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【英国医学部】 英国医学部を選んだ理由

英国医学部を選んだのは簡単なことではありませんでした。まずは日本に医学部に入学したくて、人生の道を描いていました。しかし自分の中で留学がしたいという気持ちや日本の男女差別の激しい社会への不満があり、他の道も調べ始めました。
まず自分の中で大きな選択肢として医学部vs他学部、日本の医学部vs海外の医学部、英国医学部vs他国医学部に分けました。有料記事なのでなるべく多くの役立つ情報を含めました。医学部留学を迷ってる方・将来海外で働きたい・英国留学したいという方のお役に立てたらと思って書きました。


医学部vs他学部

-やりがいのある生涯できる仕事
-生活があり程度安定できる
-就職が決まってる(ぷらすとマイナス)
-人と関わる仕事
-専門性高い

やりがいのある生涯できる仕事
医師として働くことは、やりがいのある生涯できる仕事の一つです。患者の健康を守るという使命感は、他の職業にはない特別な感情をもたらします。医学は常に進化しており、新しい治療法や技術が次々に登場するため、学び続けることが求められます。この挑戦があるからこそ、医師は生涯にわたり成長し続けることができるのです。

生活があり程度安定できる
医師の職業は、安定した生活を提供してくれます。初任給は比較的高く、経験を積むごとに年収が増えていきます。医療の需要は常にあるため、職業としての安定感が高いのも魅力です。また、医師としてのキャリアは多岐にわたるため、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことができます。

就職が決まってる(ぷらすとマイナス)
今の所、英国の医学部の卒業すれば英国内のどこかには必ず就職できます。(またどこという点には色々問題が現在あるのですが)他学部と違い仕事探し、就職できない心配をほぼありません。その代わりどこの会社で働く・どういう仕事をするなど選択する面白みはありません。医学部を卒業したら”Resident Doctor” (前:Junior Doctor)という研修医の仕事について決まったことをとりあえず2年するのが定番です。

人と関わる仕事
医学部もほぼ毎日何百人の同級生と授業を受けたり、少数で学ぶクラスで人と関わるのが多いです。その先も患者とのコミュニケーションはもちろん、医療チームの一員として働きます。人が好き、または人の周りにいるのが好きというなら医師は常に患者さんか医療チームの誰かといるので一人でいる時間が少ない仕事かもしれません。私はsocial battery(人と関わっていれるエネルギー量)は特別多くないと思いますが人と関わるのは基本的好きで、一人でいるのは苦手です。

専門性高い
医師としての専門性は非常に高いです。年数をかけて深い知識と技術を習得することができます。私みたいに一つのことを上手くなって集中したいという人には良い選択かもしれないです。自身の専門性を活かしたキャリアを築くことが可能です。私はスポーツを積極的にやってきた影響か何かに集中をし、スキルを磨くという作業が好きで医学も似てるのかなと思います。

日本の医学部vs海外の医学部


-大学によって英国医学部は5年
-男女差別・男女賃金格差
-就職の可能性
-自分自身の成長
-将来の年収


大学によって英国医学部は5年

日本の医学部は全大学6年制なのにくらべて英国の医学部は基本的に5年制。5年だと他学部の4年より1年多いだけなのでかなり短時間で医学部を卒業できます。早く医学部を卒業したい人にはおすすめです。特にもう学士を取得している人には良い選択肢だと思います。
英国にも大学によって6年制の大学もあります。
6年生の大学例:UCL, Imperial  College London , Oxford and Cambridge
なぜ6年かというと他の5年生大学だと選択別の”Intercalating Degree”という医学部在学中にもう一つ学しを取得できる英国唯一のシステムがあります。

男女差別・男女賃金格差
日本は先進国の中で男女共同参画 ”Gender Equality” が最も遅れている国だと言われています。これは教育の中、社会に出ても同じです。私はスポーツ界、塾に通ってた頃などで見えたのが女性への固定観念と差別。私が努力を積み上げて医師になっても女性だからといって同等に認められないのが分かりきっていました。

経済協力開発機構(OECD)のデータによると、男女の賃金格差は、日本は2022年は21.3%ある。同年の米国は17%、英国は14.5%と日本より低い。北欧では10%を下回る国も多い。21年のOECD平均は、11.9%だった。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD2419F0U3A121C2000000/


英国は決して男女は平等とは言えませんし、男女賃金格差はないとは言い切れないのですが日本よりははるかに進んでいます。英国に住んでても個人的には女性として暮らしやすいです。英国はセクシャルハラスメントなども重く考え、女性をサポートする体制が進んでるのを実感します。


就職の可能性

英国の医学部を卒業し、英国の医師免許を取得することは、将来的に国際的なキャリアを築く上で非常に有利だと感じます。英国の医学部は、世界的に高い評価を受けており、その教育水準やカリキュラムは多くの国で認められています。そのため、英国で医師免許を取得すると、他の国々でも比較的スムーズに働くことができる可能性が高いです。
一方、日本の医師免許は、国内では非常に厳しい基準で評価され、信頼されているものの、海外でそのまま通用することが少ないです。日本の医師免許が認められている国は限られており、多くの国で働くためには追加の資格取得や試験が必要です。

自分自身の成長
海外で一人暮らでは様々な困難に立ち向かいます。初めの頃は毎日が戦いなように覚えています。だが、本当に自分が日々日々成長していくのを感じました。新しいものに挑戦して、うまくいったこと、うまく行かなかったものに振り返って、次の機会に繋げることを心がけました。留学して「自分」という理想な自分像に近づけるように思います。家族の影響を受けていないともっと新しいことに挑戦したり、問題に向き合う態度を変えたり色んなことに試してみれるのを感じました。また、医学を海外で学ぶ、異文化の中で自分を試すこと、困難に直面しても立ち向かうこと私にとって大きな成長のきっかけになっています。

将来の年収
英国で医師として働く場合、初任給は約£36,616から始まり、毎年6,000£以上増えます。日本と比較しても、医師の年収は高い傾向にありますが、生活費や税金を考慮すると、大きな差はないかもしれません(自分の実感だと物価は日本の大体✖️2)  
しかし、日本だと開業医以外はものすごく高い給料を得ることは少ない印象です。しかし海外は給料を増やす方法が多い気がします。例えばアメリカは日本みたいな国民健康保険、英国みたいなNHSがないので良い質の医療を受けたければ”Private"という高額を自費で払うことで受けられます。英国でもNHS以外でPrivateという国の保険外で医療を受けることでもっと素早く医療をいけられることがあります。医師とすればこういうシステムに関わることで収入に大きくプラスになります。


英国医学部vs他国医学部


自分はハンガリーとチェコの医学部も検討しました。受験もして、入学をしようとしていましたがどうしても不満がありました。

-Commonwealth Countriesで将来働くやすい
-世界で働ける(英国医学部の評判と歴史)将来日本で働きたくても、医師国家試験の海外の大学の個別審査の不満軽減
-カリキュラムの充実度(安心感)GMC guidance
-イギリスの安全さ (英語圏、基本安全、。。。)
-学生生活の充実度 (学生寮、部活、学生へのサポート体制)

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