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暇だとしても堂々とのんびりしているべきな時もある

今日は、『外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』の「チームの稼働に遊びを持たせる」を読みました。

●学んだこと

多くの人は、チームの生産性を高めるためにはメンバーの稼働を高い状況に保ち、「遊ばせないこと」が重要だと考えていますが、これは大きな誤りだと筆者は考えています。
筆者個人の経験からも、学術的な視点からも、ある程度の遊びがある方がチームの生産性は高くなると分かっているからだそうです。

 定型的なルーティン業務であれば、稼働率が上がるほど生産性も上がります。
しかし、多くのプロジェクトで扱う問題は、非定型的であり突発的な問題であるため、稼働率マックスかつ予想外のトラブルが起きた際、一気に生産性が低下してしまうそうです。

例えば、プロジェクト初期段階で稼働率が60%程度で遊んでいる人がいたとしても、その人には堂々とのんびりしてもらい突然訪れるトラブルに備えてもらうことがベストだと述べています。
慌てて他の仕事を割り振り、稼働率をマックスにしてしまっては本末転倒なのだそうです。

●読んで考えたこと

実行したことがないため実感は湧きづらかったですが、内容は理解できました。
全てに余裕がない状況で進行してしまうと、何か問題が突然発生した時に柔軟に対処できない、というのはその通りだと思いました。

そして、この遊びを持たせることができるために、プロジェクトリーダーはメンバーを管理し、時にメンバーの増員や予算の上積みを要求しなくてはならないのだなと思いました。

また、プロジェクトとしては経験がないですが、仕事をする時の脳の使い方も同じような意識が大切なのかなと考えています。
常に頭の中がやらなくてはならないことで埋められていては、ちょっとした良いヒラメキが生まれる可能性は低く、結果として生産性は低くなってしまっているように感じるからです。 

適切量の遊びは、プロジェクトに限らず、仕事全般において必要なものだと肝に銘じておきたいと思います。

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