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育休の最適期間

今日は私が考える『育休の最適期間』について書いてみようと思う。

日本では『育児休業=育休』が1年間取れる。場合によっては1年6ヶ月まで。

育休が取れず、産後8週間後復職を余儀なくされている医局もあるが、

私の元医局の女医さんは、一年間とる人が多かった。
だからそれがスタンダードなのかと思っていた。

育休の申請は、産前・産後休業の申請と同時に行う場合が多い。

まだ産んでもないのに、将来に待ち受けていることがわからない中(特に第一子)、育休期間を決めて、書類を提出しなければいけない。

「育休一年間取れるから、一年間取ろうかな
    保育園見つかるか、わかんないし」

ちょっと待って、そこのあなた!

悪いことは言わない!短くしよう!

特に女医さんや、バリバリ働いていた女性

実際、当初育休を1年間申請したけど、耐えられなくて、早めに復帰した女医さんを何人か知っている。


じゃあ、『育休の最適期間』はどれくらい?

自分が第一子を妊娠中、病院に勤めている、と仮定して、
保育園も好きな時期に入れる
働き方自由に決めていいよ、と言われたら

✔️生後3ヶ月から週に1回勤務
✔️生後5ヶ月から週に2回勤務
✔️生後7ヶ月から復帰

を選ぶ。

理由は以下の通りだ。

①自分が社会から断絶されている、と思わないように
②自分の働く勘を鈍らせないように
③寝不足問題との兼ね合い
④産後ハイの終わり→慢性疲労
④人見知り・母子分離不安のピーク時期

順々に説明していく。

①と②

『育休』というと、「仕事はせずに赤ちゃんと一緒の時間を慈しむ」みたいなふわっとした響きであるが、実際は過酷で、修行のようなものだ。

自分の力だけでは到底生きていけない、コミュニケーションも全く取れない、赤ちゃんの昼夜を問わないお世話。

ワンオペの人は特にものすごい過酷さだと思う。

社会から隔離され、おっぱい/ミルクとおむつ交換で一日が終わる。

同期や旦那さんは今まで通りの社会生活を送っている。

基本人としゃべらない。

「自分、毎日なにやってんだろう」

社会から置いてけぼりをくらったような感覚。

しばらくその生活を続けていると考える。

「こんなんで、また復帰して元通り働けるのだろうか?」

ブランクが長ければ、長いほど、そう感じる。

でもよ、生後3ヶ月くらいになると、体も完全復活するし、だいぶ赤ちゃんのお世話にも慣れてくる。

私は外に出たくて仕方がなくなった。

「あー社会とのつながりが欲しい」

でもここで、思いきって、常勤に戻れない理由がある。

それがの夜まだ赤ちゃんがまとまって寝ないため、母親が慢性的な寝不足であることだ。

産後2-3時間起きの授乳をしなければいけない時期に、仕事に復帰するのはやや厳しい。毎日寝不足だと、注意力散漫になるだろう。

だって眠いんだもん。

そして育児アプリにいつも決まって書いてあるのが

「まだまだ夜寝れないので、赤ちゃんがお昼寝をしている間にママもお昼寝をしましょう」

働いてたら、昼寝ができない!!

そして生後3ヶ月はちょっとまだふにゃふにゃだし、フルタイムで保育園に預けるのが、かわいそうと思う人もいるかもしれない。

でも自分の気分転換・メンタルヘルス・スキル維持のために、週に1回は外に出て働く。

週に1回でも早めに仕事に戻っていれば、「ちゃんと復帰できるのだろうか」と不安がそう大きくなることはないだろう。


そして勤務を徐々に増やす。

復帰に向けて、自分も子供も慣れていく。


③寝不足問題との兼ね合い

子供が寝るかどうか

これは子供によるらしく、予想不可能!

でもネントレをする価値はおおいにある。

平均的に生後6−7ヶ月くらいになると、夜まとめて寝る子供が増えてくる。

子供が夜通し寝てくれるかどうか、これは母親のQOL に大きく関わってくる。

私が参考にした本はこちら↓

友達から出産祝いにもらい、生後4ヶ月くらいから真面目にやった。

おかげさまで、大した寝かしつけもなく、夜通しぐっすり寝るようになった。

でも10ヶ月かかった。うちの子遅い方でした。

でも夜起こされなくなると、私は日中元気!働けるわ!!


④産後ハイの終わり→慢性疲労

産後しばらくは、『産後ハイ』と呼ばれる状態になる人もいるし、慣れない育児で緊張状態が続くので、それほど疲れを感じない場合も多い。

産後うつは産後いつの状態でも起こりうるが、けっこう半年以降にもみられる。

子供が起きている時間が長くなるし、離乳食のストレスも加わり、母親の慢性疲労がたまりにたまる。

そのことについて書いてあるnoteを見つけたので、ここに貼っておく。

同感ですー!私は生後8ヶ月くらいで、しばらくマジで疲れてました。

毎朝、起きて思うこと

「あー疲れた!」笑


④人見知り・母子分離不安問題のピーク

子供の『人見知り・母子分離不安』は生後8ヶ月頃から始まり、生後10ヶ月〜1歳半にピークになる。

1歳に近づくにつれてだんだんわけがわかっているので、1歳になり、突然保育園にいくことになると、嫌がって泣き叫ぶ。
1歳児はけっこう激しく抵抗する。
ハンガーストライキをすることもある。

そうすると母親に罪悪感が生まれる。
「こんな泣き叫ぶ我が子を置いてまで、私は仕事がしたいのだろうか」

でも保育園に行くことや他の人が面倒を見ることに、早めに慣れさせておけば、それが普通だと思い、特に大きな問題は生じない。

うちの子も生後3ヶ月くらいの時は、ジムの一時保育にお願いしてもなんの問題もなかったが、生後10ヶ月の時にはベビーシッターさんへの人見知りがすごかった。最初大変だった。慣れるまで涙がちょちょぎれた。


***

長々書いたけど、「1年間育休とる人って、結局保育園が見つからないからなんじゃない?」と言われたら、ジ・エンドだ!笑

そして病院の方針で、育休中のバイト禁止ってところもあるし、思い通りにはならないけど、

よくわかんないからって、安易に育休を一年間とると、デメリットもいっぱいあるってこと

第一子妊娠中の産前の私に教えてあげたいことをまとめてみました。

少しでも参考になると嬉しいです!





最後まで読んでいただきありがとうございます❤︎
これからもどうぞよろしくお願いします!


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