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多職種・多機関連携による重層的支援は、対人支援のオーケストラ。その指揮者になる。

重層的支援士・対人支援専門家のミスター・クワトロです。
私は、様々な対人援助の資格を持ち、実際に対人援助をしてきました。
今、対人支援の現場では、多機関連携や重層的支援という方法が注目され始めました。これは、複合問題に対処するためには、単一の支援だけでは、不十分であり、福祉、心理、教育、産業、医療、司法など、様々な異なる分野の専門職や専門的機関が連携して援助する必要があるということを意味しています。
 例えば、虐待児童やヤングケアラーの支援においては、少なくても福祉支援、教育支援、心理支援の三つが必要となります。一つだけの支援で解決できる問題ではありません。今や社会に山積する問題は、多角的なアプローチによる多職種・多機関連携による支援が不可欠なのです。
 そして、これらの多職種・多機関による連携は、一つのオーケストラとして調和的に統合され、被援助者の生活や精神に心地よく響くことが大切です。
 言うまでもなく、オーケストラには、指揮者が必要です。私は、その指揮者として多機関連携による支援をしてきた経験から、新しいタイプの相談所の設立を夢見ています。多機関と連携しながら、公認心理師、社会福祉士、精神保健福祉士、キャリアコンサルタントなどからなる多職種による相談所を開設したいと思っています。
 私のいうクワトロとは、愛、正義、知恵、勇気の四つの徳を意味します。これは、全ての対人支援職に共通に必要な徳です。また、対人支援相談所クワトロにおいては、これらの四つの徳を備えた人材を育成したいと思っています。

                      令和4年8月8日
                            ミスター・クワトロ

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