努力は報われる

生産者の想い

おはようございます。

生産者直販店頭市を始めて
そろそろ1年が過ぎようとしています。

そもそも
生産者は
好きで始めた方も
多く、

稼ぎたい！
より
育てたい！
の方が強いように
感じています。

コロナウイルスの
影響で
打撃を受けたのは
観光や飲食だけでは
ないのです。

学校給食が
3日止まっただけで
大量に捨てなければならない
生産者も
山ほどいるんです。

自分で愛情を持って育てた
食材を捨てるときの
悲しさ、寂しさは
私たちでは
計り知れないでしょう。

そんな方々に少しでも
明るい気持ちになって欲しくて
始めた
生産者直売店頭市は
生産者が直接
消費者と話ができる
絶好の機会で、
生産者の思いを知った
お客様はほぼ購入されます。
この想いこそ、
スーパーがお届けする
一番重要な情報です。

市場マーケットの危機

ほとんどの生産者は
市場へ出荷し、
市場で
販売してもらい
スーパーで販売されて
消費者に届きます。

しかし、
近年では
CtoCが成り立つ時代で

わざわざ
市場で
値段を叩かれながら
販売する必要が
あまりなくなってきました。

生産者は
直接
消費者とやりとりができ
販売できる時代なので
無理して
大量に作る必要もないし、
大量に作るために
大量の農薬を使う必要も
なくなってきました。

すると
農家さんは
気がつきます。
こっちの方が得すると。

市場では
値段を叩かれるのは
当たり前なので、
自分たちが
寝る間も惜しんで
育てた子供同然の野菜は
ただの商品として
扱われます。

生産者は
報われないんです。

でも
小さい農家さんは
気がついています。

自分たちで
広げたマーケットの方が
自分たちも
野菜たちも
価値が高まることを。

市場を通さずに
販路を拡大している
個人農家さんは
どんどん増えているんです。

このことを早く捉え、
仕入れ先を工夫することも
スーパーの今後の
課題であると考えます。

農家さんと
どんな付き合いをしていくのか。
そこに今後の生き残りが
かかっているかもしれません。

正しい努力は必ず報われる

美味しい野菜
無農薬の野菜
手作りの惣菜
無添加の調味料

全部手間と時間が
かかります。

こんなに時間をかけなくても
機械に頼り
添加物や農薬を
たくさん使って
保存料を混ぜ込めば
簡単に
美味しそうな商品は
作れます。

実際にそうやって
大きくなった会社は
いくらでもあるし、
現在市場に出回っている
商品はほとんどそうです。

でも、
本当に努力している
小さな会社や
小さな農家は
手間と時間を愛情にかえ
商品一つ一つを
丁寧にそして一つ一つ
状態がわかるくらい観察して
販売しています。

食べるもので
人間の体が作られる以上、
大量に作って
大量に売れて
大量に儲かれば良いわけではないのです。

丁寧に丁寧に
作り上げて
食べる人の健康を祈る人たちの
努力は必ず報われます。

インターネットの普及で
本物の食べ物の情報を
知っている人が急増した
現代において
この本当の努力が報われる日も
そう遠くないと感じています。

自分に嘘をつかず、
他人を思いやって
続けた努力は
どんなことであっても
どれだけ批判を受けても
必ずいつか報われるんです。

地方の
小さな農家が
日本を救う日も
そう遠くないかも。