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やっぱり詰めこんじゃう長野バスツアー記③戸隠神社奥社・九頭龍社

 山に登るたび体重を落とそうと思うけどそんなに山に行くわけではないので毎度何も変わらないじゅんぷうです、こんにちは。
 おひとりさまで参加した長野バスツアー記、前回noteからの続きです。

戸隠神社奥社・九頭龍社

バスツアーは中社を後にし、
奥社参道入口まで
またバスで移動します。

日曜の午後3時半ごろ。
駐車場はマイカーがびっしり…!

このあとの軽登山と、
さっきの中社の参拝と御朱印の待ち時間を考えると
時間的不安もありますが
火之御子社きっかけのヒノさん(仮名)
と一緒に歩き始めます。

駐車場から少し入ったところにある奥社参道入口の鳥居。もう始まってる雰囲気
この時間からスタートの人、けっこう多い
参道入口からこちらの随神門までは平坦な一本道で1キロ
朱塗りの門と茅葺き屋根の上の緑が圧倒的存在感
しばらく巨木の杉並木がつづきます
参道の入口から気持ちのよい空気でしたが、随神門を境にまた空気が変わるのを感じました

随神門から奥社までは
さらにまた1キロ。
こんなにいいお天気だけど
所々にぬかるみもあり
奥社に近づくにつれ激しめの登りもあり
トレッキングシューズで来てよかった。

でもわたしは足よりも
マスク外しても心肺がついていきません。
バスを降りるときにドライバーさんが
「登る前にしっかり深呼吸忘れないで!」
と言っていたとおりで、
もう必要以上に深呼吸。

写真など撮る余裕もなくなった状態で
(きのこ汁しっかり食べといてよかった)
力を振り絞り、奥社に到着です!
標高1350メートル。

奥社と九頭龍社は
思っていた以上に近くに並ぶように建っていて
これ以上登らなくてよかったと安堵。

こちらが奥社
手前に九頭龍社

奥社の御祭神は

天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)

九頭龍社の御祭神は

九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)

天手力雄命は、
天岩戸開きで岩戸をこじ開け
天照大神を岩戸の中から
引っぱり出した力の神。
そのときに投げた岩戸が地に落ちて
戸隠山になったという謂れです。

天岩戸にお隠れになった天照大神を
お出ましさせるための神楽を考案したのが
中社の天八意思兼命。
今回は行けない戸隠五社の宝光社には
その御子神である天表春命(あめのうわはるのみこと)
火之御子社には岩戸の前で舞い
天照大神の気を引いた天鈿女命(あめのうずめのみこと)と、
天岩戸神話にまつわる神々が祀られているのです。

で、九頭龍社。

ここまで
奥社を目指してみたいに書いてはきたけど
もちろんそれはそうなんだけど
真の意味でお参りしたかったのはこちら。
奥社よりも古く創建されたという九頭龍社。

もともとの戸隠の神で、
この地に「天手力雄命をお迎えした」
ということは普通に歴史を考えたら
征服された神。
だから奥社とこんな位置関係で建ってるんよね
と実際にお参りしてしみじみ。

戸隠で九頭龍大神の周りを固めるのは
天岩戸オールスターズ。
そして岩戸神話の主役のはずの
天照大神はいない。
という事実が九頭龍大神を物語っている気がして
鬼女・紅葉の伝説も重ねて見えて
それはもう神妙にお参り。

虫歯の御神徳もあるとか…
おみくじは自分の「数え年」を申告すると神職さんが引いてくださる
ものすごい達成感で清々しい。夏至を過ぎたばかりで夕方の明るさもいい感じ
帰りの随神門。行きとはなんだか違う顔
わーん食べたいー!けど集合時間ギリー!!ガイドさんの読みすごい

戸隠には「呼ばれないと行けない」と
よく言われるようですが
山を下りながらもう呼ばれっぱなしです。
今度は現地の宿坊かゲストハウスに泊まって、
五社めぐりをしないと。
戸隠蕎麦も食べていないし。

修験道の聖地として神仏混交の時代は
比叡山や高野山に匹敵する霊場となり
戦国時代には川中島の前線として重視され
江戸時代は幕府に手厚く保護され
明治の神仏分離…
これほど時の権力者に重要視され
その本当のところは神秘の戸隠、
今回はトータル3時間半ほどの
滞在でしたが行けてよかった。

お次、お泊まりは松代へ参ります。



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