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スパイク(アタック)

< スパイクとは >
プレー中に相手コートへ返球するプレーの総称であるが、「アタック」ということもある。

公益財団法人 日本バレーボール協会 コーチングバレーボール基礎編より(大修館書店)


一連のスパイク動作は、おおまかに「助走から踏み切り」→「スイング」→「ジャンプ着地」からなります。


・ 助走は、様々なアプローチ方法がありますが、スパイクでの助走歩数は1~4歩で、より高い位置で、より強くボールをヒットするためには、十分な助走距離と歩数を確保することが必要である。

・ 踏み切りは、床面(地面)を蹴って空中に跳び上がる動作で、助走で得られた水平方向のエネルギーを、踏み切り時に垂直方向へと転換する。基本は両足で踏み切ること。

・ スイングは、ボールを打つために腕を振ることであり、腕を振るフォームは様々ある。スイングにおける「テイクバック」はボールを打つための動きの準備局面であり、「フォワードスイング」はボールを実際に打つ方向へ向かう腕の動きであり、「ヒット」はボールを打った瞬間、ちなみに「フォロースルー」はボールを打った後、振りが停止するまでの腕の動きである。

公益財団法人 日本バレーボール協会 コーチングバレーボール基礎編より(大修館書店)


スパイクの目的は、得点することと相手チームの「攻撃」の体勢を崩すことです。

つまり、スパイクで求められるのは、スパイクで得点できる能力ということがいえるでしょう。

では、そのスパイクで得点できる能力とは・・・❓

・ ジャンプ力
・ スイングでの力(パワー)


身長の高さ(腕の長さ)ということもありますが、これについては技術どうこういえることができませんので、この上記の2つがスパイクで得点できる能力となります。

ジャンプ力、スイングでの力(パワー)は、主にトレーニングが必要となりますが、成長期のバレーボール選手のトレーニング法に関しては、別のnoteで書かせて頂き、ここでは控えさせて頂きます。

トレーニング以外でスパイクに必要な体の使い方として、スパイクのタイミング、助走でのスピード、バックスイングの速さ、踏み切りの強さ、テイクバックの位置、空中でのバランスなど様々ありますが、これらは反復練習の中で身についていくものなので、練習あるのみですね。


バレーボール動作の中で、一番体を故障しやすいのはスパイクになります。

スパイクではケガよりも圧倒的に故障が多く、原因としてはオーバーユース(過剰な負荷・練習量の増加)・ミスユース(フォーム不良)によるもの2つが考えられてます。

実際の原因追及では、オーバーユースが原因なのか❓ミスユースが原因なのか❓はわからないことが多く、どちらとも考えてトレーナーとしての対応をします。

スパイクによる体の故障には冒頭で書かせて頂いた、「助走から踏み切り」→「スイング」→「ジャンプ着地」のスパイク一連動作の中で故障する体の箇所が変わってきます。

後半は、スパイクについてのケガと故障について私のトレーナー経験を交えながら解説していきます。

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