『パラサイト 半地下の家族』の元ネタ、レア映画2作品をご紹介!
アジア映画としても初のアカデミー賞で作品賞を受賞した韓国映画『パラサイト 半地下の家族』。
今観ても良くできてて面白いです。
どんな映画にも参考にされている過去の作品があったりしますが、パラサイトの元ネタと言われている作品はかなりレアな作品なので観たことある方は少ないと思います。
そんなレア映画を今回は2本、ご紹介したいと思います!
『パラサイト 半地下の家族』とは
韓国の至宝とも言えるポン・ジュノ監督によるオリジナル脚本の映画です。
とある貧乏家族が、お金持ちの一家に取り入り一人また一人と貧乏家族が金持ち家庭に家庭教師や使用人として雇われ、寄生(パラサイト)していくストーリーです。
Filmarksでの感想や、どこで観ることができるかはこちらから。
あとネタバレ考察記事を過去に寄稿したことがあります。
それでは、ここからは元ネタ2作品を紹介していきます。
ポン・ジュノ監督は個人的にもめっちゃ好きなんですが、こういうクラシック映画もしっかり観てて勉強してるんだなーって思いました。
そしてこういうキッカケがあるからレアなクラシック映画も観る気になれるし、映画との出会いがあるからいいなと思います。
『下女』
こちらは1960年製作の韓国映画です。
この頃の韓国映画ってほとんど知られていないですが、キム・ギヨン監督はその中でも名匠とされています。
主人公は学校の先生なのですが、その先生に想いを寄せる女子学生が先生の家に下女(家政婦)として入り込み、愛憎の果てにその家族を崩壊させてゆくという話です。
ストーカー的でちょっとホラーな感じになっていきます。
そしてこの『下女』は超レアで日本ではキム・ギヨン特集上映をやった際に観れたくらいで、その後リバイバルもほぼなく、DVDレンタルや動画配信にもありません。
観たすぎでボクはDVD買っちゃいました。(DVDはAmazonで売ってます!)
家には、大きな階段があるんですが構図的にその階段がこの映画の主人公じゃないかってくらい存在感があります。
『パラサイト』でも階段が家の中で特徴的でした。
『召使』
こっちは、1963年製作のイギリス映画です。
ダーク・ボガードがなかなかカッコ良く敏腕召使を演じてます。
貴族出のお金持ちが募集した召使に応募してきた男はとても優秀で、なくてはならない存在になってゆくがお金持ちの恋人は、この召使にどこか胡散臭さを感じていて追い出そうとします。
ところがお金持ちの信頼を得ている召使は、妹が仕事を探していて召使として役に立つから雇ってはどうかと勧め、妹も呼び寄せてします。
そしてお金持ちがいない時に…という展開。
『召使』の方がストーリー的には『パラサイト』に近いです。
似てるんですが『パラサイト』とは違うため、結局どうなっていくのか先は読めずにサスペンスをしっかり楽しめて、映画としてちゃんと面白いです。
そしてこの豪邸にも大きな階段が出てきてキーポイントとなってます。
この作品は、現在はU-NEXTで配信中です。
AmazonでもDVDが購入できます。
最後に
今回は、『パラサイト 半地下の家族』の元ネタ2作品を紹介してみました。
なかなか鑑賞できる機会のない作品ではあるのですが、『パラサイト』が好きで、気になった方はぜひチェックしてみてください。
最後までありがとうございます。