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【読書】エッセイと評論の間のような本は、なんて呼べばいい?

エッセイでもなく、
評論や論文でもなく、
その中間のような本が巷にはいっぱい。
なのに、それらに対する
きちんとした呼び名がない。

たとえば、河合隼雄さんの
心理学に関する本で
『カウンセリングを語る』とか
『母性社会日本の病理』とか。
これらは『こころの処方箋』に比べ
遥かに専門的に踏み込んで
話を展開しておられる。
とはいえ、学術論文ほど
硬くはない。わかりやすい。

また、養老孟司先生で
『バカの壁シリーズ』は
非常にわかりやすいですが、
これらはライターさんが
養老さんの口述を元に
本にしておられる。
いわば他人が介在してる。
でも『唯脳論』や『脳の見方』
『神は詳細に宿る』など
先生が自分でねっちりねっちり
書いた本は、ちょっと難解になる。
でも学術論文ほどでもない。
とは言え、フランクなエッセイと
いうのは無理がありそう。

それから、池谷裕二さんの
脳研究の本も、一般人むけに
わかりやすく書かれています。
でも、専門書的に
テーマを追求しておられる。
『脳は何気に不公平』とか
『進化しすぎた脳』とか
わかりやすい名著がたくさん。

こうした本はなんて
呼んだら良いんでしょうね?

評論的エッセイ?
専門書的エッセイ?
解説的エッセイ?
エッセイ的解説本?

考えると、自分の好きな本の
ほとんどは、こうしたタイプ
ばかりだったような。

やはり専門家が書いた本は
内容がしっかりしてる。
最先端の話もしてくれる。

それでいて、
問題のあり方を、
一般読者にも関心高く読めるよう
「開いた」状態にしてくれてる。
エッセイみたいにごくごく読める。

ここがポイントですね。
「開いた状態」にできるか?
「閉じた状態」のままになるか?

最初から一般人向けな
関心の持ち方をして日々
研究してる訳ではないでしょう。
そんな風に一般人に媚びたら
底の浅い研究しかできませんね。

ポイントは
そうした深い研究をどれだけ
一般人に関心高く聞いてもらえる
語り方や見方を見つけるかでしょう?

まあ、次元が甚だ低い私の例を
出して申し訳ないですが、
何かnoteで書いてみたい感触を得た時、
でもそれを大勢の方のところに
届けるにはまだまだ熟成が
足らない、、、、ということが
よくあります。

そんな状態だけど、
ガマンできずに書いたら
まあ、結果はきちんと正直に出ますね。
スキ数や全体ビューが
ごっつい少ない(笑)。
というか、最近、それが
続いてしまってるような…。汗。

自分の独りよがりな感触を
熟成途中のまま記事にしようと、
広く読まれるように
無理やり形だけ、仕立てあげてる
感じかしら?

何だか最近どうもスランプだなあ、
という愚痴になってしまいました。
お後が悪いようで…。

さあ、気分一新して、
明るい1日を始めましょうか(笑)。

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