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LIFEオススメ本:限りある時間の使い方人生は「4000週間」あなたはどう使うか?

みなさんは「時間」と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?

「時間が足りない!」

「あれ、もうこんな時間!」

気づけばこんな風になることは、私だけではないはず…


今回紹介する本。


限りある時間の使い方


「限りある時間の使い方」なんてとっても魅力的ですよね。

「これを読めば、私も時間をもっと上手に使いこなしてあれもこれも、できるようになるかも」なんて想像される方もいるかもしれません。

ですが、この本はそういった過度な期待に応える本ではありません。どちらかと絶望させる本です。


内容を端的に表すとこうなります。

人生は短い。大事なことに集中せよ。


「時間は限られているのだから、あれもこれも叶えるのは無理で、本当に大事なことに集中して人生を楽しもう。」


ほう。

ほう。

いや。

とはいえこう言ってしまうと身もふたもなく…
じゃあどうすればいいの?というところが気になるところですよね。

2点だけ、それを理解するためのポイントをお伝えします。


一つ目は、本書で抜粋されているエッセイストのマリリン・ロビンソンの言葉を借ります。

謎の目的の手段のために、せっせと準備するな


自分とまったく関係のない不可解な目的の手段となるために、自分や子どもたちをせっせと準備している

限りある時間の使い方 人生は「4000週間」あなたはどう使うか?

これ、刺さりませんか?

せっせと準備する自分の姿…

今現在が、不確定な将来のためのただの作業になってしまっていませんか?ということです。

恐ろしい。身に覚えがあるだけに、恐ろしい。

今自分がやっていること、子供のためにと思ってやっていること、そしてなんとなく必要かなと思ってやっていること。

それほど大事じゃないことのために、貴重な子供との時間を、急かしたりコントロールしようとする時間に使うなんてもったいない。


二つ目。

効率化に走りすぎて逆に時間の無駄


でも効率化の罠の本当に怖いところは、量だけでなく質にも影響することだ。すべてを詰め込もうとすればするほど、なぜかどうでもいいことに時間を費やしてしまう。

限りある時間の使い方 人生は「4000週間」あなたはどう使うか?

いや、なんか、なんか分かる…

やろうと思っていたことがあったのに、やろうやろうと思うあまりにストレスになるのか、気づけばスマホを触って時間が過ぎたり。

そして時間が過ぎた後に、「あれ、何するのだったかな?」なんて…

みなさんは、思い当たることはありませんか?

そうなった時に、時間を無駄にしたなんて責めているのはあなただけではないのです。

まるで、自分だけが時間をうまく使えていないかのように思いがちなのですが、皆が同じことで悩まされている現状があると。




ここまで2点、理解するためのポイントを紹介したのですが…

本書が、力を入れて書いていることは、あれもこれもと据えた時間管理は無理だと絶望しましょうというメッセージ。

あれもこれもと据えた時間管理は無理。

そのメッセージを分かりやすく時代の背景から、色んな角度から伝えています。

もう一度!

あれもこれもと据えた時間管理は無理。

かくいう私も今まで、自分がうまく時間を使えていないと罪悪感を覚えていたことは多々ありました。

その私が時間を管理してあれもこれもやろうなんて不可能だと気づいたことで、反対に活力がわくのは不思議な気分です。


以前、幼稚園に行っていた娘が
「(時間が決められていて)もっと(絵を)描きたかったのに時間がなかった」と、涙を浮かべそうになっていました。

授業にせよ、習い事にせよ、世の中には時間が決まっていることはたくさんあります。

ただ、その中で、じっくり時間をかけて自分の好きにしてもいいこと。これができるのが家庭かもしれないなぁとその時に思ったよね。

私も大事な人、コトを大事にしよう。

それではー




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