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28歳独身女が最近気づいたこと

自分に自信がなかった。
自分のやっていることとか、自分の特徴とか性格が、常に間違っていると感じていた。

どう振る舞えば正解なのか。
どう答えれば相手は喜ぶのか。
どう行動すれば引かれないか。

そんなことばかりを常に考えていた。
そうすると、嘘があまりにも得意になった。
自分を抑えるのが得意になって、自分を曝け出すのがすごく怖かった。

飲み会で自分の話のターンになるとものすごく冷や汗をかく。
話す側にいるのが怖いから、すぐ相手に話を振る。
自分のことを話して嫌われたり、引かれたりするのがものすごく怖い。

私はかなりお酒が大好きで、みんなでお酒を飲んで盛り上がったり
みんなでワイワイ楽しむことが好きだった。

けれど、
「チャラそう。だらしなさそう。」
「酒好きの女は嫌だな。飲めない人を彼女にしたい。」
「清楚な人の方がいい。」

そんなことを言われることもあったし、ネットに書かれている情報も多いからか、なんかそんな人がたくさんいるような気がして、
私のこのお酒が好きとか、ワイワイ楽しむことが
間違いで、ダメなことだと思っていた。

素を出すのが怖い。
だから、素を出さずに我慢して、よりたくさんの人に好かれたい。
無難にしていれば誰からも嫌われることはないし、
「良い人」って思われたい。

そんな気持ちが根底にあった。
「他人に嫌われること」がすごく怖い。
だから何も言えないし、自分の意見がない薄っぺらい人間だった。

誰かが何か間違えてても言えないし、
沈黙の時間が怖いし、

だから、毒舌な芸能人とか、
個性があって尖ってる有名人とか
羨ましいなーと思っていた。

だって、そういう人は一部の人に嫌われたりするけど、
一部からは猛烈に好かれたりする。
無難な人ほど猛烈に好かれることはなくて、
みんな無関心だったりする。

個性があるほど嫌われるリスクはあるけど
自分のアイデンティティがしっかりしていて
人間味があるから好かれるのだろうな。
嫌われている一面もあるからこそ、
そこに魅力を感じる人も多いのだと思う。

誰からも好かれるのは無理。
っていうのはよく聞く話。

自分のことを好きな一部の人を大事にしよう。
それはわかっている。

でも、できるだけ多くの人に好かれたいって
思っちゃうんだよな・・・
怖いのだよな、嫌われるのが。

いつも飲み会でワイワイしてしまって、
ああ 嫌われたかも・・・
なんて思うのも結構疲れてしまっていた。

でも、私がこの前、素を出して思い切り楽しんでいた時があった。
その姿を「良い!」と言ってくれる人たちがいた。
大多数の人は、はしゃぎすぎ〜って思う瞬間だったかもしれないけれど
それが良いと言ってくれた。

お酒が飲める人は一緒に盛り上がれるからいいね!
お酒好きは好感度高い!
そしてみんなで盛り上がって、楽しく過ごした。

その時すごく嬉しかった。
自分の素質が認められたような気がした。
たかがお酒の話なんだけど(笑)

自分にとって短所だと思っていたところが
見る人が変わると長所になる。
それを改めて感じた。
あんなに隠したかった短所なのに、
認められ、褒められ、賞賛される。

この時改めて思ったのは
仕事においても同じだよな、と。

自分の長所や短所って、この歳になるときっともう変わらない。
だからこそ、自分の長所と短所を自分でしっかり理解して
長所を生かすことができる環境に自分から行かなくてはいけないのだと。

私は前職で、押しの弱い営業マンをしていた。
どうしても、「お客さんが迷惑がっているのではないか」と思うと
足がすくんで訪問できなかった。
商品の説明をしている時も相手の顔色を伺い、
「本当は嫌だろうな」という気持ちが先行し、
なかなか売るまでに至れなかった。

きっと、あの時の自分は、誰がどう見ても
「デキない営業」
だっただろう。

その後転職し、事務職に移った。
エクセルで計算したり、法的な文章を習得し書類を作成したり
ミスのない資料を作ったり
その時はとても褒められた。

文章が上手い、他人や自分のミスをすぐ発見できる、計算ができる。
愛想よく対応すること、丁寧な言葉遣いをすること。
そこを認めてもらえた。

アルバイトで接客をしていた時も、
自分はこれがやりたかった!
と思うほど自分に向いていたと感じた。

お客さんに居心地の良い空間を提供すること
お客さんを喜ばせること、
気持ちの良い時間を過ごしてもらうこと
自分の振る舞いで、少しでも誰かの日常がHappyになってもらえたら、
と思っていた。

そう思えたのは、自分の長所や価値観が、環境と合致していたからだと思う。

この世界には
メリットだけ、デメリットだけ、という事象はきっとない。
メリットの裏にはデメリットも存在するし、デメリットにはメリットも存在する。

長所は環境によっては短所になるし、
短所は環境によって長所になる。

自分の長所が活きる環境に身を置くことが
自分の使命であり
自分が自分に、しなくてはいけない義務なのだと思う。

恋愛だって
自分の長所を嫌だと思う相手とは
どんなに好きでもやっていけないだろう。

自分は気が利くことが長所で、どんなに優しくしたとしても
「優しい男よりちゃんと自分を指導してくれる男が好き!!!」
という女の子の元では
それは短所になってしまう。

でも、「とにかく優しい人が好き!」という女の子のところでは
「こんな優しい人がいるんだ、素敵だな。」と尊敬されて、
ちゃんと長所が長所のまま活きるのだ。

私のようにお酒が好きで飲み会で盛り上がっちゃうところも、
清楚で控えめな人が好きという人にとっては
「うわ〜引くわ〜彼女にしたくない。」となり、短所になる。

でも、お酒を楽しんだり一緒に盛り上がるのが好きな人にとっては
「楽しい人だ!また飲みたい!」
というふうに映る。

本当に面白いものです。
同じものでも、見る人によって、180°結果は変わるのだから。

そう思ったら、自分の素を隠すことが意味のないものに思えた。
素を隠した偽った姿が、誰にでも「長所」に映るわけではない。
その偽った姿を嫌う人もいる。
それなら自分がやりたいことをやって
自分の素を出して
自分と合う人と仲良くする方が良いのではないか。

そして、どうせ偽っても
いつかバレるのだよ。(笑)

自分に合った環境を、全員が見つけられたらいいなと思う。
誰しも長所があって、合っている環境があるのに、
世間体とか、見栄とか、先入観とかで
間違った方向にいって病んでしまう人もいるから。

私も自分にどんな環境をプレゼントすればいいのかわからない。

だからこそ、今実践しているのは、
「やりたくないこと」を洗い出すこと。

自分を理解することは難しいけど、
やりたくないことならすぐ思いつく。

みんなも、自分の長所が活きる場所を自分にプレゼントしてほしい。
正解なんてないし、今の自分が、理想とかけ離れているなんてのも大歓迎。
私だって
自分の今の姿は自分のなりたい姿ではない。(笑)
もっとしっかりしてて、かっこよくてサバサバしてるキャリアウーマンに
憧れているんだから。(笑)
でも今の自分は毎日のほほんとしてて、自由で、日々グータラしたり楽しいものに飛びついたり浪費したりするような自分。

でも、まずは、ありのままの自分を見ていくことが大事。
だから、自己分析はずっと続けていきたい。

良ければ皆さんも、長所と短所、教えてくださいね♪


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