J・S・ローリコン

自称「近代魔法学」の第一人者。 深く考えれば考えるほど難しくなる魔法の設定。でも適当な…

J・S・ローリコン

自称「近代魔法学」の第一人者。 深く考えれば考えるほど難しくなる魔法の設定。でも適当な設定で書き進めたくはないそんな貴方のために、私が独自に研究し、汎用性の高い設定を考えました。 そのままパクってもよし、不都合な設定を勝手に変えて参考にしてもよし!

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  • 近代魔法学

    創作に使える魔法の設定の考察を主な目的とし、既存の作品の魔法やファンタジー的な設定を体系立てて、汎用性の高い魔法の設定を考える。

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近代魔法学についての説明

近代魔法学とは何か 魔法については、体系化されておらず、我々素人は曖昧な認識で適当な設定で書くことになってしまう。 もちろんそれでも、小説という表現方法においてはそこまで問題になるわけではないが、しっかりとした設定を考えたい者も多いことだろう。 そこでまず、私は魔法を古代魔法と近代魔法に分けて考えることにした。 古代魔法とは、まだ科学が発達していない大昔に実際に信じられていた魔法のことを指す。複雑な儀式を要したり、特別な道具や、生贄が必要になるあれである。錬金術も古代魔法

    • 「はじまりの空島」は、「はじまりの台地」より誘導が強くなったのは何故か?

      「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」(以下ティアキン)のチュートリアルエリア、はじまりの空島は前作「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」(以下ブレワイ)の同じくチュートリアルであるはじまりの台地と比べると、誘導が強かったとの声が多いです。実際、わたしもそう感じました。 では何故、そのように感じたのか、そしてどうしてそのような作りにしたのかを考察したいと思います。 ブレワイとの違い ティアキンはブレワイより誘導が強めな印象で、逆に言えば一つ一つのイベントが丁寧とも言

      • ティアキンクリアした感動を語る。「チュートリアルのあの文章」の意味。

        ⚠この記事には「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム」の重大なネタバレが含まれています。まだクリアしていない方は、クリアしたらまた見に来てください。 プレイ時間約80時間、我慢できずにラスボス戦へ今回はティアキン全体の感想というより、ラスボス戦〜エンディングに関して語らせてくれ。 プレイから約80時間経過し、地上絵のストーリーも全て見てしまったのが間違っていた。本当はもっとゆっくり、色々探索しながらサブクエとかももうちょい消化してラスボス戦に挑むつもりだったのだが、あんな

        • ネオユニヴァースシナリオから読み解く、「ウマ娘とは何か」。

          先日、ウマ娘でネオユニヴァースが育成ウマ娘で実装された。見た目が好みなので貯めていた石を解放したのですが、ウマ娘界に激震が走るとんでもないシナリオだったので熱の冷めぬうちに記事を書こうと思います。 ※本記事にはネオユニヴァースの育成シナリオのネタバレが含まれています。 これまでのウマ娘考察「ウマソウル」について これまでのウマ娘についておさらいしましょう。 これまでウマ娘の考察にあった用語として「ウマソウル」というものがあります。ウマ娘は別世界(つまり我々のいる世界)の魂

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        近代魔法学についての説明

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        • 近代魔法学
          13本

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          強化魔法(バフ・デバフ)は戦闘でのコスパがいいかもしれない。

          現実でのドーピングについての確認と強化魔法への考え方 魔法にはいくつかの種類があるが、そのひとつに「バフ」や「デバフ」と呼ばれるものがある。攻撃力や防御力をあげるなどの魔法のことをそう呼ぶ。 今回はそんな魔法の仕組みについて考えようと思う。 現実にも人の身体能力を向上させる方法がある。ドーピングと呼ばれるものだ。 有名なステロイドと呼ばれるドーピング剤は体内で男性ホルモンと同じような働きをし、タンパク質合成を活発にし、筋組織を増大させることで筋力を向上させることができる。

          強化魔法(バフ・デバフ)は戦闘でのコスパがいいかもしれない。

          『MP』の測定方法を考えてみた。

          今回は魔法の実験についてかんがえていこうと思う。 特に、魔力量の測定は、魔法使いにとって重要である。 ステータスを見る方法がある場合はそれで良いが、そうでない場合、魔力量を測る方法はあるのだろうか。 まず、そもそも魔力量といっても、魔力自体は世界中全ての座標に存在するので、測るのはソウルの量だ。 しかしソウルはそもそも量として測れるのだろうか。 まず、ソウルは別に、魂そのものではない。強い感情から生まれたエネルギーのようなものだ。 まずは如何にしてこのエネルギーが生まれる

          『MP』の測定方法を考えてみた。

          【ウマ娘】如何にして私はモルモットになったか【戯言】

          突然だが、諸君。わたしはアグネスタキオンというウマ娘が好きだ。 ロリコンなんだからお前はフラワーとかスイープとかマヤノが好きなんだろと思っていただろうが、しかし私の最推しはタキオンである。 まず見た目から言及していこうと思う。タキオンの勝負服はなんとダボダボ白衣なのである。なんといっても私はダボダボ白衣が大好きなので、これはもう私を狙い撃ちしたデザインともいえる。 タキオンは名前の通り科学者っぽい感じで、実験が大好きな理系ウマ娘だが、しかし第一印象とは反して効率厨ではない。

          【ウマ娘】如何にして私はモルモットになったか【戯言】

          レベルについて②

          レベルについての考察を続けます。 前回、「数値化の仕組み」は魔法、神託、オーパーツのどれかだと話しました。それについて詳しく話します。 まず魔法。要するに人の能力を数値化する魔法を人が作ったという話。ありえない話ではない。能力値の基準などはちょっと難しいかも。 次に神託。なろうあるあるとして、「スキル」や「職業」などをある年齢に達するなどで神(教会)から与えられることがある。 ある意味で自然現象に近い。また、絶対的な数値を決められている納得感もある。 次にオーパーツ。古

          レベルについて②

          レベルについての考察①

          経験値とは 近年のファンタジーでは、レベル制を用いていることが多い。まぁ分かりやすい反面、数値にインフレ起こすくらいなら無くてもいいというのはある。 それはともかく、今回はレベルと経験値について考察していく。 経験値とは、育成要素のあるゲームだと大抵あるシステムで、基本的には敵を倒すことで経験値が溜まり、一定数の経験値が溜まるとレベルが上がる。 また、強い敵ほど貰える経験値も多い。序盤から少し高いレベルの敵に挑んで一気にレベルを上げるのも楽しいし、ラノベでは「なんらかの偶然

          レベルについての考察①

          汎用性の高いVRMMOの設定もそのうち書きます。

          汎用性の高いVRMMOの設定もそのうち書きます。

          龍は飛行魔法で飛んでいる?

          龍。ドラゴン。それはあらゆる生物の中でも最強の生物であり、場合によっては神に近いと言われることも多い。 そんな龍だが、現実的に考えればあの巨体をあの翼で浮かせられるわけがないので、実際には魔法的な何かで飛んでいるのではという説がある。 今回はそれについて考察していくよ。 魔法を使わない場合 まず、魔法的な要素がない場合について考えてみよう。 現実の鳥がそうであるように、空を飛ぶのには身体の重さを相当削ぎ落とす必要がある。そういうことにすれば、魔法的な要素はなくせる。 しか

          龍は飛行魔法で飛んでいる?

          【戯言】魔法を使うには高い知性(ING)が必要であることは超サイヤ人をみれば一目瞭然だし、感情をコントロールすることで何かを成せる。

          魔法を使うには「魂を込めて」呪文を唱える必要があると言ったが、魂そのものを消費しているわけではない。あくまで魂からでるエネルギーを消費しているだけだ。(重ための作風にしたい場合は魂そのものを消費でもいいかもしれないが、汎用性は低いので割愛)。 さて、このエネルギーをソウルと呼ぶことにする。 ソウルは強い感情によって生まれるものとしていたが、魔法使いが毎回感情を剥き出しにしているかと言うと違う。 今回はそんな矛盾について考察していこうと思う。 そもそも魔法の威力は何で決まる

          【戯言】魔法を使うには高い知性(ING)が必要であることは超サイヤ人をみれば一目瞭然だし、感情をコントロールすることで何かを成せる。

          杖についての問題提起(だけ)

          魔法とセットで語られるものといえば杖がある。 この場合の杖は魔法を使う補助道具のことであり、必ずしも杖の形をしている必要はない。 今回は杖が何故必要なのかについて、いくつかの仮説を立てる。 ①近接戦闘用 魔法使いは呪文を詠唱する関係上、近づかれるとやはり不利なので、棒状の近接武器は必要不可欠である。 剣や槍でもいいが、遠距離攻撃をする関係上少しでも速く動けるに越したことはない。あくまで一瞬身を守れれば良いので軽い杖の方が良いだろう。 「杖である理由」はこれが合理的。 ②威

          杖についての問題提起(だけ)

          誰でもカンタン魔法言語の作り方

          魔法の仕組みについてはわかったと思いますが、肝心の「魔法言語」を作るのはかなり難しそうに見えるでしょう。 もちろん既存の言語での命令文でも良いですが、「魔法の呪文」はあった方がそれっぽくなると思います。 とはいえ「言語」を新しくつくる必要はありません。作るのは「暗号」です。 オススメは換字式暗号と呼ばれるものです。 おそらく簡単なのはシーザー暗号と呼ばれるもので、50音、またはアルファベット順にして、それを(任意の整数)文字ズラすことで暗号になります。 例えば「あ→い」のよ

          誰でもカンタン魔法言語の作り方

          初心者必見!魔法を誰でも簡単にカッコイイ名称にできる「フロム式命名規則」を解説

          厨二病の読者のみんな〜、ごきげんようじょ〜。 前回まではかなりマジメな内容だったので、今回は少しライトな話にするよ。 これまでのよくある魔法の名称とその問題点 多分多くのラノベ作家が「カタカナのみ」or「日本語+カタカナのルビ」で魔法の名称を考えていると思うけど、バリエーション多くしようとすると意外といい感じにするのが難しい。特に初級から最上級の魔法までたくさん考えたい場合には向かない。 強くてカッコイイ魔法の名前を考えるのは実は簡単。カッコイイ単語をそのまま使うだけで

          初心者必見!魔法を誰でも簡単にカッコイイ名称にできる「フロム式命名規則」を解説

          【お知らせ】サムネ用画像を作りました!【みんな見て】

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