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【時代】規制が何もない自由過ぎる自由はなぜか生存競争になる?

今は自由だ。
自由すぎて怖いとすら感じてしまう。

もう何をしてもいい。
しなくてはいけないことも
してはいけないことも、
法律や信頼に関することさえ
きちんと守れれば、
私たちは前代未聞のフリーダムだ。

と50歳のおじさんが、
感慨深く言っても、
今20代30代の人には、
これが当たり前だから
何のことかピンと来ないですよね。

私も、戦争は知らない。
学生運動も知らない。
冷戦と核の脅威はかろうじて
幼年時代の直感で知ってる程度。
昔はいつの時代も、大きな敵、
巨大な壁が立ちはだかっていた。

国家やイデオロギーが
かつては人間をもろに
苦しめてきたけれど、
今は国も言い訳ばかりする
せこい小物になってしまった。
絶対的なイデオロギーも
もう今はどこにもない。

これはいいことなんですよね。
謳歌して楽しめばいい。

でも、今は規制緩和が行き渡り、
もはや規制がなくなってきてる。

令和の私たちは今、
突然やってきたような
この「自由の時代」を
もてあましているようだ。

わざわざネットで、
ぶっつぶす敵を作ってる。

○○ハラスメントといった
旧態依然の弊害が減るのは
素晴らしいことです。

でも、この規制なき時代は
国も会社も組織も他人も、
最後までは自分を守ってくれない
生存競争であると、
どこかで感じてるからか、
みんな、自分のために
学びや気付きやスキルアップに
必死になってる…。
なんだか、これはこれで
非常事態のような余裕のなさ。

本当は、もっと、
「やあ、自由っていいなあ」なんて
日光浴しながらコーヒーでも飲んで
気楽にやれたらいいのになあ…。

私たちは、あまりに自由すぎると
どうも持余すのか、居心地が悪いようだ…。

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