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ティアキンクリアした感動を語る。「チュートリアルのあの文章」の意味。

⚠この記事には「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム」の重大なネタバレが含まれています。まだクリアしていない方は、クリアしたらまた見に来てください。

プレイ時間約80時間、我慢できずにラスボス戦へ

今回はティアキン全体の感想というより、ラスボス戦〜エンディングに関して語らせてくれ。
プレイから約80時間経過し、地上絵のストーリーも全て見てしまったのが間違っていた。本当はもっとゆっくり、色々探索しながらサブクエとかももうちょい消化してラスボス戦に挑むつもりだったのだが、あんなストーリーを知ってしまったからには続きが気になって仕方ない。

ラスボス戦の演出


まずラスボス戦。
前作では四神獣を攻略したら神獣アタックによって厄災ガノンのHPが削られるという演出があった。
今作ではまず、ラスボスに近づいたあたりで賢者たちの召喚が無効化→1対1でガノンドロフと戦闘、からのガノンドロフが闇(?)の秘石の力を解放したところに、本物の仲間たちが駆けつけてくれるという演出だった。
前作と比べてより共闘感のある熱い演出だったと思う。私はまだ賢者たちを強化しきっていなかったので、3連爆弾矢でファントムガノンを一掃したが、割と助けられた。

その後、ガノンドロフがさらにこれまで神殿で戦ったボスを召喚して、賢者達がそれぞれそのボスと戦い、またガノンドロフと1対1の構図となる。
多分神殿を攻略していないとそのボスらとも戦うことになるのだろう。もう少しやり込んだらそれもやってみたいものだ。

難易度について

前作と比べて難易度は確実に上がった。
やはり瘴気ダメージがかなり強い。なんとなくだが、ブレワイと比べてラッシュのタイミングも変わった気がしていて(気の所為だったらすまん)、思ったより被弾してしまったのもある。
そもそも前作ブレワイの厄災ガノン戦はラスボス戦としては簡単すぎた。
今作では瘴気ダメージという「最大HPが削られる」というものの他に、ガノンドロフ特有の能力で「削られた最大HPが更に壊れて、それすら回復できなくなる」というのもあり、それなりに緊張感のある戦いを楽しめた。
実際、少し準備不足だったのもあり筆者は1度死んだ。

ラスボス戦、第二形態

「やったか!?」と思ったが案の定やっていなかった。まぁ人型だけだと派手さは少し足りないしね。
魔獣ガノンとかにでもなるのかなーと思っていたら、なんと秘石を食って龍化!
ブレワイ、ティアキンにおいて龍って敵とかモンスターというより、「自然の1部」みたいなもんで倒せるものじゃないので、かなり予想外、かつ絶望的なものだった。

戦闘の内容としては白龍となったゼルダが駆けつけてきてくれてサポートを受けながら、黒龍となったガノンの弱点を攻撃すると言うもの。
今作はとにかく、仲間との協力があるというのが前作との違いとして顕著だが、まさかゼルダとも一緒に戦えるとは思わなかった。

そして驚いたのが、「ガノンを討伐した」ということ。封印ではなく討伐。ハイラルとガノンとの長年の因縁についに決着がついたのだろうか。それともまた復活してしまうのだろうか。ここは龍についての考察を深める必要がありそうだ。

エンディングにて判明する、チュートリアルの「あの文章」の意味

そしてついにエンディング!
ガノンを倒すと、ラウルとソニアの2人の力によって奇跡的に人間に戻らせてくれました。地上絵イベントをすべて終わらせた時点でゼルダを元に戻す方法については特に描写はなく、ゼルダを救うことができるのかという不安を抱きながらボス戦へ突入したので、本当に良かった。奇跡って起きる時には起きるもんですねぇ。

龍化が解け、空から落ちてゆくゼルダ。ダイビングで加速してそれを追うリンク。オープニングのあのシーンがプレイヤーの脳裏に浮かんだことでしょう。しかし今度はあの時とは違います。なんせダイビングという新要素がありますので、落ちていくゼルダにグングン追いつきます。
新要素を遊びだけでなく、最後の最後にストーリーで生かす……これが神ゲーか。

OP ゼルダの手を掴めない
ED 今度こそゼルダの手を掴む


そしてついにゼルダ様の手を掴む!そして視線の先には大きな池。そこで私はチュートリアルのあの文章の意図を理解した。
そう、「水の上なら、高所からの落下でもダメージを受けない」。

チュートリアルの伏線

はじめてこの文を見たときは誰もが笑っただろう。
勿論現実ではコンクリート並みの硬さになるとどこかで聞いたことがあるが、ゲームにおいてそれは当たり前のことだし、わざわざ説明するゲームも見たことがない。当たり前ゆえに、わざわざ言われるとギャグとしてこんなチュートリアルの些細な文章がクリアまでずっと頭に残り続ける。
そして始まりの空島では勿論、多くの場面で水に飛び込むことがあった。飛び込んだ時のあの綺麗なしぶきを見るためにわざわざ飛び込んだ人も少なくないのではなかろうか。
思えば発売前の青沼さんのプレイ映像でも、「水の上なのでダメージを受けません」と言って飛び込んだシーンがあった。あの時からずっと伏線が張られていたのだ。

ここまで理解したその瞬間、ゼルダを抱えて水上に着地。
エンディングが終わり、メインチャレンジ「ゼルダを探して」のクリアを告げられ、私は肩の荷が降りたように脱力した。

エンディングを終えて

今作はゾナウギアなどで移動が便利すぎるというのもあり、いつでも終わらせようと思えば終わらせられてしまう。ブレワイのウツシエからハイラルジオゲッサーするより遥かに楽だ。本当は100時間でも200時間でもやって、祠とエピソードチャレンジくらいは終わらせて、リンクもしっかり強化した状態でラスボスに挑みたかった。このゲームはクリアが遅ければ遅いほどいいみたいなとこあるし。
ただ、あんなストーリーを見せられたら助けにいかないわけには行かなかった。たった80時間で終わらせてしまって良いのだろうかという迷いもあったが、終ってみれば一切の後悔はない。なによりこれはネタバレを踏んでしまわずにみれて本当によかった。
より楽しむにはたくさん寄り道して、それが長ければ長いほど良いと考えている人も多いだろう。実際メインだけさっさとやってしまうのは少し勿体ない気がする。でもまぁ、これから1000時間でも2000時間でもやっていくし、数十時間の初見プレイの時間の違いなんて誤差だろうと思うことにする。

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