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あの記事から1年、最後の年は

理系大学院生として陸上競技を続ける意義を綴った記事。


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私自身こんなにもたくさんの方に読んでいただけるとは思ってもおりませんでした。

読んでいただくだけでなく、この記事に対しての感想や私に対する応援の声を送ってくださる方もいました。

たくさん読んでいただき誠にありがとうございます。
この場を借りて感謝申し上げます。

あれから1年以上が経ち、ちょうど今年4月から最終学年である修士2年になりました。

今回の記事では理系大学院生と陸上競技者の両方を全うした修士1年の振り返りと修士2年での抱負を書きたいと思います。

大学院1年目、役割は果たせたか

昨年この記事を書いた時、大学院生として2つのことを成し遂げると誓いました。

・意味のあることを後世に残すこと。
・明確な結果を残すこと。

まあまだ半分が経過しただけなので、達成できている部分と達成できていない部分があります。

それでも、達成できない部分ではやっぱり何かしらの原因があることに気付かされました。

その原因が最近よく理解できて、いろいろ陸上競技に対する考え方も変わってきました。

とはいえまずは達成できた部分、達成できなかった部分をしっかり分析したいと思います。

納得いった部分

昨シーズンはまずまずの結果は残せたかなと思います。
全てそうとは言い切れませんが。

走幅跳では大学記録を再度更新、県選手権で2種目優勝、関東選手権に初出場、各対校戦でも表彰台と今まで得れなかった成果を得ることができました。

チーム内ではもう先輩や同期がほぼいない立ち位置で、"結果で残す"ことはほんの少しクリアしたのかなと思います。

まだ未熟だった

振り返れば納得いったのは"結果"だけ。
それもあくまでチーム内での話。個人の話では"結果"すら納得いくものではありません。

ここで重要なのは"結果"というもので自分を縛り付けてしまったこと。これが昨シーズン私の未熟だった部分です。

本当はわかっていても、結果さえ残していれば誰かが認めてくれる。その思いが消えることなく毎試合毎試合戦ってしまいました。

だからいろんなことを犠牲にして戦ってしまった。

そこで結果というものをようやく残せた時、別に何も変わらないことにきづきました。

私が目指すべき方向はこうじゃないと、まだまだ私は未熟だと思い返すきっかけになりました。

ラストシーズンでの誓い

謙虚な姿勢

結果だけでないのなら、私は何を目指して競技をすれば良いのか。

それは一所懸命、真摯に、謙虚に戦い続けること。

この言葉はプロ麻雀士である魚谷プロの人生を表した単行本である「泣き虫マーメイド」から学んだ言葉です。

魚谷プロの生きざまに感銘し、noteでも感想の記事を書かせていただきました。

麻雀プロはプロになる前、またはプロになってからも麻雀という競技を普及させるために雀荘でのお客様や応援してくれるファンを大事にされています。

最後の一年、私は応援してくれる人、一緒に戦う仲間、支えてくれる人たちすべての方々を大切にしたい。

そのためには、一所懸命戦う姿勢を見せること。

結果が出なくとも最後まで挑戦的に戦う姿勢を貫きたいと思います。

結果での目標と現状

修士2年になり、学生ラストシーズンとなってしまいました。

今シーズンの目標は日本選手権と全日本インカレに出場すること。

この目標を達成するために冬期練習に励みましたが、今期の冬期練習は思ったように上手く練習することができませんでした。

私の家の近くの競技場が3/31まで芝生の改修工事で使用できなかったり、就職活動に勤しんでいたりと練習がはかどらない様々な理由がありました。

しかし、本当の理由は体調をコントロールできなかったこと。

11月の末に右足首の靭帯を損傷し、万全に復帰した頃に咳が止まらず体調を崩しました。

現在も体調は回復傾向には無く苦しい状態が続いています。

初戦はいつ出れるのか、今は不安しかありません。

5/11-5/14に今シーズン最初の大会となる関東インカレがあります。

せめてそこまでには回復したいところ。

5/14はちょうど日本選手権の標準突破の締め切りです。

希望は薄くなってしまいましたが、1日でも早い回復を目指したいと思います。

最後に

ここまで読んでくださり誠にありがとうございます。

「君は学問と陸上どっちで生きていくの?」とよく質問されるのですが、決してどちらも考えることなくただ何となく両方やってきた。そんな次第です。

それでもこんな人間も存在するんだと思ってくれるだけでもこの記事を書いた甲斐があります。

今後生きる上で選択を迫られたとき、「両方を追う」選択肢も悪くないと述べてこの記事を書き終えたいと思います。


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