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意識するもの


10代の頃から自分自身の意識に強い関心を持ち続けてきた。
20歳の頃にはマントラに意識を集中することで意識の状態を変え安らぎが得られるという瞑想を重ねていた時期もあった。以前の投稿でも述べたが、瞑想の意識の繊細さと日常での意識の粗さとの統合が当時はできず、また瞑想を学ぶにはお金が伴うというメカニズムに違和感を感じて離れた。

その後は、野口体操と出会い、自分の身体の重さを大地に委ねるために足の裏と呼吸に意識するというレッスンを重ねた。野口体操では、日常の人との出会いや動きと連動する取り組みであったので違和感なく重ねることができた。

15年前に学園祭で触れた長女の俳句を通して俳句と出会った。ネイタルホロスコープで3室牡牛座太陽、水星がある私においては、出会った草花、人に意識を向けて、俳句として表現することでエネルギーが生まれた。
重たい責任を一人で抱えて精神的にきつい50代を精神的な破綻することなく経過できたことも俳句との出会いがあったからだと思う。

3年前にマドモアゼル愛先生の動画と出会い、意識の学問としてのホロスコープと出会い、自分自身の無意識に繰り返してきた行動パターンや嗜好を意識化できた。そして月星座を意識することで太陽をはじめとする他の惑星の働きも活性化してきたように思う。
具体的には3室牡牛座太陽、水星、5室蟹座金星などの働きにより身近な日常の暮らしの中での発見を俳句や写真として表現していくことの衝動がはっきりと意識できるようになった。写真は若い頃から苦手であったが、今は表現のツールとしてかけがえのないパートナーとなった。

ネイタルホロスコープの惑星を意識していくことは、以前にも投稿した河合隼雄氏のコンステレーションという考え方とも見事に一致する。
目の前に起こってくる出来事や関係性は、偶然ではなく、その人においてはより良くしていくために起こってくると受け入れることができれば、その人の人生は、その人だけの物語としてかけがえのないものとして受け入れていくことができる。
長年、ユング心理学を学んで来られた河合先生は、最後に最も伝えたいことがこのコンステレーションであった。

コンステレーション|junchan (note.com)


最近、知人から右脳を活性化させるオカン・メソッドの動画を教えてもらった。その内容はとてもシンプルで、且つ、大脳が肥大化して左脳が自動思考して大きなエナルギーを消費しているメカニズムが実にわかりやすく語られている。
マントラの瞑想とも近い感じはするが、このメソッドの凄いのは、大脳のメカニズムを認識した上で無意識に働かせている左脳を意識する、意識できたら「やった!」とそのことを明確に大脳に認識させていることである。

これはマドモアゼル愛先生の月理論の中で無意識に繰り返してエネルギーを消耗させる月星座の働きを意識できたら、「月が出た、これは嘘だ!」と大脳に認識させるプロセスと重なるものを感じた。

また、昨年、河合隼雄氏を通して出会ったユング心理学に触れて夢日記を
続けてきたが、日によっては覚えていない日もあったりするが、その夢の雰囲気、象徴されているものを自分なりに抽出して自分自身の大脳に認識していく作業とも重なるように思う。
夢の分析は、既にその手法が語られているが、複数の要素が存在している。
従い、ある程度の長い期間で共通する場面、出来事から象徴するものを感じていくようにしている。
私の場合は、職場の人間関係や電車の乗り換え場面の夢がかなり多い。
自分を認めて欲しいために必要以上の責任を一人で抱えて頑張ってきた仕事人生のシャドウが象徴されていると感じている

ホロスコープでの今世のテーマが象徴されているというドラゴンヘッドは天秤座12度「鉱山から出てくる炭坑夫」
鉱山という目に見えない地底(無意識)を意識することで生き抜いていく知恵を探していく、そしてそれを他者と共有していくことと私なりに受け止めている。






霊山の影の揺れたる蓮の池







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