Riyo@未来創造コンサルタント

社会課題を解決し誰もが心豊かに生きられる未来を創造する経営コンサルタント。経営企画、組…

Riyo@未来創造コンサルタント

社会課題を解決し誰もが心豊かに生きられる未来を創造する経営コンサルタント。経営企画、組織デザイン、人材育成メイン。建築設計⇒大手HR広告代理店営業⇒障害者支援事業運営⇒行政事業執行⇒経営コンサル。どんな時もお天道様を向いて生きたい。予定寿命103歳。Instagramは本の記録。

マガジン

  • Recipe for Life

    より良い人生はより良いチョイス。レシピを考える時のように、どんな人生にしたいかをイメージし、あらゆることを選択する。時には思わぬ失敗や嬉しい誤算も経験し、オリジナルレシピをつくっていく。美味しくなるかどうかは、その時々のチョイスと組合せしだい。迷った時に読みたいエッセイ集。

  • 農家の知恵

    古くから代々続く農家さんに教わる、美味しい野菜の育て方と食べ方の知恵

  • 心の記憶

    時々ふと思い出す、忘れることのできない記憶のワンシーンは、誰にもある。思い出すと温かくなるような、心の記憶の記録。

  • 視点を変える

    時代が変われば、いろいろなことが変わる。 変化のスピードはどんどん加速して、これまであたりまえだと思っていたことが、いつのまにか変わっている。価値観、仕事観、人生観、恋愛観も時代とともに変わっていくもの。それに気づかない大人たちが引き起こす、悪気なきハラスメントから、これからの社会のありかたを考える記事のまとめ。

  • 持続可能な未来のために

    SDGsの本質とは何か。未来のために今できることのまとめ。

最近の記事

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新しい風を吹きこみ未来を描く

Riyo@未来創造ライター/コンサルタントの紹介ページ。 経営コンサルタントとしての専門分野は、経営軸の確立、事業コーディネート、経営者を含めた人材育成。良くも悪くも馴れ合い、今を守りたくなるのが人というもので、組織、個人に関わらず時には違う風が必要な時がある。そんな時、新しい風を吹きこみ次のステージへの背中を押すのが主な役割。 コンサルタントとしてできること事業には「導入・成長・成熟・衰退」と4つのサイクルがあります。それぞれの時期を見極め、必要なことを行うことが安定的な

    • 「依存」は良いこと、悪いこと?

      少し前から「依存」という単語を頻繁に耳にする。強迫性障害などのように、人や物、行為への依存から抜けず苦しむ人を見てきた私としては、依存にあまり良いイメージをもっていない。果たして「依存」は良いこと、それとも悪いことなのか。立ち返って考えた。 そもそも依存とは本来の「依存」の意味 「ある者の存在又は性質が、他の者の存在性質に依って制約さるる関係を言い表はす語」1936年(昭和11年)の百科事典には、こう記されていた。 つまり、それがないと存在できない「関係性」を表す言葉。

      • 「何を選び組合せるか」で料理も人生も深さが変わる

        2021年の春。関西で3度目の緊急事態宣言がでる少し前。新店オープンを計画していたクライアントのご依頼でメニューをいくつか考えた。その時SNSにアップしていた画像がなぜか、最近アクセス数が増えている。もう少しで新じゃがシーズンだからだろうか。この時のレシピを見ながらふと思ったことがある。料理も人生も何を選ぶかは大事だなあと。 シンプルだから隠せない料理によって種類を変える ずっと昔、じゃがいもと言えば男爵かメークインというイメージだったけど、今ではいろんな種類があってそれ

        • 数百年分のノウハウがつまった筍

          3月、京都では「筍」が芽をだし始めました。 まだ小さく料亭や市場に出すことはできませんが、一雨ごとに大きくなり家庭でも楽しんでいただける日はもうそろそろ。ただ残念ながら、えぐみがなくて甘い本当に美味しい筍は、我々庶民には手が出せないかもしれません。 筍とは、こういうものという思い込みおそらく多くの人が、筍は「固い」「多少えぐみがあるもの」「糠で灰汁抜きするもの」「処理が面倒」と思っているでしょう。確かにそれは間違いではありません。日本全国「筍は、だいたいこんなもの」というイ

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        記事

          消えた命に気づかされた「無関心とはこういうこと」

          もうずいぶん前、自ら生きる道を絶った部下がいた。日付も変わった深夜のこと。その数時間前まで行動をともにしていただけに、ショックはかなりのものだった。あれから十数年、今あらためて彼女の死について考えた。 口先だけの助言自ら生きる道を絶った彼女は当時、20代半ば。機転が利き、何事も理解するのが速かった。そして人の感情に敏感で、精神障害の人たちの就労支援には適任だった。施設に通ってくる利用者(施設に通ってくる人たちを、多くの福祉系施設ではこう呼ぶ)からの信頼も厚く、どこか芯の強さ

          消えた命に気づかされた「無関心とはこういうこと」

          褒め上手は愛され上手

          承認欲求という言葉を耳にする機会も多いこの数年。あまり良いイメージで使われないことが多いのですが、人は誰でも認められたいものです。例えば仕事のスキルを高く評価されたり、料理の腕を褒められたり、飛びぬけて歌が上手いと言われたり、あの時のとっさの行動は立派だったと言われると、素直に嬉しいだけでなく、幸せな気持ちになるのだそうです。褒めるのが上手い人がモテるのは、そういうことが関係しているのでしょう。 褒めるが定着しつつある?今もまだ日本人は褒めるのが下手と言われますが、心理学が

          HELPを言わせない日本型コミュニケーション

          「もう無理」「限界」そう感じた時、もしくはそう感じる少し手前で「これ以上無理」と言えない。何がどう無理なのか、上手く伝えることができず、張りつめた状態で仕事を続けている人が年々増えている。その要因は日本型コミュニケーション手法にありそうだと思っていたが、イングランドでのミーティングでそれは確信になった。グローバル化とAI化が加速するこれから、日本型コミュニケーションの大きな転換が急務なように思う。 上手く伝えられない日本人経営コンサルタントという仕事柄、組織の人間関係の調整

          HELPを言わせない日本型コミュニケーション

          瀬戸内の豊かな暮らし

          瀬戸内海の小さな島。海まで徒歩1分の実家では、夏になると小さなボートと釣り道具、BBQコンロが大活躍。男の子たちは小さなボートに乗せられ、沖に向かって波間を進む。女の子たちは家に残り、おにぎりを握る班と野菜を切る班にわかれてBBQの用意をしながら、その日の海の恵みを待った。 4世帯プラスご近所さんとの、わいわい賑やかな夏の行事も今は昔。 瀬戸内海穏やかで豊かな海 島国日本。どこの都道府県もだいたい海に接しているけど、どの海に面しているかで波の強さ、海の色、水温がまったく違

          結婚って、なんだか重い

          三十年前に比べると、女性が働きやすい環境が整っているように見える今。それでもまだ、仕事と結婚の両立に自信が持てず、結婚に踏み切れない女性は多い。実際にそんな経験をもつ、30代後半と、40代前半の女性たちから聞いた、結婚への不安感と負担感。どうすればそんなことを感じることなく、仕事も結婚も両立しやすくなるのだろう。 結婚は不安と負担経験談を聞いたのは、30代後半と40代前半の女性三人。 一人は小さなサロンをもつネイリスト、二人は会社員。三人とも仕事も収入も安定していて、恋愛経

          結婚って、なんだか重い

          希望と命がつづく未来

          生きる意味。それはとてもシンプルで、いきつくところ「命と希望」を未来につないでいくことなのではないかと思う。分断と孤立、欲望と不満が渦巻くカオスな世界で、これからどう生きればいいか不安が広がる今。人としてどう生きて、何を残すのか、見つめ直す必要があるように思う。 変化する社会で起こること漠然とした不安と自己防衛 格差、分断という言葉が頻繁に聞かれるようになり、多くの人が漠然とした不安を抱いていると言われる今。社会全体がそこに至った背景については長くなるので触れないが、個人

          心と体に優しい時間と仕事の管理術

          あらゆることを一人で進めるフリーランスにとって、無理なく無駄なく余裕をもって仕事をこなせるかどうかは、とても重要。そのために、あんな方法こんな方法でルーティン化すればいいと多くの人が言う。それはたしかにそうなんだけど、しっくりこないことが多かったので、ルーティン化したい目的と、それによってどんな効果を求めるかを整理していきついたのが、この管理術。 頭も心も体もクリアな時間に仕事する人によりライフスタイルの違いがあるとしても、誰にも必ず必要な睡眠。 睡眠が必要な理由は「脳や身

          心と体に優しい時間と仕事の管理術

          退役軍人のメンタルサポートから見た日本

          「軍人」や「軍隊」にあまり馴染みがない日本。兵役を終え、新たな一歩を踏みだす元軍人と知り合う機会は多分あまりない。まして退役後、次の職に就くまでのサポート現場で、彼らに直接インタビューする機会はもっと少ない。人格障害、発達障害、重度の神経症の人たちのサポートを経験し、英国の退役軍人のメンタルサポート現場を知ったからこそわかったことがある。 退役軍人のメンタル英国退役軍人の、リアルなキャリア支援現場を訪問する機会をいただいたのは、もう7年も前のこと。 その当時、PKO(国連

          退役軍人のメンタルサポートから見た日本

          山の民の暮らしに学ぶSDGs

          昆虫食が話題のこの頃。コオロギがスイーツになっているのを見て、ラオスを思い出した。ラオス北部タイとの国境近くでは、コオロギなどの昆虫だけでなく、リスやモグラといった小動物やオタマジャクシも食べるので、日本では見られない光景が広がっている。山間の街サイニャブリの市場で聞いた彼らの食とライフスタイルから見る、本当の意味での持続可能に気づく。 ラオスの食文化ラオス滞在で訪れたのは、首都ビエンチャン、ユネスコ世界遺産の街ルアンパバーン、タイ国境近くのサイニャブリ。どこで何を食べても

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          ハラスメントの意味は広い

          息苦しさのようなものを感じることが増えた。 あっちでも、こっちでも、いつも周りを気にしていなければいけないような空気感が、年々重くなっていくのを感じる。フリーランスの私でさえそうなのだから、組織に属している人は恐らくもっと息苦しい。その息苦しさの原因は、アップデートできていない経営者の錆びた概念をベースとしたハラスメントにあると思う。 錆びた概念が引き起こすハラスメント ハラスメントという言葉が定着した感があるにも関わらず、する側とされる側の乖離が埋まらない。むしろ増えて

          ハラスメントの意味は広い

          人から必要とされるのが社会人?

          「社会人として、人から必要とされる人になってください」 ある著名な方が、学校を卒業し新たな一歩を踏みだす人に向けて送った、長いメッセージのなかのこの一文に、モヤモヤ違和感、なんだか心地が悪い。 必要とされる人 大前提として、人は誰しも必要とされたい願望がある。 それに関する科学的な話はいずれ別の記事にまとめるとして、数年前に他界した、日本理化学工業株式会社の大山会長が伝え続けた、導師の人間の究極の幸せの一つに「人から必要とされること」とある。 日本理化学株式会社:http

          人から必要とされるのが社会人?

          価値のとらえかた

          30年以上連れ添った包丁の「柄」の部分がそろそろ修理時。 大学入学で一人暮らしを始める時に、母と一緒に選んだもの。マメに研ぎ、柄を修理しながら大事に使ってきて、この先も使える間はず〜っと使う。 柄の交換にも費用がかかる。 新品に買い替えたほうが安いので、新しい包丁を買ってみたこともある。 でも長年使いこんだ"しっくり感"と、使っている時の"しなやかさ"が、大量生産型の包丁には感じられず、数回使っただけだった。 職人さんが造りこんだものと、工場で大量に生産されたものは何かが