見出し画像

【陸上競技】苦しさから陸上競技と距離を置いた話

5ヶ月試合不出場

苦しい時期でした。

2021年5月から5ヶ月間何度も直前で試合が中止となりました。
陸上を続けてきて初めてのことでした。

2021年5月

関東インカレという大会に出場する予定でした。
4年生の集大成として優勝を目標にしていましたが、大会直前、大学内で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、出場を許可されずに棄権することとなりました。

このことに関しては、「仕方ない」で整理はついていました。

もちろん悔しい気持ちは多少なりともありましたが、大学側の意向も世間的に正しく、最終的に私も納得しました。

この時は「8月に全日本インカレの標準記録切りを目指そう」とすぐに切り替えることができ、まだ努力を続けることができていました。

2021年6月〜7月

関東インカレの結果を知りました。

仮に関東インカレに出場したとしても、勝つことはできなかったなとわかってしまったことは悔しかったです。

まだ足りない。

6月〜7月は実験や大学院入試がありましたが、それと並行して陸上競技に懸命に打ち込みました。

足りない部分を徹底的に追い込んだ記憶があります。

跳ぶ力が断然強くなり、8月の記録会で結果を出すことに自信がありました。

2021年8月〜9月

最初に臨む予定の記録会が8月7日にありました。

その1週間前、記録会中止の発表がありました。

緊急事態宣言も重なり、その後の記録会、大会、対校戦も全て中止が決まりました。

大会の主催者側はギリギリまで検討して下さったと思います。
しかし、緊急事態宣言下では開催など到底できるものでは無いでしょう。

私は陸上競技を続けていくことに恐怖を覚えてしまいました。

何してんだろ

6月から9月の間、日本選手権や個人選手権、全日本インカレなど比較的規模の大きい大会は開催されました。

私はどれも出場権がありませんでした。

YouTubeでライブ配信していたのでチラッと観たりしました。

やっぱり思うのです。

「何してんだ、俺」

最初はその感情を原動力に頑張っていましたが、いつしかただただ苦しい感情にしかなりませんでした。

自暴自棄

ただただ苦しいなら距離を置くしか無い。

私は陸上から離れました。
家族にも陸上から離れるとLINEで伝えた気がします。

たくさんの陸上選手がいて、成果の場を与えられる人と与えられない人がいる事実。

それが実力差で決まっているという事実。

もしかしたら今シーズン試合に出ることが無くなる可能性があるという事実。

いろんなことを、考えてしまったことで自分自身押しつぶされ、自暴自棄になったのだと思います。

いろんな人、モノ、そして自分自身に当たってしまいました。

2021年10月

ようやく試合に出場することが出来ました。

結果として、大学記録を更新したり、専門種目である三段跳で自己ベストを記録したりと、久しぶりの試合で多少なりとも悔しさを晴らす成果をあげられました。

もちろん嬉しさはありましたが、それまで試合に出る場が無かった事実は、消えないということ。
それだけは心に留めようと強く思いました。

弱さなのかな…

2020年からコロナ禍が続けていると考えれば、私は比較的苦しい環境でも上手く対応できた方だと思っています。

しかし、今回ばかりは最後の最後で苦しさに押しつぶされてしまいました。

やっぱり弱さなのでしょうか。

どんな環境でもシンプルに努力を続けられる人が大きな成果をあげられるのでしょう。

次の教訓にしようと思います。


ジャンラボブログ↓↓↓

Twitter↓↓↓







この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?