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【作家の本棚】三浦しをんにとって、読書は趣味ではなく、人生そのもの。

読書は人生そのもの!
そう語る三浦しをんは
何を読んできたのでしょう?
彼女はあまりに愛読書が多過ぎるから
本棚紹介も難しい(笑)。

読書エッセイのどれかの
一部に絞ってみましょう。
一番いいのは、最初の
読書エッセイが
うってつけですかね。

そんなエッセイ集
『三四郎はそれから門を出た』の
第1章と第6章に取り上げられた
愛読書をご紹介することにします。

タイトルや作者名から
色々なことをイメージしながら
楽しんでみてください。
私はこの「セットリスト」を
見ながら、ハイボール2~3杯は
いけますね(笑)。

第1章
『海辺のカフカ』村上春樹
『神聖喜劇』大西巨人
『趣味は読書。』斎藤美奈子
『リアルワールド』桐野夏生
『廃用身』久坂部羊
『陰摩羅鬼の瑕』京極夏彦
『虹果て村の秘密』有栖川有栖
『終わらざりし物語』J.R.トールキン
『膝栗毛はなぜ愛されたか
糞味噌な江戸人たち』綿抜豊昭
『おぬしの体からワインが出て来るが
良かろう』宮藤官九郎
『ダンスがすんだ』フジモトマサル
『黙って行かせて』ヘルガ・シュナイダー

第6章
『双調 平家物語』橋本治
『歌舞伎町の黒幕』
『春になったら苺を摘みに』梨木香歩
『散歩もの』原作・久住昌之、
作画・谷口ジロー(マンガ)
『インスタント・ライト』
アンドレイ・タルコフスキー
『もろとも』西田東(マンガ)
『ミシン』嶽本野ばら
『水の家族』丸山健二
『ホラー・ドラコニア少女小説集成』
澁澤達彦
『とんまつりJAPAN』みうらじゅん
『ファイブスター物語』永野護(マンガ)
『のだめカンタービレ』二ノ宮知子(マンガ)
『ドラえもん』藤子・F・不二雄(マンガ)
『百鼠』吉田篤弘
『少年トレチア』津原泰水
『SEX』上條淳士(マンガ)

これはあくまでタイトルで、
本では、それぞれ、三浦しをんの
ほとばしる愛が綴られています。
三浦さんの守備範囲の広さは
ずば抜けて凄いですね。
しかも本に対するほとばしる愛!

詳しくは
『三四郎はそれから門を出た』
(初版は2006年。今はポプラ文庫)
をお読み下さい。

それにしても、我ながら
不親切な記事ですいません(笑)。
でも…三浦しをんの本文が
あまりに面白過ぎて、
私が今さら解説するのが
もはや愚の骨頂に思えて_汗。

気になるタイトルが半分以上あったら
読書領域の広さはバッチリ?
それにしても、不親切な記事で
すいません。
良かったら実物を。

三浦しをんは、作家として、
シリアスからコメディ、お仕事小説、
恋愛小説、エッセイまで書ける天才。
彼女にとって読書は
呼吸するようなものらしい。

皆さんは、上のセットリストで、
ハイボール、何杯いけましたか?
(笑)

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