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【読書】「悪いことは良い。良いことはただつまらない」評伝マルコム・マクラーレン

「悪いことは良い。良いことはただつまらない」(マルコム・マクラーレン)

マムコムってどんな人??

 マルコム・マクラーレンとは、イギリスのロックバンドのマネージャー、ファッションデザイナー、ミュージシャン、起業家で、セックス・ピストルズやニューヨーク・ドールズの仕掛人として知られる人物です。彼は1946年にロンドンで生まれ、2010年にスイスで亡くなりました。彼はパンク・ファッションやヒップホップの開拓者としても有名で、多様な音楽ジャンルを取り入れた実験的なアルバムを発表しました。

 彼の自叙伝とは、彼が自ら語った最初で最後の自伝のことで、この本では、彼の幼少期から世界的成功をおさめるまでの長い生涯を綴っています。彼のパートナーであり、ファッションデザイナーでもある故・ヴィヴィアン・ウエストウッドとの関係や、ニューヨーク・ドールズやセックス・ピストルズとの共同作業、彼が信じた思想などが語られています。この本は、彼の独創的な主張や斬新な視点、誠実で熱い人柄にあふれていて、まさしく彼をよく知る人にしか書けない物語です。

ビートルズとマネージャーのブライアン・エプスタインを思い浮かべる人もいたかも知れませんね。。。。


株式会社イースト・プレス
プレスリリース
2023年11月17日 12時

「パンクの父」マルコム・マクラーレンの決定版評伝、日本語版発売決定

株式会社イースト・プレスは、2024年1月(予定)に『評伝 マルコム・マクラーレン:その生涯と時代(仮)』(ポール・ゴーマン著 / 川田倫代訳)を刊行いたします。

アナーキスト、シチュアシオニスト、ポストモダニスト、ファッションデザイナー、アートディレクター 、パンクロッカー、ヒップホップ・アーティスト、映像作家、スピルバーグのグル、市長候補、ユダヤ人、トラブルメーカー、オペラ愛好家、捨てられた息子、不在の父親……いったい、マルコム・マクラーレンとは何者だったのか?

ポップカルチャー史における最重要事件=「パンク」。このムーブメントをつくりだした、マルコム・マクラーレン(1946-2010)の決定版評伝の翻訳書『評伝 マルコム・マクラーレン:その生涯と時代』(仮)が、イースト・プレスより刊行されます。

あらゆるジャンルで奇抜なアイデアを実行した、その〈多才すぎる〉マルコムの全体像を、友人・関係者の証言と家族の手記から明らかにする。すべてのストリートカルチャー・ファン必読の超重量級の一冊。

『評伝 マルコム・マクラーレン:その生涯と時代』(仮)

原著:『The Life & Times of Malcolm McLaren: The Biography』(Paul Gorman、2020)

予価:6,600円(本体6,000円+税)

ISBN:9784781622811

発売日:2024年1月(予定)

仕様:A5変/ハードカバー


<各メディア絶賛!>

■「本書はロック伝記の『市民ケーン』だ。忘れられない芸術・文化・英国のエキセントリックさをめぐる旅で、すばらしい物語だ。読み物としてもすばらしい。もし、誰かの家を訪れ本棚にこの本が無ければ、一緒に寝るなというのが私のアドバイスだ」アンドリュー・オへイガン(作家)

■「読むのが止められなかった。マルコムはオレたちに、退屈と怒りからアートを創りだすインスピレーションを与えてくれた。オレたちを解放してくれた」ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)

■「この卓越した渾身の伝記は、輝かしい幻想と常軌を逸する可能性への扉を開く」アラン・ムーア(作家)

■「ずば抜けている……この本で、ゴーマンは、マクラーレンを「偉大なるロックンロールの詐欺者」「モラル的に破綻したパンクのメフィストフェレス」といった凝り固まったイメージから剥離させ、彼の芸術学校のルーツ、アイデアへの愛へと説得力をもって迫っている。本書では、やっかいで、不快で、残酷でさえあった彼が、決して退屈な存在でなかったことを明確に示す」『サンデー・タイムズ』紙

■「この挑発的な人物の、驚くべき新しい伝記は、マクラーレンの浮上してくるトレンドを見極め、まさに絶好のタイミングで、まんまと自分を位置づける才能を完璧なまでに捉えている」『ファイナンシャル・タイムズ』紙

■「完全に……心をつかまれる」『オブザーバー』紙

■「決定版……叙事詩である」『タイムズ』紙

■「心を奪われる」『デイリー・メイル』紙

■「若き理想主義者から、変幻自在、行き当たりばったりの成人期までの魅了される旅路」『i』 紙

■「美化しているわけでも、中傷しているわけでもなく、この書は、好奇心旺盛で、厳正であり……まず退屈することはない」『ガーディアン』紙

■「マクラーレンはついに、彼にふさわしい、こまやかでバランスのとれた伝記を手に入れた……ゴーマンは、ときに唖然とするほど法医学的弁舌さ、大変満足なものに仕上げている」『クラッシック・ロック』誌

■「セックス・ピストルズのスヴェンガーリを、色鮮やかに、骨太に、蘇らせた」 『モージョー』誌

■「誤解されがちな変人のバランスのとれた人物像……この本は、偏見なくマクラーレンの重要性と永続的な影響力の揺るぎない主張を訴える」『ビッグ・イッシュー』誌

■「刺激的で詳細な新しい伝記」『Q』誌

<著者プロフィール>

ポール・ゴーマン(Paul Gorman):英国生まれ、作家。著書に『The Life & Times of Malcolm McLaren』『The Story Of The Face: The Magazine That Changed Culture』『Straight with Boy George』など。

川田倫代:広島県出身。翻訳家。ブリティッシュ・ロックとカルチャーに憧れ渡英、そのまま居つく。大学では歴史学と考古学を専攻。ロンドンで図書館司書を務めるかたわら、翻訳者として活動。過去にミュージシャンのインタビューやライヴレポート、コラムなどを寄稿。 訳書に『ロンリー・ボーイ』(スティーヴ・ジョーンズ、イースト・プレス)『服 服 服、音楽 音楽 音楽、ボーイズ ボーイズ ボーイズ』(ヴィヴ・アルバーティン、河出書房新社)がある。

以下、策士のマルコムがかかわったバンドたちを!!


セックス・ピストルズが前座を務めた元バズーカ・ジョーのアダム・アント。

のちに、アダム・ジ・アンツを結成。

マネの「草上の昼食」のパロディ・ヌードジャケットが議論の的となった、バウ・ワウ・ワウ。アナベラが懐かしい。15歳くらいか??

のちにマネジメントを引き受けることとなった、ニュー・ヨーク・ドールズ。

ほとんどストーンズのアメリカ版。

当時としては斬新だった、マルコムのソロ。

このような曲でもヒットしたのだから、イギリス人の感性は鋭い。。。。



そして、彼の最大の産物は、やっぱり、コレしかないでしょう。

イギリスが、EU脱退後、保守党議員に「国歌」を流せ!と指示されたBBCの別番組より。今回は、この曲で締めくくります。

あの世のマルコム・マクラーレンと、セックス・ピストルズに栄光あれ!!

イギリス国歌を要求されたニュース番組の返答【和訳】セックス・ピストルズ / ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン【一部抜粋】


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