【失敗】人生最大の汚点は何ですか！？

コインランドリーで
「あなたの人生最大の選択は？」と
様々な人にインタビューしていく
テレビ番組がありました。
先日、その話を書きましたが、
実は続きがありました。

コインランドリーだからでしょう。
選択を聞くと同時に、
もう一つ、訊いていました。
それは、
「あなたの人生で最大の汚点は
何ですか？」という質問でした。
コインランドリーだから、
汚れ、汚点、という質問に
なったのでしょうね？

人生最大の汚点！
もし、そう聞かれたら、
私はやはり、恋愛というか
結婚にまつわる話ですね？

30歳の時、
人生最高の恋人ができました。

あんなに気が合い、
いつでも話が盛り上がり、
まるで姉妹じゃないかと思うほどで、
かつ、あんなにタイプだった恋人も
いませんでした。

私は交際を始めて数ヶ月で
これは結婚だなあ、と思ったら、
彼女もそう感じていたらしく、
結婚しようかという話になりました。

そんな流れから、
じゃあ、交際を始めた日の１年後に
プロポーズしよう！
私は満面の笑顔で、彼女に
そう話してました。

すると、なぜでしょう、
彼女はよく怪我するようになりました。
急に職場で階段で滑ったり、
カッターで指を切ったり、
事故？が増え始めた。

プロポーズされる！と　
日にちまで決まってしまうと、
人はプレッシャーを
感じるものなんですね。

というか、
なにより、プロポーズは
いつするかは公言せず、
まあ空気的になんとなく
気づいてるけど、、、、
的な感じですよね？

それを、男女の機微に疎い私は
デートのたびに、
「◯月◯日にはプロポーズするね」
と彼女に言ってました。

その圧が、どんどん彼女を
追い詰めていったんですね。
そのため、カッターで指を切ったり、　
階段で転んだり。

私はだんだん近づく約束の日のことで
頭がいっぱいで、
彼女の中でいまどんな不安が
起こっているのか？
考える余裕がありませんでした。
もうただ、ただ、
プロポーズする場所や言葉で
頭がいっぱいでした。

バカでしたねえ。
天下無双の最低なバカ野郎！

なぜ、彼女の気持ちを
少しでも汲み取ろうと
しなかったのだろうか？

その時の彼女から、
プロポーズ予定日の２週間前に、
鎌倉で初詣デート中、
喫茶店で別れ話を告げられました。
私は喫茶店で
わんわん泣いたことは
今もまだ私の人生最大の汚点です。

なんて、女性の心理について
わかっていなかったことか。

それから、１年、
私は、毎朝、毎晩、泣いていました。

ポッカリできた心の穴は
なかなか埋まりません。
いまもまだ、鎌倉には
足を向けるのが躊躇されます。

汚点。
それは、なかなか洗っても
取れなかった汚点でした。