場合は、このサイトも参考になるでしょう。

上記のサイト以外にも、各国には独自の求人サイトや求人情報を提供するプラットフォームが存在します。採用活動を行う際には、ターゲットとする国や地域の人気の求人サイトをリサーチし、効果的に情報を発信することが重要です。これらのサイトは、それぞれの国での求人情報の掲載や求職者の探し方に役立つ情報を提供しています。各国の文化や求職の習慣に合わせて、適切な方法で情報を公開することが重要です。

6. 選考プロセス

応募してきた人たちの中から、自社の条件に合う人を選びます。そして、その人たちを面接に呼びます。面接のときは、通訳を同席させて、雇用条件や業務内容を詳しく説明します。そして、応募者が疑問に思っていることや、不安に思っていることを質問できる時間を設けます。

7. オファーと採用

面接を通過した人たちには、正式に仕事のオファーをします。このとき、給与や勤務時間、休日など、具体的な詳細をしっかりと伝えます。

8. オンボーディング

新しく入社する人たちが、すぐに仕事を始められるように、入社前の研修やオリエンテーションを行います。例えば、日本の会社のルールや、自社の製品・サービスについての説明をします。

9. フォローアップ

入社後も、新しい社員が困っていないか、満足しているかを定期的に確認します。例えば、月に1回、上司や人事担当者が新入社員と面談を行い、意見や要望を聞くことで、より良い職場環境を作る手助けをすることができます。

アジアの人財を採用する際には、文化や言語の違いを尊重し、適切なサポートや研修を提供することが重要です。


次回以降には、新たな外国人採用のオンボーディングと統合について、わかりやすく、解説していきます。

日本は、将来の日本の社会のために、
より良いしくみを構築できるはずです。

お読みいただき、本当にありがとうございます。



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