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なんでBARに行くのか

 僕がなんでBARに行くかって言うとただお酒が飲みたいだけではないんです。小説にしても曲作りにしても自分の物語だけ題材にしていると行き詰まることがあって。

 そんな時、BARで出会った人の恋や仕事や悩みを聞くと創作の題材にできたりするんです。まあ、話した相手としては知らぬ間に作品になってたりするので迷惑かもしれませんがね(笑)

 昨日もとある常連さんの恋愛の話を聞きました。彼はいわゆる二股をかけていました。一人は安心できて結婚相手にふさわしい女性。もう一人は若くてやんちゃで恋愛するには最高の女性。

 最終的には結婚を期に後者の女性とは別れたのですが、その方との関係性は曲になるなあと。そして家に帰って1時間くらいで作ったのがこの「ジレンマ」って曲です。

 互いに相手がいる中で「恋愛」を楽しもうと関係を始めた二人の結末とは・・・そんな曲です。皆様いろいろ想像しながら、自分の恋愛と重ねたりしながら聴いていただけると嬉しいです。

「ジレンマ」

そう 恋において大事な事は
確実な言葉なんかじゃなく
曖昧でいて不確かな
綱渡るような心の困惑

確かな関係の中にある
安心や心地良さは慢心
とまでは言う気はないけど
この心は動かないよ

そういう意味で君との仲は
掴んだら壊れるようだった
好きと言ったら終わりのような
儚さがあったからハマった

彼女とは違うワンピース
バイオレットフィズ 薄い唇
帰り際のおざなりな駆け引き
あの時の事は記憶の中に


まるでヤマアラシのジレンマ
君は理想の女性さ
だけど別れよう 今のまま
思い出は綺麗なまま

二人の事は秘密のドラマ
結ばれないのがお互いのためさ
今は隣に違う誰か
その方がきっと幸せさ

始まりは飲み友達からで
いつの間にか指と指を絡め
あえてかける気持ちに歯止め
ペースは月1にと止め

君が好きな店 僕の行きつけ
互いに着飾って大人気取って
付き合っているかのように
振る舞って笑い合って

氷入りのシャルドネで酔って
デイーバの席でキスをしたね
東京カレンダーみたいな気分で
夜をいくつも過ごして

このままでいいと互いに
思っていたのに次第に
変わってしまったのは僕のせい?
それとも夢から醒めたから?

まるでヤマアラシのジレンマ
君は理想の女性さ
だけど別れよう 今のまま
思い出は綺麗なまま

二人の事は秘密のドラマ
結ばれないのがお互いのためさ
今は隣に違う誰か
その方がきっと幸せさ


他に相手がいるもの同士
裁かれない共犯者演じ
全てを飲み込むこの街に
溶ける刹那に喜び感じ


このまま何があっても
変わらないと思っていたけど
残酷に時は過ぎ去り
君の心は様変わり

僕らにあった暗黙のルール
破るのはきっと自分だと
覚悟してたのは事実だけど
君の誕生日に全て変わり

私と彼女どっちが好き?
冗談めかして言った君の
瞳の奥に写る現実が
全ての終わりを呼び寄せた

まるでヤマアラシのジレンマ
君は理想の女性さ
だけど別れよう 今のまま
思い出は綺麗なまま

二人の事は秘密のドラマ
結ばれないのがお互いのためさ
今は隣に違う誰か
その方がきっと幸せさ

まるでヤマアラシのジレンマ
君は理想の女性さ
だけど別れよう 今のまま
思い出は綺麗なまま

二人の事は秘密のドラマ
結ばれないのがお互いのためさ
今は隣に違う誰か
その方がきっと幸せさ

僕は37歳のサラリーマンです。こらからnoteで小説を投稿していこうと考えています。 小説のテーマは音楽やスポーツや恋愛など様々ですが、自分が育った東京の城南地区(主に東横線や田園都市線沿い) を舞台に、2000年代に青春を過ごした同世代の人達に向けたものを書いていくつもりです。