Junko Takahashi

「大人も子どもも夢を描ける社会」が理想。 糖尿病内科医、2歳・5歳・7歳の母。絵本出版。

Junko Takahashi

「大人も子どもも夢を描ける社会」が理想。 糖尿病内科医、2歳・5歳・7歳の母。絵本出版。

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    気まま更新です

  • つれづれ日記

    女医の日常、時々子育て。

  • 絵本作家へまっしぐら

    2022年、絵本の出版の道のり。

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    意見を持つ、ことをまずは大事に。

  • お医者さんのこぼれ話

    基本的に余談。ちょっぴりのユーモアを添えたり添えなかったり。

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LIFEオススメ本:限りある時間の使い方人生は「4000週間」あなたはどう使うか?

みなさんは「時間」と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか? 「時間が足りない!」 「あれ、もうこんな時間!」 気づけばこんな風になることは、私だけではないはず… 今回紹介する本。 限りある時間の使い方 「限りある時間の使い方」なんてとっても魅力的ですよね。 「これを読めば、私も時間をもっと上手に使いこなしてあれもこれも、できるようになるかも」なんて想像される方もいるかもしれません。 ですが、この本はそういった過度な期待に応える本ではありません。どちらかと絶

    • 動き出す、2冊目の絵本。

      育休から仕事復帰してから1年2カ月。 前回のnoteから約半年。 何をしていたのかというと。 育児をして、家事をして、仕事をしていました。たぶん。 (見出し画像:2歳前後の次女の絵。好き) 私なんてもう相当いい大人なはずなのに、すでに出ていた答えに△をつけて保留にして、また引っ張り出して、決定時期を延長して、ぐるぐる回って。ということが多数あるんですよ。 毎日大体うっかりしてますし。 文章書くのが好きなタイプの私が何の文章をどこで書いていたかということなのですがね。

      • LIFEオススメ本:DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

        人生を豊かにしたいと、思わない人はいないのではないのだろうか。 今回紹介する本。 尊敬する同じくママ女医の友人: がオススメしてくれていた本は、結構読む。 この本は目次だけでも書いてある内容が想像がつくので、目次を載せてみる。 前半は、よく聞いたことあるかのように読んでいたのだけど、 後半の ルール5 ── 子どもには死ぬ「前」に与える ルール6 ── 年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する ルール7 ── やりたいことの「賞味期限」を意識する ルール8 ──

        • 小1娘から、7歳の誕生日の日にもらった手紙とオススメノート

          たぶん去年ぐらいから、子どもからもらった手紙を宝物のように取ってある。 子どもの感覚に、驚くこと多数で、その気持ちを取っておきたくなる。 7歳の娘の誕生日。 またも私を驚かせてくれた。 私はよく、楽しかったことや悲しかったことを聞く。 悲しかったことや困ったことは、特別聞きたいとよく言っている。 うん。 悲しいこともあるよね。あっても全然おかしくない。小学校に入って新しいお友達がほとんどで、慣れないことだらけで、何もない方が衝撃です。 「かなしいこともあったんだよ

        LIFEオススメ本:限りある時間の使い方人生は「4000週間」あなたはどう使うか?

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          LIFEオススメ本:これからの男の子たちへ :「男らしさ」から自由になるためのレッスン

          またもやジェンダー系の本が続く。 なぜかって、人生で自分が困ってきたことの答えが、ジェンダーに関する本に散らばっているから。 今回紹介する本。 自分が困ってきたことを振り返れば振り返るほど、気になること。 自分と他者は違うので、相手の心情は理解できないことは前提として。 息子に、自分を尊重しながら健やかに育ってほしい。 自分を大事にしてほしいし、無理解に相手を傷つけることは回避してほしい。絶対に誰かを傷つけてはいけないとは言わない。だって、私だって周りの人を無理解

          LIFEオススメ本:これからの男の子たちへ :「男らしさ」から自由になるためのレッスン

          LIFEオススメ本:炎上CMでよみとくジェンダー論

          ジェンダーに関する本が、刺さる。 読んでみると、自分がなんとなく困っていたことが言語化されていたり、色んな角度からそれが明らかになってくるからだ。 今回紹介するのは、「炎上CMでよみとくジェンダー論」。 そして今、感想を書こうと思いnoteを開いたところ、驚いた。 前回LIFEオススメ本で紹介した、「彼女は頭が悪いから」で紹介していた対談記事を読んでの自分の感想が… 「ただ、この本からの対談イベントで集まった、ジェンダー論を教える東大大学院教授の瀬地山角さんという方

          LIFEオススメ本:炎上CMでよみとくジェンダー論

          ちょっとうすいいろのミックスがあったらソーハッピー

          長女の、卒園式があった。 まさにその朝、夫不在で下の子たち2人の保育園の準備をしながら、長女と自分の準備をしていた時。 「あれ?長女ちゃんのメガネは?」 「さっき次女ちゃんが取って、あれ?」 「あったよ~」(片方のフレームの付け根の部分が折れている) 卒園式当日にメガネが折れた。 テープで止めたがすぐに抜けてしまい、さすがにズレるのでメガネを外しての卒園式となり長女はよく目を細めながら式を終えた。 即メガネを直しに行ったが、修復不可能とのことだった。フレームを変

          ちょっとうすいいろのミックスがあったらソーハッピー

          LIFEオススメ本:彼女は頭が悪いから

          正直に言うと。 私は、自分の子どもが被害者や加害者になることを恐れている。 この中で紹介した、フェミニストの上野千鶴子さんから派生して、 上野千鶴子さんの東大での祝辞の中に引用されていたのが、今回紹介する本。 「彼女は頭が悪いから」 タイトルを見ただけで、破壊力がある。 しかもこの本は、実際の事件から着想を得て、書いたフィクションの小説なのだ。 フィクションなのだが、被害者、加害者のことが、リアリティをもって描写されている。 読みながら、いままで女性として自分が

          LIFEオススメ本:彼女は頭が悪いから

          14年ぶりの1人旅で得たものとは何だったのか

          音楽が流れ、私はチーズテリーヌを食べ、アイスカフェラテを飲んでいる。 遠くには広大な瀬戸内海があり、瀬戸大橋が見える。小さな船やタンカーまで船がいくつも見える。海では人や物がこんな風に行き交っているのを、初めて見たかのようにその光景を観察している。 アイスカフェラテを飲みながら、西加奈子さんの「まにまに」の感想を書き、一段落した。 もうそろそろ帰路に着く。とても名残惜しい。 私がこの旅で得たものは何だったのだろうか。 まぁ、何かを得ないと旅行じゃないということもないだろ

          14年ぶりの1人旅で得たものとは何だったのか

          おすすめエッセイ:まにまに

          まにまに。 1人旅の間。海辺で、そしてホステルの部屋でごろごろと「まにまに」を読んだ。友人が勧めてくれた西加奈子さんのエッセイ本だ。 私は、エッセイが好きだ。 岸田奈美さんのnoteを読んで、エッセイの面白さをした。   そこから向田邦子さんにたどり着き、時代が違うのに、こんなにも自分に近しい部分を見つけられるのかと驚いた。 そしてさくらももこさんを読み、現代にだんだんとたどり着いてきたのが、西加奈子さんだ。 そうだ、合間にブレイディみかこさんも挟んだ。 西加奈

          おすすめエッセイ:まにまに

          14年ぶりの1人旅

          おそらく。 おそらく大学4年生の時にヨーロッパに旅に出て以来。 その後の記憶が定かでないのでおそらくとしか言えないが、そうだとしたら14年ぶりだ。 1人で1時間ほど車を走らせる。宿に着く。目の前にはすぐ海だ。 階段があって砂浜に降りる。岩場があってそこに腰掛け、ざーざーざーと言う波の音を聞き、いその香りに気づく、 遠くにはたくさんの島々と瀬戸大橋だ。まぶしいので、そこまで遠くを見るわけではなく近くの水際に目を落とす。 少し吹いている風が涼しい。寒くはないか少し体が冷え

          14年ぶりの1人旅

          医療系オススメ本:最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM

          健康な老後を送るために 医者になって良かったと思うことの一つは、勉強してきた知識が自分や家族や大切な人たちの健康を保つのに役立つということです。基本的な考え方の根本は通じるところがあっても、どんどん医療は発展していくから都度都度アップデートは必要ですが… 今、ネットやSNSに溢れる情報は、極端なものやフェイクも混ざっていて、購買意欲をそそるために過度な宣伝もちらほら。 医者は、実際にどのように考えているのか。 どのようなメリットのために治療を勧めているのか。 そんなベース

          医療系オススメ本:最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM

          東京医科大学の不正入試問題とは、一体何だったのか。報告書から分かること。

          「おっさん社会が生きづらい」という本を読んだ。 フェミニストによる、東大の祝辞 これにフェミニストの上野千鶴子さんとの対談が載っていて、平成31年度東京大学学部入学式 祝辞を読み返したことがきっかけだった。 (このスピーチは、今読み返しても、弱者への支えがすごい。これ以降の祝辞も読んでみたが、上野さんは祝辞にのっている熱量が秀でている。) この祝辞に、数年前に話題に上った東京医大入試での不正入試問題が言及されていたのだ。 東京医科大学の入試は、結局何が問題だったのか

          東京医科大学の不正入試問題とは、一体何だったのか。報告書から分かること。

          LIFEオススメ本:おっさん社会が生きづらい

          「おっさん」という表現を、男性は恐れているらしい。 私自身医師という男性が多い業種ではあるが、男性社会と捉えたことはあるものの「おっさん社会」と考えたことはなかった。 今回紹介する本。 「おっさん社会が生きづらい」 タイトルからして、なかなかパンチがある。 これを読むことになったきっかけは、友人の紹介。 おっさん社会って、具体的には? という女性側から見た痛快さを期待する気持ちと。 おっさん社会が自分に染みついている可能性があるのか? という、自分にブーメラ

          LIFEオススメ本:おっさん社会が生きづらい

          子育てオススメ本: お金の教育がすべて。 7歳から投資マインドが身につく本

          私の中では、どんな本でも、子育てか、キャリアに分かれるようです。 どんな知識も、子育てに活かす気満々です。 今回はお金についての本。 お金に関する本の紹介は初めてですね。 その中から最近読んだ1冊をご紹介します。 「お金の教育がすべて。 7歳から投資マインドが身につく本」 はじめに一言。 「分かりやすいー!」 7歳から投資マインドが身に付く本と題しているだけあって、内容がわかりやすい。 お金の歴史お金についてなどがさらっと勉強できた。 お金…。みなさんは、子供の

          子育てオススメ本: お金の教育がすべて。 7歳から投資マインドが身につく本

          LIFEオススメ本:「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略

          「読書記録をいつかつけたい…!」 ようやく重い腰を上げて、今年から読書感想文を始めています。 子育て キャリア 幸せ などのカテゴリーに分けて、アウトプットしていきますよー。 今回は、キャリア系初回に引き続き、ワーママはること尾石晴さんの本。 このぐらいの世代の女性の方のキャリアに関する本は、そういえば読んだのが初めてです。 筆者は、私より少し上の年ですが、書かれている内容は悩みにしろなんにせよ、共感できること多数。 この本で「40歳の壁」を超えるために提唱され

          LIFEオススメ本:「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略