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140冊以上の本を読書ノートにまとめ続けて、学んだ2つのこと

コツコツと、読んだ本から得た学び。

それを自分のものとするべく、わざわざノートに書き留める。

そんな勉強熱心で、マメで、美しくも素晴らしい、みなさん。

おはこんばんにちは、ハコダです。

僕はさかのぼること2007年に、町の図書館で本を借りてきては、その本の中で「面白い!」と思ったことを紙のノートにまとめる、なんてことをやり始めた。当時の僕は、知的欲求にまかせ、あり余る時間を利用し、ただひたすらに本から得た学びを夢中になってノートに記録しまくり、そんなことを2015年まで続けた。

それから、月日が経ち、現在、2022年。知を貪っていただけのあの時間。何でもない日々に思えたあの時間。それが今になって気付く。あの時間こそが今の僕を支えてくれていたのだと。それはまるで僕の故郷。僕の帰る場所であり、戻ったときにはいつも優しく迎えてくれるような…。あのような時間を過ごせたことは、今になって思えば、ほんとに贅沢だったなぁ、と思う。

今回、この記事では、僕が読書ノートを書き続けてきたことで、得た気付きと学び。この2つをみなさんと共有する。

この記事はよくあるノウハウものであり、書いてあることはどクリシェというべきものだ。とはいえ、これは僕の7年間の実体験に基づくものであるし、また、心を込めて書いたものなので、この情報がみなさんにとって有益なものとなれば幸いである。それでは、今回の目次。

大切な学びには頻繁に触れるようにしよう

ノートを積み重ねた図

せっかくの学びも書きっぱなしでは自分の血肉とならない

普通、人はノートに何かを書き留めても、わざわざそれを見返すことはない。

僕はつい最近、自分の読書ノートを見返すチャンスを得た。そう、チャンス。たまたまだった。

今年の5月ごろだったか、僕はミニマリストよろしく、部屋をシンプルにしたいなぁ、と思い、断捨離を始めた。すると、クローゼットの隅っこの方で、この28冊の読書ノートが堂々と鎮座しているのを見つけた。これだけの冊数のノート。かなりのスペースを取る。だから、僕は

「捨ててぇなぁ…」

と思ったけど、これだけ書き溜めてきたノート。それをすんなりと捨てられるような、そんな勇気が僕にあるはずもなく、じゃあ、せっかくだし、読み返してみるか…、と思って、仕方なくノートを開くことにした。これがきっかけだった。

読み返してみたところ、いつの間にか、夢中でそのノートを読みふけってしまっている自分に気が付いた。まるで自分の子供のころの写真が収められたアルバムを眺めているような。懐かしさで、ほろりと、色々と、心の中に温かいものがじわり湧いてくるのを感じた。だから、これはこれで、楽しくノートを読み返せた。

だが、しかし、こうも思った。

「ノートに書かれていたこと、なんんにも覚えてないじゃないか!」

これは皆さんにもよくあることだと思う。ノートやメモは書いたら、基本、そのままだ。書き落としてしまえば、一旦、それで満足だし。どうせ、いつでも読み返せるし、と。

この人間の甘さよ。

現に、僕はこの読書ノートを2015年に一旦、書き終えて、それから読み返す現在に至るまで、7年もかかった。そして、当然、そんな前に書かれた内容だ。そこに書き残された知識はきれいさっぱり、頭の中にはなんんにも残っていなかった。


血肉としたい知識には頻繁に触れる

Photo by Daria Nepriakhina 🇺🇦 on Unsplash

知識というものは頭に入れたものを腹に落とし、そこから、身体で体現し初めて、その力を発揮する。つまり、情報をインプットして、自分なりに咀嚼し理解を深め、それを実際に試してみることで、ようやく、その知識が自分の血肉となる。

インプットはみんな得意で大好きだと思う。僕も有益そうな情報にはつい、飛びついてしまう。しかし、本当に肝心なのは、その先のステップをしっかり踏むことだ。

身に付けたい知識があるならば、まず意識することが大事だと思う。意識するためには、頻繁にそのことについて思い出すことだ。頻繁に思い出すことができれば、「あぁ、そういえば、こんな知識があったなぁ。どういう意味だったっけ?そうだ、そうだ、そうだった。じゃあ、試しにやってみよう」と思える。ところが、知識そのものを忘れてしまえば、実践しようという発想すら生まれない。

大事な情報には頻繁に触れることが非常に重要で、そのための具体的な工夫も必要だ。「頻繁に触れよう」と意識だけに頼れば必ず失敗する。大事なのは、次の二点。

  1. 知識を思い出すための具体的な行動を決めること

  2. その決めた行動を取りやすいようにアレンジすること

これら二点について考えることが大切。つまり、これは習慣化の話である。

習慣化の最大のキモは手軽さであると僕は思う。精神的な負荷が大きいと継続できないからだ。


Ankiがおすすめ

Ankiとフラッシュカード

じゃあ、実際に僕が日頃から覚えたい知識に触れるために、どのような工夫をしているのか。僕は「Anki」というスマホのアプリを使っている。これはフラッシュカードのアプリバージョンで、好きな問題を自分で作って、それに対する答えも自分で作ることができる。問題と答えを作り終えたら、あとはアプリがその問題を僕らに出してくれる、そんな代物だ。

このアプリの良さは色々あるが、手軽さの面で言うなら、次の二点。

  1. ストレスなく、いつでもどこでも問題に触れることができる

  2. 記憶の深さによって、出題頻度を変えてくれる

一つ目の点について、まずスマホアプリなので、どこでも自分が作った問題に触れることができる。しかも、広告もないし、動きもスムーズだから、ストレスなく問題に集中できる。

ただ、広告がないということは、デメリットを伴う。それはiPhoneだとお金がかかるという点。値段は3,000円ちょい。ただし、このアプリは買い切りなので、もし、あなたが勉強好きなのであれば、このアプリとは一生、お付き合いできるだろうから、結果的に余裕でペイできちゃうと思う。もしかしたら、追加で支払ってもいいと思うかもしれない。それぐらいの優れモノだ。ちなみに、Androidは無料で使える。
        ∧∧ 
       ヽ(・ω・)/   ズコー
      \(.\ ノ
    、ハ,,、  ̄

さて、このアプリの良さの二点目。ここが重要で、このアプリは自分の記憶の深さによって、出題の頻度を調整してくれる。要は、すでに覚えた知識は出題頻度が少なくなり、反対に、覚えていないものについては出題頻度が高くなるという設定が施されている。このように、とても合理的に出題してくれるおかげで効果的に、かつ、楽に復習することができる。

また、このアプリが素晴らしいのはカスタマイズの幅がめちゃめちゃ広いこと。例えば、一日の出題数を自分でいじることができる。僕のおすすめの設定は、一日の出題数を絞ること。僕は新たに出される問題数は一日3問まで、と上限を決めている。

僕が思うに、習慣化において大事なのは、効果があるなしをいったん度外視し、続けることにフォーカスすること。続けるためには、いかに楽をするか。続けることさえできれば、おのずと効果も出てくる。知識の習得を焦らない。僕にとって、習慣化する上での優先順位のトップはやはり、気軽さだ。

Ankiは、先ほども述べたように、カスタマイズの幅がめちゃくちゃ広く、自分にとって快適な状態で知識の復習が行える、素晴らしいアプリだ。ぜひ、一度チェックしてみてほしい。

初めての方向けに、一応「Anki」のWikipediaのページを貼っておきます。→https://ja.wikipedia.org/wiki/Anki


記録し続けよう

読書ノートは自分の物語である

Photo by S O C I A L . C U T on Unsplash

記録をつけることは人生を豊かにする重要な行いである。実は、これこそが、僕のこの一連の読書ノート体験から得た、最大の気付き。知識を血肉とすることも確かに大事ではあるが、それ以上に、記録を残し続けることの方がもっと大事だ。

人は物語の中で生きている。人は生きる間にあらゆることを経験する。例えば、たまたま自分に降りかかる災難や幸運な出来事、人との出会い、別れ、喜び、悲しみ、分かち合い、決断、成功、失敗。一方で、人生にはそんなドラマチックなものばかりで構成されてはいない。普段の何気ない、当たり前のような日常的な場面の一コマ一コマ、それら全てが今の自分を作っているし、それらに支えられて我々は生きている。

そして、人はそういうストーリーに触れたとき、なぜか理性的な部分、例えば、足し算引き算とかの損得勘定や理路整然と積み上げる合理性、そういったもの全てをすっ飛ばす、得も言われぬ、形なき何かが私たちの魂を揺さぶり、強力なパワーとなって私たちを突き動かすことがある。いわゆる、信念とか信仰というものだ。

例えば、親と子の関係がそうだ。自分の子供の成長と共に人生を歩んできた親にとって、その子に対する思い入れの強さは、他人のそれとは雲泥の差。比べ物にならない。そこに損得勘定はない。合理性もない。親と子の間で紡がれる物語。それが他人よりも密だから、その分、想いも強くなる。

読書ノートも、そんな自分の物語を記した大切なノートである。確かに、そこにまとめられた本の内容の一つ一つは別に自分の物語とはさほど関係のない、ただの一冊の本の内容まとめかもしれない。

しかし、そのまとめが積み重なってくると、そのまとめとまとめの間に物語が生まれる。それは、つまり、本のチョイス。なぜ、あの時の自分はこの本を選んだのだろう。そこに思いを馳せたとき、目の前にふわっと懐かしい風景が広がる。「あぁ、なるほど、コミュニケーションの本が多いのは、そのとき…」とか、仕事に関する本をよくチョイスしてるな、と思ったら、「そういえば、そのときは…」と、色々、その時の思い出や感情がよみがえってくる。


自分が来た道を振り返ろう

Photo by Austin Prock on Unsplash

僕も含めて、みんな物語に触れることは好きだと思う。登場人物が様々なイベントを通して、一喜一憂する場面を見て、自然と見てる僕たちもそれに感情移入して、同じように一喜一憂して…。それはすごく楽しい時間だ。

そんな物語が、実は、あなたにもあるということを今一度、確認してみてほしい。それは読書ノートに限らない。日々を記した日記でも、仕事上の日誌的なものでも、なんでも構わない。そこにあなたのストーリーが描かれているから。しかも、そのストーリーに登場するキャラクターは他でもない、あなた自身。だから、感情移入の具合は他人が作ったストーリーとは比べ物にならない。あなただけのストーリーがあなたに深い感動をもたらしてくれる。

振り返る瞬間。

僕はこれこそが記録を付け続けた人へのご褒美だと思う。記録はいいものだ。もし、今、あなたが何か新しいことに挑戦している最中だとしたら、それをやりつつ、その挑戦の記録をぜひノートやメモなどにして、残してみてほしい。いつか、その挑戦から長い月日が経ち、ふと、何気なく、その時残した記録を振り返ったとき、びっくりするから。あなた自身が残した、そのストーリーの素晴らしさに。そして、きっと過去の自分を誇りに思うだろう。

けど…、

…面倒くさい!わかる!いくら記録することがありがたくても、記録を付ける瞬間はまぁ!なんとも面倒くさい!わかる!

…だから、無理せず、できる範囲でちょちょっ、とね。きっと、いいことあるよ。気軽に、できる範囲で。日付と出来事と感情、この三つだけでも。


紙のノートがおすすめだが…

僕の読書ノートのある1ページ

記録はストーリー。そして、そのストーリーがあなたの心を優しく育む。この実感を得るにはデジタルよりもアナログの、紙のノートの方がいいかもしれないなぁ、と実際、8年間、紙のノートに読書の記録をつけ続けてきた者としては思う。

紙のノートは確かにスペースを取るし、わざわざ手で書くから面倒くさい。効率性で言えば、圧倒的にデジタルに軍配が上がる。また、僕が習慣化の第一に掲げる「気軽さ」にも反する。けど、それを上回るものが紙のノートにはある。取り上げるメリットは二つ。

  1. 振り返るチャンスができやすい

  2. 一覧性が優秀

一つ目について、ノートの方がスマホのアプリなどに比べて、気になる存在になりやすいということ。ノートはスペースを取る。一方、それは見方を変えれば、気に留めやすい存在だと言える。邪魔だな、と不快に思うが、その思いこそがノートを振り返るチャンスになる。デジタルだと邪魔にならない、ゆえに、彼方の存在となりやすい。

あとノートは一覧性が高い。ページを開けば、多くの情報が得られる。これは新聞のメリットと同じなのだが、ぱっと開いたページに、あっと驚くような興味深い内容に出会ったりするものだ。デジタル上のメモアプリとかだと、こういう偶然が起きづらい。また、一覧できることによって、一つ一つの内容を線として捉えやすい。これは感覚的なもので、実際やってみないとわからないかもしれない。もし、あなたがメモアプリのユーザーだったら、実際、使ってて、こう感じたことはないだろうか。メモアプリは内容一つ一つが粒立っていて、なんとなく全体を捉えづらい、と。その点、紙のノートは全体として捉えやすく、それによって、ストーリーを感じやすい。他にもメリットは思い浮かぶが、後々、自分の人生を振り返るならば、紙に記録するのがおすすめだ。

ただ、面倒くさいという気持ちもめちゃくちゃよくわかる。面倒くささは、人間にとって大きな障壁だ。いくら「未来にいいことが待ってるよ」と言われても、人は目の前の損得に弱いものだから。なので、究極、記録さえ残ればいい。それを考えたら、デジタルでもいいかもしれない。自分のやってきたことが先々、残ることそのものの方が大事だ。アナログかデジタルか、ここはみなさんのお好みにおまかせする。


今回の記事のまとめ

いや~、今回も書きすぎました。すみません。もう少しで終わりです!最後に、この記事のまとめを記して、次回予告して終わりにします。

教えにはたびたび触れるよう工夫しよう

本からの学びはノートにまとめ、アウトプット。これは素晴らしい行為だ。ただ、その、せっかく得た学びもその後、触れなければ、自分の血肉とならない。血肉とするためには、たびたびその知識に触れること。

具体的な方策として「Anki」がおすすめ。

記録し続け、いつしかそれを振り返る

記録する。そして、それを継続する。実はこれこそ一番大事なこと。そして、いつの日か、その集積物を一度、立ち止まって、振り返ってみる。きっと、そこにはあなただけの特別な景色が広がっていることだろう。自分だけの景色、そこで展開されるストーリー。それを楽しんでみてほしい。

記録するものは読書に限らず、日々の日記や仕事上の日誌。なんでもいい。
できれば、紙がおすすめ。だけど、無理しなくていいよ。スマホのメモ帳アプリでもいいから。日付と出来事と感情、この三つだけでも記録してみて。


次回予告

そして永遠に…

さぁ、本当にお疲れさまでした。ここまで読んでいただいた方、ほんまに感謝です!読み飛ばしてきたとしても、関係なく、感謝です!長すぎですもんね。

さて、僕の読書ノートに関する記事はここで一旦、終わりです。すでに読書ノートに関する記事は第一回、第二回と書いております。それもよかったら、ご覧ください。Twitter(https://twitter.com/junhakoda)もやってます!

とはいえ、次回も読書ノートについて書くんですが…。でも、ただのおまけです。短くまとまると思います。…たぶん。

次回は、読書ノートにあった個人的に笑ってしまったおもしろ一文を紹介して、あと、僕の読書ノートの行く末を…。まぁ、エピローグってやつですね。

それでは、またよろしくお願いします!


↓こちらが第一回目で、読書ノートを書き始めたきっかけを書いてます↓

↓こちらが第二回目で、読書ノートの中身の詳細を書いてます↓




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