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マシュマロテストより大切なこと

マシュマロテストというものがありました。

子供の前に、マシュマロをひとつ置いて、
「食べてもいいよ? でも、15分食べずに、我慢できたら、もう1個あげる
的なことを言って、ちびっこの反応を見るテストです。

(マシュマロ苦手な人にとっては、どっちもいらないよ、、ってなるけど、好きだと仮定して、、)

それで、ちびっ子は
「もうちょっと待てば、もう1個もらえる…! でも、早く食べたい…」という苦悩・葛藤を、15分に渡って繰り広げ、
結局、我慢できずに食べちゃった子グループ、
我慢できて2個目がもらえた子のグループ、に分けて、
数十年かけて、追跡調査したところ、
我慢できた子の方が、将来、成績も優秀で成功していました、という。

だから自制心って大事だよね! 喜びを先延ばしにできる自制心・「我慢できる力」があるかどうかが、人生を成功させるカギ! 的な結論に至るものです。

今では、再現性が認められないとされているし(家庭環境など様々な要因によって結果が左右される)、
もはや、いろんないろんな議論がされつくしている感があるけれども。

我慢すれば幸せになれるよ、っていう方に持っていくのが、
もう何だか悲しい世界だな。

たぶん、
フォーカスするべきはそこじゃない。

大人が子どもにしてあげられることは、
すぐ食べたい子は、食べてもいいよ、それも君の個性、
2つ目が欲しい子は、待っててもいいよ、
待つのが辛い? じゃあ、どうすれば辛くなく待てるか(ストレスなく待つ方法を)、一緒に考えよ?
って、その智慧を、子供に教えていくことじゃないかな、、、

この実験で、「苦しい思いすれば報われる」って強い価値観を子供に植えつけたり、
「我慢できない自分はダメな子なんだ」とかって思わせる方が、しんぱい、、、

そういえば、心屋仁之助さんが、

ーーー

がんばる = 成果

こんなこと、ないです。

確率的には、50%ぐらいでしょうか。

ーーー

って言ってたけど、我慢や自制心も、けっこう似たようなもんじゃないかな、、、、

もし、ひとつのマシュマロを「ああ、美味しいな、しあわせだなあ!」って食べられるなら、
それは、その子の個性として素晴らしい宝物だと思う。
なんでみんなが2個目待てないといかんの、、、

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