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そして後輩は反旗を翻した

私、大企業の技術部門に所属しております。
その中でも、部門の方針を立てたり庶務的なことをする総括をするグループに所属しており、よくいう部門の「中期計画」の立案などに携わっています。

で、グループ員は片手で数える程度。
担当は2〜3人ほど、あとは管理職のみ。

そんな少人数の職場で、事件が発生しました。
後輩がだれに連絡することもなく休むという暴挙にでた、という話。

ことの経緯

暴挙に出た彼は、このグループに来て2年ほど。
優秀な男で、在籍年数が長いこともありいろんなことを知っています。

で、そんな彼にも大きな課題が与えられ、彼なりに頑張って取り組んでいました。
部門全体にも波及するような、大きな仕事。
ちょっと具体的に言うと、高価な装置を買うというもの。

自分の会社はよくも悪くも昔ながらの決定スタイルをとっており、それなりに大きな決定をする際には、課長→副部長→部長というように、所定の権限者の了解を得る必要があります。

で、時間をかけて一生懸命説明資料を作っていた彼。
しかし、上申中に色々コメントを受け、結局は購入できずという結果となってしまいました。

外野から見ていると、「説得できるだけの材料を揃えられないお前(後輩)が悪いやんけ」と一蹴しそうにもなります。
でも、彼にとってみると(本人から聞いた話で推測する部分も含まれますが)、一生懸命やった、でもだれも認めてくれない、やる気がなくなると。

犯人探しに意味はないけど

多かれ少なかれ、会社員であれば自分の思い通りにいかないという経験はあるかと思います。
かくいう自分も「デキる」人間ではなく、書類をあげれば、直しに直され、牛歩戦術のように上申が進むこともしばしばw

その、修正されたりコメントされたりって、ちょっと勘違いすると「自分が責められている、否定されている」と思ってしまいます。

多分、その後輩も
・自分の考えに対するコメント
・自分の人格に対するコメント
を履き違えてしまっている部分があり、自分が作った書類を否定されたことにより、自分自身が否定されたように感じてしまったのだと思います。

うん、気持ちはよくわかる。
そりゃ、何歳になっても色々言われるのはきついし、メンタルを削られてしまうこともある。

でも、ちょっと待ってほしい。
自分が考えて作った、「書類」なるものはすでに自分自身ではないのだから、切り分けねば。
特に若手はこの切り分けができるかできないかで今後の社会人としての成長速度に大きな差が生まれます。
コメントを避け続け、適切なフィードバックを一定数得られないと、間違いなく成長は鈍化します。
あと付け加えておくと、ある程度の立場になればわかりますが、へこたれずに何度も挑んでくる後輩ってかわいいもんなんですw

メンタルを切り替える手段をたくさん持っておこう

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とはいったものの、人間は機械ではないので、そんな簡単に割り切れない部分もありますよね。
悪いことが立て続けて凹む日もあれば、色々言われてストレスが溜まる日もある。

そんな時に有効なのがストレス解消。
で、面白いのがストレスの解消に効くのは、「ストレス解消行為」をすることよりもストレスを解消する手段がこんなにたくさんある!と思えていることなのだとか。
旅行より旅行を計画している方が楽しかったりするのと、同じことかもですね。

上に書いた後輩は、ある意味「怒り」を表出する形で休むという行動に出ました。
人によっては、負の感情というか、「辛くて会社にいけない・・」という人もいるかもしれず。

会社も仕事も人間関係も大事かもしれません。
でも、何より大事なのはあなた自身。

まずは、自分を一番大切にすること。
それだけは忘れずに生きていきたいものですね。

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