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経営者・個人事業主必見!ブランディングを成功させる秘訣は 佐藤可士和『日本ブランド戦略2020』にあった

この記事では、佐藤可士和氏の『日本ブランド戦略2020』を参考に、簡単に例を用いて解説し、ブランド戦略の構築について深掘りしています。

こんな方におすすめです!

  • 自身で起業する予定で、ブランディングを成功させたい方

  • 経営している事業のブランド化を高めたい方

  • 個人事業主として多くの案件を獲得したい方

  • 『日本ブランド戦略2020』について簡略に知りたい方


内閣府ホームページより引用:日本ブランド戦略2020 佐藤可士和 氏

はじめまして!地方で起業家として活動している齋藤潤一と申します。

私は、米国シリコンバレーの音楽配信スタートアップでクリエイティブ・ディレクターとして従事した後、起業の夢を抱き帰国。
表参道でデザイン会社を創業しました。
震災を機に「ビジネスで地域課題を解決する」を使命に活動を始め、現在は新富町役場が設立した地域商社こゆ財団と、農業課題を解決するために収穫ロボットを開発するAGRIST株式会社の2社で代表を勤めています。

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)
農業課題を解決する AGRIST株式会社

このnoteでは、そんな起業家の私が10年間積み上げた、稼ぐ力やマインドなどのノウハウをお届けしています。

今回のテーマは『ブランド戦略』
商品の販売や、自身の売り込みにも一番重要となってくる分野なのではないでしょうか?
どうブランドを作り上げ、価値を高めて、事業を大きくしていくのか…

これから起業を考えている人も、今事業を展開している人もぜひ一緒に学んでいきましょう!

ブランド戦略の成功の2つの鍵

結論から言うと、ブランド戦略の成功には2つの重要なポイントがあります。

1つ目は「シナジーを生み出す価値ストーリーの構築」です。
つまり、ブランドにとって魅力的で、消費者や消費者に共感を呼ぶストーリーを組み立てることが重要です。このストーリーがブランドと消費者との強い絆を産み、ブランドの認知度や忠誠度を高める可能性があります。

2つ目のポイントは「戦略的なイメージコントロール」です。
ストーリーを構築したのに、自身がそのストーリーに合わないイメージだと、信憑性に欠けてしまいます。結果的に共感を産まなくなりストーリーに付加価値を付けることができなくなってしまうのです。

重要な点は、「シナジーを生む価値ストーリーの構築」をまず最初に行うことです。
ブランド戦略を進めるには、シナジーを生む価値ストーリーの構築をした上で、戦略的コントロールを行わないとブランド軸がブレてしまう可能性があります。必ず「シナジーを生む価値ストーリーの構築」を先に行いましょう。

その二つをクリアした先に、より価値のあるブランドとしてのPRが可能となります。では順に解説をしていきます!

1:シナジーを生み出す価値ストーリーの構築

シナジーを獲得する価値ストーリーの構築には、まず自分の強みを洗い出すことが重要です。

強みというと「私の強みがわかりません」という方も多いのではないでしょうか?明確に得意なことがわかる方はそれが強みなのですが、わからない方は自分の楽しいことと好きなことを書き出してみてください。
それがあなたの強みになります。

スキルや仕事のことではなくても大丈夫です。
『旅行が好き』
『YouTubeを観るのが好き』
『話すことが好き』

さらに、自分が苦もなく無意識でできていることも強みになることもあります。
自分では無意識のうちにできていることなので、気づきにくいかもしれません。親しい友人や職場の同僚などに聞いてみるのも方法の1つです。

書き出した後は、自分なりの優先順位をつけます。
優先順位の付け方がわからない人は、自分がワクワクする順番を基準にしてみてください。
優先順位をつけられたら、それぞれが補助関係にあるかを考えてみましょう。

例えば『旅行が好き』『話すことが好き』を掛け合わせると、旅行ガイドができるかもしれません。
あなただけの強みを掛け合わせ、どんな価値を提供できるのかを考えることで、魅力的な価値ストーリーを完成させることができます!

強みを書き出し、ストーリー化!

2:戦略的なイメージコントロール

自分の価値ストーリーが構築できたら、次は「戦略的なイメージコントロール」です。

例えば「私はバックパッカーとして世界200カ国くらい旅をしている」というストーリーを持っているのに、高級な革靴を履き、高い香水の香りを纏っていると、「この人は本当にバックパッカーなのだろうか?」と疑われるかもしれません。

バックパッカーならTシャツに短パン、大きなリュックサックを背負っている姿が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか?
あなたなら前者と後者、どちらに世界の旅について話が聞きたいですか?

その人とそのブランドにあったイメージが鍵となります。
これが戦略的なイメージコントロールです。

実はお恥ずかしい話にはなるのですが…
以前、私も『マイナス思考をポジティブ思考に変える七つの法則』という記事をWeb上に上げたのですが、全然読んでもらえなかったんですよね。
私は周囲から、明るく行動力があり、悩みがなさそうだと、記事と私のイメージに乖離があったからこその結果だと思われます。

あなたの強みに関わるストーリーをより魅力的に伝えるために、信頼性を高めることが重要です。その信憑性のために戦略的イメージコントロールを意識してください。

ブランディング戦略の基礎が整ってきました!
次の章からはより、より効果的で実践的な方法を紹介していきます。

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