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あなたのランチ見せてください!ー滋賀支店 鳥居奈央

JTBには、全国47都道府県に拠点があります。それぞれの支店で、さまざまな社員が働いているのに、その魅力を伝えられていないのは、もったいないのでは。

そんな想いから、各支店でいきいきと働く若手社員たちに行きつけのお店やパワーチャージスポットを紹介してもらい、ランチを一緒に食べながら、仕事の楽しさや地域の魅力、その他もろもろについて「おしゃべり」する企画を始めてみることにしました。

今回は滋賀支店 入社5年目の鳥居奈央。行きつけのお店だというカフェ「白いピアノ」で話を聞きました。 

入社4年目から法人営業に異動。自分でお客様を探しに行くのが楽しい

鳥居 奈央(とりい なお)
2020年入社。入社後、滋賀県内の店頭で旅行販売を担当。所属していた店舗の閉店に伴い、4年目でもともと希望していた法人営業へ異動。店頭から法人という全く違う分野にチャレンジし、苦労しつつも日々奮闘している。滋賀生まれ、滋賀育ち。

――本日はよろしくお願いします。まずは鳥居さんが、JTBに入社しようと思った理由から聞かせてください。

就活のとき、自分が楽しいと思えることを仕事にしたいと考えていました。もともと旅行好きだったこともあり、旅行業界をよく見ていたんです。JTBは旅行だけではなくプロモーションや地域交流、インバウンドなどいろいろな事業をしていたり、福利厚生がしっかりしていたりして。長く働き続けられそうだなと思ったのが入社の決め手でした。

――いまは入社5年目ですよね。どんな仕事を担当されているんですか?

一般企業や自治体といった法人の営業を担当しています。法人営業の仕事は、旅行営業をはじめ、地域の魅力づくりや課題を解決する地域交流、MICE※など多岐にわたるのですが、そのなかでも企業の社員旅行など、団体旅行の営業担当です。

仕事の流れとしては、まず企業の予算や希望条件に合わせて旅行プランを考え、行程表を作成してお客様に提案をします。気に入っていただければ、各種交通機関や宿泊施設、その他訪問予定の施設の手配など出発までの準備を行い、場合によっては添乗員として同行し、旅行をトータルサポートしています。

※ Meeting(会議・研修)、Incentive(研修旅行)、Convention(国際会議・学術会議)、ExhibitionまたはEvent(展示会、イベント)の頭文字をとった造語。多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称

――なるほど。行程表も作成するということは、全体のタイムスケジュールなども決めるということですよね。 

そうですね、お客様によってしっかり観光がしたいのか、それともある程度自由に過ごしたいのかも違うので。何度もヒアリングを重ねて、お客様に合わせて調整しています。
店頭での旅行販売から法人営業へ異動してきたばかりのころは、慣れない業務も多く、本当に大変でした(笑)。

――やっぱり個人旅行と団体旅行だと全然違うものですか?

旅行というもの自体は変わらないんですけど、個人だと宿泊と交通機関の手配が中心で、それ以外はお客様が自由に好きなところへ行かれるケースがほとんどです。ところが団体だと、どこで昼食や夕飯を食べて、どこに観光に行くといった行程すべてを決めるので、考えることが多いですね。
個人旅行だと、その場で手配して完結するのですが、団体旅行の場合は細かい打ち合わせなどもあり、長い期間をかけて旅行を作っていくので、動き出してから3カ月以上はかかります。

――となると、出発までにお客様とのやり取りが多く、同時並行でさまざまなサポートをしているんですね。マルチタスクは得意なタイプですか?

いや、得意でもないかもしれないです(笑)。でも、タスクが漏れないようにスケジュールを細かく管理して、なんとかがんばっています。

――異動してから2年目、そろそろ慣れてきましたか?

慣れてきました! 仕事を楽しむ余裕も生まれてきたので、最近だとお客様を自分で探し、新規営業することに楽しさを見いだしてます。

――新規のお客様は、どうやって探しているのでしょう。

営業で外回りをしているときに見かけた会社を調べることもありますし、企業のホームページを見て、新卒採用情報の福利厚生の項目に「社員旅行」と記載されているかはチェックしていますね。あとは会社の「周年」も重要で、例えば今年で100周年という企業だと、イベント的に社員旅行を企画されることも多いので、そういった情報は見逃さないようにしています。
自分でお客様を探しに行けるというのは、店頭での旅行販売のときにはなかったことなので、自分の興味のある業界や企業を探して、実際に提案し、最終的に私がプランニングした旅行で喜んでいただけたときはうれしいです。

おいしい日替わりメニューが魅力の「白いピアノ」

お店の名前にもなっている、店内中央にある「白いピアノ」

――この連載では、各社員の方に行きつけのお店を「パワーチャージスポット」として紹介してもらうのですが、今回「白いピアノ」を選んだ理由を教えてください。

支店の近くにもいくつかよく行くお店があるのですが、「白いピアノ」はいつも好きな料理やおいしそうなメニューが出てきて、本当にハズレがない。日替わりでメニューが変わるので、いつ来て違うものが食べられるのがうれしいです。家庭的なバランスの良い食事が食べられるのもありがたいですね。おいしいごはんと居心地のよいお店でゆっくりリフレッシュでき、午後の仕事も頑張れる気がします。

――今日のメニューも献立のバランスが良くて、量もちょうど良さそうです。 

この日の日替わりメニューは、カリッと揚げられた唐揚げの甘酢あんかけ、かに玉、小松菜の和え物

いつも日替わりメニューは美味しいですけど、今日のメニューの甘酢あんかけは、私的にはかなり当たりです!野菜がいっぱい食べられるのがうれしいんですよね。

――会社の人ともよく来るんですか?

そうですね。大人数で行っても快く対応してくれ、混んでいてもスムーズに席へ通してくれるので、支店メンバーで「今日はどこでランチしよう」となったとき、大体「白いピアノ」になるくらい。安定感もあって安心できるし、私にとってパワーチャージできるお店です。そもそも「白いピアノ」は、異動してきたばかりのときに「いつもみんなで行ってるお店があるから」って連れてきてもらった、いわば滋賀支店御用達のお店なんです。 

近くで働いている方に人気のお店なので、時間帯によっては混むんですけど、みなさん休憩の1時間で来ているのですぐ空くんですよね。だから入れなくて困ることはあまりないです。混んでいたら2階の席も行けますし。

鳥居はいつも「日替わりランチ一択」とのこと

――仕事だけでなく、最近ハマっていることがあれば教えてください。

ハマってることはないんですが、ハマりたいことはありまして。最近初めて酵素浴に行きました。70℃近くある、米ぬかの入った木の中に顔だけ出した状態で体全体を埋められるんです。砂風呂のような感じで、10~15分くらいでもとても汗をかいてデトックスできます!

デスクワークなので肩こりがあるんですけど、酵素浴をしたあとは体が軽くなって、肩こりも解消しました。 

――定期的にリフレッシュするの大事ですよね!

そうなんですよ。それこそ、家の近くにスーパー銭湯があるので、サウナも月2回くらい通っていました。最近はあまり行けてないですけど…。

私、結構飽き性なので、ハマってもすぐ終わっちゃうんです(笑)。さすがに仕事だと飽きることはないですけど、好奇心が強いので楽しそうなことはいろいろやりたいし、何でも飛び込んでいきたいタイプだなと思います。そういう意味で、幅広い事業に取り組んでいるJTBでの仕事は、いろいろなことに関われる面白さがあります。

異動してから広がった自分の世界

――鳥居さんは、生まれも育ちも滋賀だとお聞きしています。そんな鳥居さんが考える滋賀のおすすめスポットはありますか?

個人的には「びわ湖のみえる丘」が好きです。箱館山の頂上にあるんですけど「虹のカーテン」や「風鈴のよし小道」というきれいな場所があって、映えスポットなんです。山の頂上なのもあって涼しいですし、景色が好きですね。

びわ湖のみえる丘 虹のカーテン
びわ湖のみえる丘 風鈴のよし小道

打見山と蓬莱山の山頂にある「びわ湖テラス」も間違いないスポットだと思います。他には、古い町並みの中を食べ歩きなどしながら過ごせる「黒壁スクエア」や、約2.4kmもある「メタセコイア並木」なども人気です。歴史好きの方には、彦根城など歴史スポットも多いのでおすすめです。

食後に琵琶湖の湖畔にて。「週末に開催されるマルシェに訪れることもありますし、琵琶湖を眺めにくることもあります」。

――どこも行ってみたいところばかりです!やっぱりJTBに入ると、観光スポットとかへのアンテナの感度は上がるものでしょうか。

そうですね。でもどちらかというと宿泊場所の方が気になるんです。同僚でも、友達でも、旅行に行ってきた人がいたら「どこのホテルに泊まった?」とかは聞いちゃいますね(笑)。これは結構職業病だと思います。 

――なるほど。そうやって社内で情報がどんどんシェアされていくんですね。それでは最後に、これからやってみたいことを教えてください。 

異動してから、自分の中の世界が広がった感覚があるんですよね。店舗にいたときには関わることができなかった人たちがたくさんいて、会社にはこんなにいろいろな仕事があるんだなって。

長く働き続けたいと思ってJTBに入ったので、これからも業務の幅を広げていけるよういろいろなことにチャレンジしたいです。今は旅行だけを担当していますが、ゆくゆくは、滋賀の魅力をたくさんの人に伝えていけるよう、地域交流の仕事にもかかわっていきたいなと思っています。

写真:  斉藤菜々子
文:   早川大輝
編集:  花沢亜衣  

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