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現役世代がアマプラで観たよ「シン・仮面ライダー」ハイテク&ノスタルジーの融合が見事!!

みなさん、わたしのnoteをご覧いただきまして、ありがとうございます😀

庵野秀明監督の「シン・仮面ライダー」ようやく視聴できました。

1971年にリアルタイムで見ていたわたしは大感動でした。

予想以上に良かったし、大変楽しめるものでした。

オールドファンのハートはまず掴んでいることでしょう。

撮影やロケ地へのこだわりがスゴクてマニアック。
随所にオマージュや当時のロケ地や地名が盛り込まれていました。

キャスト陣の人選もいい。
特撮作品はまずヒロイン良ければすべてよしなのですが、
浜辺美波さんが想定外のヒロインチック要素が強く、1971年の真樹千恵子さんを遥かに上回る重要な役どころですね。

まさかのアンチ・ショッカー同盟も当時のファンは感無量。
庵野さんのこだわりのすごさに絶句です。立花と滝という不可欠キャラも、シン・ゴジラの竹野内さんとシン・ウルトラマンの斎藤工さんをチョイスするセンスもなかなか。

ロボット刑事とV3、イナズマン?はウーン。
あの石ノ森キャラは出て来る必然性はあったかは疑問でした。
長澤まさみさんと西野七瀬さんはいい感じ。
サソリ男・女?(オーグ)が長澤さん、ハチ女(オーグ)が七瀬さん。
西野さんは、昭和ライダーのルリ子の親友のJDのひろみ(城北大学)。
当時は島田陽子さんでしたから、懐かしいです。
あと、ショッカーのオーグが戦闘中にしゃべりすぎでウザイ。
説明役だから仕方ないのでしょうが、ちょっと集中力をそがれました。

アクションは全般良し。
大野剣友会の殺陣には勝てないので、あの程度でちょうどよかったのかなと。
CGはいいところもありましたが、ダブルライダーの空中戦は、ハエの戦いみたいでセコイ印象でしたね。

サイクロンは疾走シーンも戦闘シーンも良かった。
満足です。ベース車両はホンダ車ですか。
昭和はスズキでしたが。

ライダージャンプやキックも迫力あって、令和ならではの撮影アングル、
あおり角度や映し方の凝り具合に感激しました。

池松さん本郷が「コミュ症」というのは今っぽい。
昭和ではないですね、そういうの。いいと思います。

それとセリフの棒読みですが、アレはワザとというか、改造人間の無機質感を出した指示があったのでしょうか。

全体的に風景の映像が美しいです。
日本の自然美がよく描かれていましたね。
ロケ地選びや、空、水、空気などの質感。
都市の夜景や地方の風景のいずれにも良さがありました。
赤錆びた線路、列車など、現在と昭和の融合感がたまりません。
庵野監督ならではの、電柱、電線、建造物、工場、
コンビナートなどの景観と、ジオラマ効果。
昭和特撮のミニチュアのような視覚要素もバッチリです。
見事なレトロ・モダニズムでした。
採石場も昭和40年代を髣髴とさせる素晴らしいエリアで、
昭和ライダーのノスタルジー要素でもあります。
これで、お化けマンションでも出てくればなおよかったのですが、既に解体されていますからね。。。
さらに、セットでない夜の街の看板などにもあのころの店舗名などが綿密にオマージュされていたり、オープニングのトラックの「三栄土木」の文字や当時の多摩ナンバーのナンバープレートも、知っている人にはたまらないこだわりでしたね。凝りに凝ってます。

随所に入るBGMも当時のままのサスペンス調の菊池俊輔節。
これは昭和のファンにはたまりません。

現在、同映画の興行成績は23億円を記録。
シン・ゴジラやシン・ウルトラマンには及ばないものの、特撮商業映画として、ほぼ成功と言っても問題はないでしょう。

良かったらアマプラでどーぞ。

ネタバレ含みますが、劇場より何度も観れるアマプラが最高でした。
何度も観れますしネ。

大まかなストーリーと撮影記録を前編とします。

それではざっくりとストーリー。
こちらはウィキ全文引用です。

ストーリー




本郷猛は謎の組織に改造されるが、緑川ルリ子に促されオートバイで研究施設を脱出する。その途中、ルリ子は追手のクモオーグと配下の戦闘員たちに捕獲される。本郷はバッタオーグに変身、戦闘員らを瞬く間に惨殺し、ルリ子を救出してセーフハウスに身を隠す。そこに現れたルリ子の父・緑川弘は、本郷を生体エネルギー・プラーナの力によって変身する昆虫合成型オーグメンテーションプロジェクトの最高傑作として強大な殺傷能力を持つ身体にアップグレードしたことを明かす。弘はその力を個人のエゴではなく、人のために使い自分たちが抜けた組織と対抗してほしいと語るが、そこに出現したクモオーグによって殺されてしまう。再びルリ子を連れ去ったクモオーグを追って、本郷はルリ子からヒーローの象徴として与えられた赤いマフラーを首に巻いて「仮面ライダー」と名乗り、クモオーグを倒す。

予備のセーフハウスに身を隠す本郷とルリ子の前に政府の男と情報機関の男が現れ、警護と情報提供をする代わりに、本郷同様にオーグメントとなった者たちとその所属組織SHOCKER(ショッカー)の排除に協力してほしいと持ちかけられ、アンチSHOCKER同盟を結ぶ。父同様、元々はSHOCKERの一員であったルリ子は、SHOCKERが人類を幸福へと導くのではなく、最も深く絶望を抱えた人間を救済するために設立された非合法組織であることを明かす。ルリ子は自分の持つ力を恐れ戦いを覚悟できない本郷を残して、SHOCKERの生化学主幹研究者コウモリオーグの元へ単身向かう。本郷は覚悟を決めてルリ子の後を追い、コウモリオーグを倒す。一方、ルリ子の兄でSHOCKERの一員・緑川イチローは彼女が本郷を伴って自らの元に現れることを想定し、本郷と同様に昆虫合成型オーグメントとなった男・一文字隼人を用意する。

政府の男と情報機関の男は、猛毒性化学兵器を使用するサソリオーグを本郷たちの力を借りずに排除した上で、ルリ子と親しかったハチオーグを倒すよう依頼する。ハチオーグは本郷とルリ子に組織に戻るよう促すが、それを断られると街の人々を洗脳して操り、2人を襲う。本郷はハチオーグの洗脳システムを破壊するため、ルリ子をアジトへと単身向かわせ、上空から降下してサーバーを破壊する。本郷はハチオーグを倒すものの止めは刺さず、ルリ子とともに投降を勧めるが、サソリオーグのデータを応用した兵器を用いた情報機関の男によってハチオーグは殺されてしまう。彼女の死を嘆くルリ子を本郷は慰める。

サナギから羽化しチョウオーグとなったイチローはアジトを強襲した政府の実働班を壊滅させる。損傷もなく笑みを浮かべたまま亡くなっていた彼らに政府の男は疑問を抱くが、ルリ子はイチローがプラーナを強奪しハビタット世界に魂を送り込んでいると明かす。イチローの計画はすべての人間を同じようにハビタット世界に送り込むという人類滅亡計画であり、本郷とルリ子は阻止するべくイチローのアジトへと向かう。ルリ子とイチローは双方とも互いのデータを読み込むことで目的を達成する予定であったが、ルリ子はイチローの圧倒的な力を受け彼を止められない。イチローは、一文字こと第2バッタオーグと本郷を対決させる。一文字は本郷を痛めつけるが、ルリ子によるパリハライズでその洗脳が解かれ、赤いマフラーを首に巻かれ本郷を助けるよう頼まれる。だが、突然現れたカマキリ・カメレオン(K.K)オーグによって、ルリ子は本郷の目前で命を落とす。一方、仮面ライダー第2号を名乗り味方に転じた一文字によってK.Kオーグは倒される。本郷は自分のマスクに残されたルリ子の遺言を聞いて嗚咽したのち、政府の男と情報機関の男に過去の絶望を乗り越えての戦いへの思いを語り、彼女の遺志を継ぐ決意を表明する。

本郷はイチローの元へと向かうが、11体の大量発生型相変異バッタオーグの攻撃によってピンチに陥る。だが、一文字によって窮地を救われ、ともにバッタオーグたちを倒し、イチローのアジトへとたどり着く。イチローは完全体仮面ライダー第0号に変身、圧倒的なプラーナの絶対量による戦闘力で反撃する。追い詰められた本郷と一文字は、イチローのプラーナの供給源である玉座に愛用のサイクロン号を特攻させて破壊する。持久戦に入るとイチローは次第に弱り、一文字にマスクを破壊され、本郷にルリ子によるパリハライズシステムが入った仮面ライダーのマスクを被せられる。マスクの中でイチローはルリ子の魂と和解し、計画を諦めたうえで、マスク内に3人が同時に存在できないことを察して、ルリ子を失いたくない思いからそこを離れ、死を受け入れる。同時に本郷も死闘の影響でプラーナを使い切り、一文字の目前でイチローとともに消滅する。

後日、政府の男と情報機関の男は一文字に、本郷が彼に自分の遺志を継いで仮面ライダーとして戦い続けてほしいと願っていたことを伝える。仮面ライダー第2+1号となった一文字はマスクにプラーナを固定した本郷と対話しながら、新たな敵・コブラオーグとの闘いに向かう。


撮影データ

撮影は山口県宇部市東京都調布市神奈川県川崎市山梨県富士河口湖町北杜市笛吹市鳴沢村茨城県神栖市鹿嶋市福島県須賀川市兵庫県神戸市静岡県小山町群馬県高崎市で行われた他、小河内ダムなど『仮面ライダー』でも使用されたロケ地などでも行われている。

また、当時と同じ山のかたちや土の色のものを探し、当時の映像と同様の印象になるようにしている。クモオーグのシーンでは1971年版の第1話と同様の道を借りているほか、小河内ダムのシーンでは当初は水量が多くて撮影できなかったが、水がなくなったタイミングで再度撮影している。

また、デジタルカメラに当時の撮影で使われていた16ミリカメラ用のズームレンズを付けられるように改造して撮影したカットもある。

また、新たな構図を追求する中で、多くのiPhoneGoProも使用されたほか、プロモーション映像や序盤の仮面ライダーの登場シーンなどはカメラの動きやレンズサイズ、アングルやズームのタイミング、クランクインの時期も可能な限り当時のものに近づけている。

iPhoneは手持ちでの撮影のほか、様々な場所にかなりの台数を設置して撮影していたといい、大きなカメラでは地面すれすれでバイクが走るショットを狙いたいときに地面から20センチくらいの高さまでしか下がらないが、iPhoneでは1,2センチまで下がれ、泥をかぶっても水洗いができるため便利であったという。

その一方で一切コンテがなかったといい、多くのシーンをまず撮影して、編集して少し足りないカットを撮り足し、また編集する、というのの繰り返しであった。

本作品では、演者本人が変身後の大半のシーンを演じているほか、モーションキャプチャスーツを着た撮影も行われた。

2021年10月3日に撮影が開始され、2022年1月末に本作品の撮影は一段落し、編集は2023年1月4日に終了したという。


Forever Masked Rider!!


最後のエンドロールの長いこと長いこと。

たくさんのスポンサーがついていました。

京都大学まで参加でした。

そして、「レッツ・ゴー・ライダーキック」と「ロンリー仮面ライダー」
「帰ってくる仮面ライダー」が子門真人さんの昔のままのボーカルで。
力強さと哀愁あふれるあの歌声!!

海外のファンや若い人は理解を得られず笑われたシーンも多かったとのことです。
マーベルコミックに慣れ親しんだ人たちには、東映特撮や仮面ライダーの感覚は理解出来ないのかな。それは仕方ないです。

わたしだって、三国志とかハリウッド映画でピントがズレてて笑うこともありますからね。こうした世代間での捉え方や感動のツボの差異は生じて当たり前ですから、いずれご理解してくれることに期待しています。

それでも、親、子、孫の三世代で、それぞれが興味を抱いて、観てくれることに意義があります。
これが、仮面ライダー。継承される魂だと思います。

一文字の本郷に語り掛けるセリフで男泣きしました。
落涙というやつです。涙腺決壊しました。

たくさんのいいところ、イマイチなところもありますが。

最後の一文字が、

「オレたちは一人じゃない」

共に戦おうという決意と友情。

ダブルライダーの醍醐味でしめくくり、コプラオーグに向かうサイクロン号が橋梁を走っていくあの素晴らしい景色と、新サイクロンの輝きは圧巻でした。

とても感動しました。

何度も繰り返して観ました。

気がつけば、頬をつたわる涙が止まりません。

あの7歳だったわたしに戻ります。

昭和
令和


かつて、庵野監督の盟友、樋口真嗣特技監督が、1990年代のハリウッドの名作「タイタニック」の成功要因についてこう語っていたのが印象的でした。

「タイタニック」がすごかったのは、大金をかけたSFXがファンを感動させたんじゃないんですよ。全世界が泣いて感動したのは、
たった一夜で結ばれた二人の男女の真摯な愛に感動したんです。報われなかったけど、信じあった若い二人の恋愛に。。。映画の本質は人間関係です。どんなに見事な特撮だとか、映像シーンが大切なのかではない。人間がきちんと描かれているかどうかなんですよね」


仮面ライダーもかくあるべし。


1971年当時に、仮面ライダーの企画会議がありました。

当初は、「仮面ライダーは正義のために戦う」とされていたのです。

しかし、シナリオライターの一人、故人・市川森一さんはこう感じたそうです。

「正義というのは相対的なもの。それになんだかウサンくさいし偽善っぽい」

戦争だって勝った方が正義じゃないですか。

それなら、アメリカは何をやっても正義とされて日本は悪です。

そんなのはおかしいですよ。

ですからわたしはスタッフとも石森先生とも意見交換して、こう手直ししたんです。

人間はあらゆる束縛や搾取、権力と戦って得るべきものがあります。

それが「自由を勝ち取るための戦い」でしょう。

そして、放映第一回目の「仮面ライダー」のオープニング曲の終わりに、
中江真二さんの声で、こうナレーションが入ります。


仮面ライダー本郷武は改造人間である。
彼を改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。

仮面ライダーは「人間の自由」の為にショッカーと戦うのだ。


あらたなるマスクを被り、本郷の魂とともに打倒ショッカーに挑む一文字隼人。


ロンリー仮面ライダー

歌:子門真人

作詞:田中守  作曲:菊池俊輔

荒野をわたる風 ひょうひょうと
ひとり行く ひとり行く
仮面ライダー
悲しみを 噛みしめて
ひとり ひとり 斗う
されどわが友 わがふるさと
ひとりでも ひとりでも
護る 護る 俺は 仮面ライダー

木枯らし吹き荒れる ひょうひょうと
ひとり行く ひとり行く
仮面ライダー
悲しみを 乗り越えて
ひとり ひとり 斗う

されどわが友 サイクロン
爆音あげろ サイクロン
斗う 斗う 俺は 仮面ライダー

されどわが友 サイクロン
爆音あげろ サイクロン
斗う 斗う 俺は 仮面ライダー


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