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被害者になるな! NBA名監督Doc RiversのUbuntuとは?

みなさんこんにちは。
コーチのじゅんです。
スマホゲームのコンサルティングと
企業向けコーチングサービス
を提供している会社の代表でもあります。


今回もまた
素晴らしいものを見つけてしまい
夜中3時半なのに紹介せずにはいられません。

Netflixで僕はドキュメンタリーばっかり見てるんですが
「そうそうこういうの!!」というものにまた出会いました。


The Playbook

僕のやっている「コーチ」とは違う
スポーツのコーチにインタビューし
彼らの哲学「Ruleルール」を聞くものです。

その1人目からメッチャ面白い。
NBA屈指の名コーチDoc Rivers


Rule1: Finish the race やりきれ

やりきれ、という父からの教え。
彼は学校では問題児だった。
ある時教師が「みんなの夢を書きましょう。何になりたい?」
と聞き、全員に黒板へ書くように指示した。

Docは「プロのバスケ選手」と書くと
その教師は黒板消しを取り出し
「もっと現実的なものを書いて」と伝えた。
Docはもう一度「プロのバスケ選手」と書くと
教師は父親を呼び出した。

呼び出された父親は
学校での態度に関しては厳しく注意したが
「夢を持つ事自体は悪くない」
「ただ決めたらやりきるんだ」と。

学校に戻ったDocはもう一度
黒板に「プロのバスケ選手」と書いた。

なんていうドリームキラー。
こういう教師、大人は世の中に5万といる。
悲しい。悲しすぎる。
しかしそこで全く折れなかったそのマインドが
彼の夢を叶えさせたのは間違いない。
もちろん実際NBAの選手になった。


Rule2: Don't be a Victim 「被害者」になるな。


Bostonでコーチとして輝かしい成績を残したあと
Los Angeles Clippersに移籍したが
2014年、そのClippersのオーナーDonald Sterlingが
黒人差別を語っている音声が流出。
プレーオフ4戦目を目前にしている中
この問題によりファンの多くは
プレーオフのボイコットを要求した。

Docはまさに差別対象となったアフリカ系黒人である。
選手にも黒人は多く含まれていた。
4戦目を戦うかどうか、
彼は意見がまとまらない選手にこう語った。

「この発言に、私より怒っている人はそうはいない。
かつて住んでいた街では差別の為に暴動が起き
最初の妻(白人)は私と結婚したばかりに
車に差別用語を書かれタイヤを切り裂かれた。
子供の頃からこんな事は何度もあった。
だがその時から、母にこう言われていたんだ。

被害者にはなるな。

今回の件でも私は「かわいそうな被害者」にはならない。
私達は皆、NBAでプレーしたいという夢を持って
毎日家の庭でボールを投げていた。
それを、彼の言葉の為にボイコットすれば
勝つのは彼、彼の言葉だ。
そんなものは私達の夢を邪魔するものにはならない
そういうメッセージを伝えたい」

それを聞いてチーム全員は
プレーをする事と、個別の発言をしない事を決定。
選手が発言するとそこに注目が行き
話題がオーナー自身ではなく選手にいく。
彼らは代わりに
チーム名の入ったジャージをコートに脱ぎ捨て
シャツを裏返してチーム名を見せないという
抗議を試合前に行ったあと
プレーした。

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この「被害者になるな」
は非常に心を打つ言葉でした。
人は辛い状況にあると、被害者になりたがる。
特に人種といった「どうしようもないもの」なら
それも仕方ないというもの。
しかし「それで何が良くなるの?」という
母親からのメッセージが
こういう瞬間に大事な決断をさせた。
道は自分で切り開く。という強さ。


Rule3: Ubuntu is the way of life

「これはただの言葉じゃない
 生き方の事だ。」

17歳の時に彼はそう教えられ
そこからこの言葉Ubuntuは彼の哲学になった。

Ubuntuはアフリカで広く使われている言葉で
単純化して訳すと「I am, because you are」らしい。
つまり、「私という存在は人々がいる事で存在するのだ」と。

「他の誰かが優れている事で
 自分がその分みじめになるわけじゃない。
 むしろ逆だ。他の人が素晴らしいという事は
 自分も素晴らしいのだ」

まだまだわからない言葉ながら
「自分が存在するのはみんなのおかげ」
みたいなレベルじゃないことはわかった。
自分という存在は周囲が定義するだけでなく
周囲の人間も自分の一部、
自分も周囲の人々の一部だと。

Boston時代、スター選手が3名同時に入る事になった時
彼はこの言葉を選手たちに伝えた。
選手同士が合言葉にする程に広まり
試合前の掛け声も「Ubuntu」になった。
「ある日飛行機の中で自分の食べ物を取ってきたんだ。
そしたら選手の一人が
「コーチ、他の人の分は?Ubuntuじゃないね」と。
最高の気分だったよ」


これ以降も、2つの心を熱くするルールが出てきます

Rule4:Pressure is privilege
プレッシャーは、特権だ

Rule5: Champions keep moving forward
チャンピオンは何があっても、前に進むんだ

最強のコーチとタレントを当時誇ったLA Lakers相手に
25点差をつけられた時
彼が選手に何を言ったのか

NBA優勝の旗を目標とし続けるために
彼がした「消えることのない火」とは?

ぜひ本編をお楽しみください。
しびれます。


スポーツの偉大なコーチのマインドセットを学びながら
僕も偉大なコーチを目指します。
現在個人のコーチは信頼できる仲間を中心に紹介しています。
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