見出し画像

人生のゴールへ自動的に導いてくれる「創造的無意識」

皆さんこんにちは!じぇいです!今回も前回に引き続きAFFIRMATION「言葉」があなたの人生を決めるをベースにした記事です。その中の「創造的無意識」にフォーカスしておりますので今回もお楽しみください!

・人生を有意義なものにしたい
・今の生活にどこか満足できていない
・将来に少しでも不安がある

そんな方にはぜひ読んでいただきたいです。

前々回の記事(全体の概要)はこちら
前回の記事(ブリーフシステム)はこちら

ではいきましょう!

創造的無意識とは

まずは潜在意識と創造的無意識について理解していきましょう。

潜在意識とは、顕在化していない意識のことで自分の選択と行動を自動的に決める意識のことです。馴染みのある言葉で言えば無意識、とも言えるでしょうか。

そして創造的無意識とは、潜在意識のうちの自己イメージと強く結びついた無意識のことです。つまり「自分は◯◯な人間だ」というブリーフシステムが潜在意識化したものということです。

例を挙げると「自分は普通な人間だ」と思っている人は、無意識的に普通な人間になろうとするということです。これだけだとわかりにくいと思うので、本書の例を1つ引用します。

 たとえば、ある人が「自分は沈思黙考が得意な参謀型の人間で、大勢の人々に語りかけたり、組織を率いたりする指揮官型の人間ではない」という自己イメージを持っているとします。そこへ突然、自己イメージとはかけ離れた話が持ち上がります。何でもいいのですが、町の有力者から市議会議員に立候補しないかと誘われるとします。その人には地域を発展させるためのアイデアも、市政改善のための提案も豊富にあり、市議として打ってつけの人材に見えたのです。

 ところが、このような場合、まず「わかりました。立候補しましょう」ということにはなりません。選挙協力、事務所の提供、落選した場合の身分保証 ......、有力者がどんなに強く好条件の協力を申し出ても、その人は自分が立候補できない理由を考えつきます。最後の逃げ道は、「最近、持病が悪くなったので、期待どおりの働きはできない」かもしれません。健康に不安があったためしがないのに、なぜか、そのときだけは本当に病気になってしまうのです。

 なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?それは、表舞台に立つことがその人の自己イメージにそぐわない行動だからです。市議会議員への立候補という、自己イメージから逸脱する話が目の前に降ってわいたことで、創造的無意識がもとの自己イメージの状態に戻るよう、その人に強烈に働きかけるからです。そして、創造的無意識は、あなたが受け入れているいまの現状を維持させようとします。

創造的無意識がどのように働くかお分かりいただけましたか?これらの例はマイナスへの作用でしたが、この創造的無意識はプラスにもマイナスにもなるとても重要な要素です。潜在意識にどんな内容を記録するかによって、ゴール達成のための強い味方にも、逆にそれを阻む手強い敵にもなるということです。

自己イメージにポジティブな要素を多く取り入れていれば、それに見合った行動を自動的に取るようにしてくれます。ですので創造的無意識にいい働きをしてもらうにはポジティブな自己イメージ、「自分はできる人だ」というブリーフシステムを形成する必要があるんです。そのブリーフシステムとの関連について次に見ていきましょう。

ブリーフシステムとの関連

先程の本書の例では、表舞台に立つ人間ではないと思っている人がその状況になると本当に体調を崩す、ということが起きてましたね。
これはまずブリーフシステムが「自分は表舞台に立つ人間ではない」という自己イメージを形成していた。そしてその自己イメージが潜在意識化したものが創造的無意識として自動的に自分に体調を崩させた。このような現象が起きていたことが確認できます。

ここで分かることは、自分がどのような自己イメージを持つかによって自分の行動が決定されるということです。言い換えると、ブリーフシステムで物事をどのように捉えるかによって自分の創造的無意識が作られて行動が自動的に決定されるということです。

・・・ん〜、難しいですよね〜??

だから悪いブリーフシステム・自己イメージを持っていると自分の意思に関わらず勝手に悪い行動を取るというわけです。つまり創造的無意識の根源にあるものこそがブリーフシステムで、これを変えるためには人生のゴールを設定することと、ビジョンを描くことの2つをしなければならないわけです(前回の記事参照)。

そもそもなぜ創造的無意識によって自分の意思に関わらず行動が勝手に決められるのでしょうか?

それはホメオスタシス(恒常性維持機能)が働いているからです。

ホメオスタシスとは生命が持っている、その状態を一定に保とうとする作用のことです。
例えば、入浴や運動によって体温が上昇すればどうなりますか?汗をかきますよね?それは汗をかくことによって体温を下げようとするからです。体は無意識的に平熱の36.5℃を保とうとして汗をかきます。
誰も「汗よかけ!」と言ったりしないですよね?笑
この働きのことをホメオスタシスと呼びます。

それと同じ作用が創造的無意識によって自分の行動に適用されるのです。

「自分はできる人だ」という自己イメージができている人なら、それがベースとなって自動的に自分の行動がそれに合ったものになるということです。

これが創造的無意識とブリーフシステムの関係性です。

いかに自分の行動をゴール達成に向けたものにするか?その鍵となるのはブリーフシステムを変え、自己イメージをポジティブなものにすること。そして自己イメージに基づいた創造的無意識が自動的に自分の行動をゴール達成に向けたものにしてくれます。

これからどうすればいいのか?

長々と述べてきましたが、結局僕たちがこれからどうすべきなのかということについて述べていきます。

兎にも角にも、人生のゴールを設定し、ビジョンを描くことこそが僕たちのすべきことです。というのも、今回のテーマは創造的無意識についてのものではあるんですが、これはあくまでも原理の話です。

創造的無意識が僕たちの行動を自動的に決定してくれるという原理を理解しただけでは何も人生は変わりません。

そうではなく、その原理をうまく働かせるための行動をしなければなりません。
その行動こそがブリーフシステムを変えること、つまり「人生のゴールを設定すること」と「ビジョンを描くこと」です。
詳しいことは前回の記事に書いていますので、そちらをご覧ください。(前回の記事

逆にどうすべきではないのか?

とはいえ、いきなりゴール設定やビジョンを描けないという人も多いと思います。何を隠そう、僕自身もまだそこを決めきれていません。もしかすると、現実にとらわれていて無意識的に「そんなこと叶うわけないだろう」と自分のイメージを制限しているのかもしれません。

そんな僕たちはどうすべきか?よりも何をすべきでないのか?を意識することの方が先決かもしれません。

じゃあ、僕たちは何をすべきでないのか?

それはネガティブなことを思い描かないということです。

「自分はこの程度の人間だよな」
「仕事・勉強ってつまらないものだよな」
「人生って辛いことの方が多いよな」みたいなことを避けるということです。

なぜかというと、こういう言葉や思いがあるとどんどんブリーフシステムや自己イメージがネガティブなものになってしまうからです。それによって創造的無意識がマイナス方向に作用してしまうからです。

もちろん人間なので落ち込むことはあると思います。いつもうまくいくような人生なんてありませんから。

だからといって、ずっと落ち込んだり気にしたりするのも考えものです。厳しい状況に置かれても、根拠のない自信を持って「自分ならできる」と思うだけでいいはずです。いや、ネガティブな要素を思い描かない、それだけで十分です。

ネガティブを避けるだけでこれまで見えていた世界が変わるはずです。

僕自身の経験でも同じことが言えます。
今まで言っていたグチを一切こぼさないようにすれば、必然的にこれからどうするか?というように未来に目をむけ、自分のできることに焦点を当てることができるようになりました。
ポジティブと言わないまでも、日々の時間と労力を無駄に使わなくていいようになりました。

だからこそ、伝えたい。

僕たちがすべきでないことはネガティブなことを思い描かない、それだけです。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?創造的無意識とブリーフシステムについてなかなか難解な内容だったので、もしかすると分かりづらい部分があったかもしれません。もしよくわからないところがあればコメントでもいただけると幸いです。最後には少し熱い思いが溢れてしまい失礼しました。
では今回も振り返りをしていきましょう!

創造的無意識とは
自己イメージと強く結びついた潜在意識のこと。これが自分の選択と行動を自動的に決定します。
ブリーフシステムとの関連
ブリーフシステムで形成される自己イメージをベースとして創造的無意識が働く。だからこそ、プラスな行動をしたければブリーフシステムがプラスなものでなければならない。
これからどうすればいいのか?
結局ブリーフシステムを整備しなければならない。だからこそ、「人生のゴール設定」「ビジョン描写」が必要となる。
逆にどうすべきではないのか?
ゴールを描くことが難しいなら、せめてネガティブを排除すること。それにより少しずつ前を向けるようになってくる。

今回の記事があなたの生活向上の一助となれば幸いです!

ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?