『我流俳句』|『秋を堪能』一挙放龍(全31龍|28龍の解説付)
※※※皆さまへ|お読みになる前に※※※
この全31龍の記事は "#タグ"の関係で誤って登録となりました。
#白杯応募 の正式な作品は、以下↓となります。(Jオヤジ)
『我流俳句』|秋の食卓|#白杯応募に参加します
https://note.com/joyaji/n/n3791dce05ccf
晩秋を迎えるにあたって、この時期の微妙な情景と情緒を一気に書き出してみました。
新作の28龍をお楽しみください。白杯応募済の3龍も添えています。
スキは大歓迎!
コメントもビシバシ大感激です!
ひと時の癒しになれば嬉しいです。
<28龍>
1.『Fallと Autumnは 秋だって』 (可笑し)
(フオォルと オウゥタァムは あきだって)(おかし)
※日本人による日本の秋は「秋」がしっくりとくる。
2.『fall in love で 秋と恋』
(フオォオル インラァヴゥで あきとこい)
※「恋に落ちる」が正しい訳だが、分け方によっては「秋に恋する」とも「秋と恋」とも勝手に解釈できる。
3.『フォールとは 野球?落ちる? 秋なのよ』
(フォールとは やきゅう おちる あきなのよ)
※少しの冗談と駄洒落の掛け合わせ風。そして少しの皮肉。「野球」で馴染の音は「ファール」、「fall」の訳は「落ちる」。でも、今言いたいのは「秋」なのよ。
4.『オウタムは 秋に聞こえる 他国だけ』
(オウタムは あきにきこえる たこくだけ)
※日本情緒として「Autumn」と見聞きしても「秋」と直結しないのは私だけだろうか? 現代の日本(若い世代)では、英単語がもっと浸透しているのだろうか?
5.『分からない オウタム言われ はぁ?鸚鵡』
(わかならない オウタムいわれ はぁおうむ)
※これも、少しの冗談と駄洒落の掛け合わせ風。そして少しの皮肉。「Autumn」という文字も発音も、聞き直さなければ馴染めない。「オウム」と早合点してしまいたい気持ちになる。
6.『秋の色 感じれるのは 日本だけ』
(あきのいろ かんじれるのは にほんだけ)
※秋を説明する材料が豊富である。色とは陽射し、気温、紅葉、果物、食事、行事、匂い、音、習慣、体調、感情も含んだとても豊かなものを指す。
7.『秋化粧 例えるならば 紅葉かな』
(あきげしょう たとえるならば もみじかな)
※雪化粧が冬ならば、秋化粧とすれば紅葉(もみじ|こうよう)となった。「紅化粧」が「雪化粧」の対比となるが、「秋」=「紅葉」がお互いに同等の意味を持つと捉えた。
8.『同じ海 秋に眺めて 寂しくて』
(おなじうみ あきにながめて さみしくて)
※夏場に眺めた海と同じ場所なのに、秋という季節の中で眺めると途端に情緒的になる。
9.『春と秋 気温は同じ 心別』
(はるとあき きおんはおなじ こころべつ)
※春と秋の気温はほぼ同じだと思うが、活発な夏に向かう春と、これから年の瀬を迎える冬に向かう秋では、心のあり方が全く異なる。
10.『扇風機 いよいよ邪魔だ 感謝して』
(せんぷうき いよいよじゃまだ かんしゃして)
※エアコンは既に冷房から暖房に切り替えたが、スイッチを入れることはない扇風機が1台寂しく未だ立っている。
11.『鈴虫や 蝉の代わりか 歌声か』
(すずむしや せみのかわりか うたごえか)
※今年は雨が多かったせいだろうか、蝉の鳴き声は9月初旬まで聞こえた。と思っていると、いつの間にか鈴虫らしき声に代わっている。
12.『鈴虫や 蝉の代わりか コーラスか』
(すずむしや せみのかわりか こーらすか)
※賑やかな様子を「合唱団」「コーラス」とも表現したかった。
13.『紅色が 一際目立つ 紅葉かな』
(べにいろが ひときわめだつ もみじかな)
※山林に未だまだ緑色が多く、橙色の存在は色濃くはないが、その中でも「もみじ」は赤々と「紅色」を誇っている。
14.『夏遠く 感じる風は 乾いてる』
(なつとおく かんじるかぜは かわいてる)
※そんなに遠い昔ではない2ヶ月前に浜辺で楽しめていたのに、既に肌に感じる風は明らかに秋の気配になっている。
15.『夏遠く 感じる風は 透き通る』
(なつとおっく かんじるかぜは すきとおる)
※夏の解放的、爽快感を感じる風とはまた異なり、秋の風には透明感を覚える。
16.『長袖と 半パンセット 一ヶ月』
(ながそでと はんぱんせっと いっかげつ)
※結局、程良い暖かさと涼しさの中間で過ごせたのは9月中旬頃から一ヶ月程だけで、あっと言う間に寒さを感じるようになってしまった。季節も、時間も移り行く速度が早いと感じる。
17.『迷い鏡 厚手は早く 薄手寒(さむ)』
(まよいきょう あつでははやく うすでさむ)
※姿見で、あの服、この服とハンガーから取り外してあてがうが、冬物らしきは見た目も暑く、かと言って薄手の長袖でも肌寒い。出掛ける手前にかなり時間を要する。
18.『未だ早い 種巻くとろけ 今暫し』
(まだはやい たねまくとろけ いましばし)
※甘く柔らかく完熟した柿をつるっと食べるのが好きだが、種の周りまで柔らかくなるには未だ時間がかかる。
19.『山の柿 渋いか試す 好奇心』
(やまのかき しぶいかためす こうきしん)
※小学生悪ガキ時代、野山(本当は畑内)の柿をオヤツに獲っていた。残念なことに、たまに超渋柿を口にしてしまうことがあった。
20.『山の柿 渋いか試す 悪ガキか』
(やまのかき しぶいかためす わるがきか)
※「柿」と「ガキ」を対比させました。私はこちらが好きです。
21.『緑色 蜜柑の季節 もう終わり』
(みどりいろ みかんのきせつ もうおわり)
※不思議なもので、市場から急に青々とした緑の蜜柑の姿が消える。オレンジ色の蜜柑が並び出すと、そろそろ年末かと気分の方向が変わる。
22.『栗拾い ザクザク踏んだ 遠足で』
(くりひろい ざくざくふんだ えんそくで)
※小学生の遠足の記憶。毬栗の剥き方(踏み方)を教えてもらったのが嬉しくて、両脚で挟んでザクザク割った。
23.『気を付けて 落葉の下 栗の棘』
(きをつけて らくようのした くりのとげ)
※落ち葉にの下に潜む、栗の毬(いが)が結構危険だ。薄い靴底のシューズでは突き抜けることもあるので注意が必要だ。
24.『加速する 夏バテ過ぎて 過食かな』
(かそくする なつばてすぎて かしょくかな)
※夏バテによりせっかく体重が減ったのに、リバンウンドよろしく食欲が加速してしまう。嗚呼止まらない。止められない。誰か止めて。
25.『秋夜長 人は言うけど 常同じ』
(あきよなが ひとはいうけど つねおなじ)
※秋の夜は長い長いと昔から言うけれど、時間枠の24時間には変わりない。
26.『秋の夜 寒さ対策 冬並みで』
(あきのよる さむさたいさく ふゆなみで)
※夜中に稼働する時間が確かに多くなっている。夏の次の秋だからと油断せず、しっかり防寒を意識した方がよさそうだ。
27.『運動会 陽射しは暑いが 影寒し』
(うんどうかい ひざしはあついが かげさむし)
※太陽は熱く輝いてはいるが、明らかに真夏の強い光ではなくなっている。確かに建物の影では明らかに冷んやりもするが、コロナ自粛ムードもあってか人の影も少なく感じるのは、気のせいだろうか。
28.『秋なのに 寒さ凍える 冬将軍』
(あきなのに さむさこごえる ふゆしょうぐん)
※未だ10月なのに、日が沈むと途端に寒さが襲って来る。まるで冬のようだ。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
素敵な秋を飾り、そして堪能し尽くし、晩秋後、冬へ向けての衣替えをして参りたいと思います。
急な寒さで体調を崩されないよう、暮れ々もお気を付けください。
どうぞご慈愛ください。
今日も一日、自他共に素敵でありますように。
(※Biore ∞ ビオレ #生活の光合成様から頂いた言葉です。)
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#白杯応募へ投稿済みの作品
<秋の食卓>
※3龍で秋の食卓をイメージしました。敢えて解説は省略しました。
①『夕暮れに 秋の香飾る 秋刀魚かな』
(ゆうぐれに あきのかかざる さんまかな)
②『焦げも良し 滴る脂 また美味し』
(こげもよし したたるあぶら またうまし)
③『栗ご飯 秋に食べたい 昔から』
(くりごはん あきにたべたい むかしから)
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※今日の悩みどころ(表現として判断に迷った事をメモし始めました)
・秋を代表するモノ、コトは沢山ありますが、思い出や印象が秋刀魚に深くあるようです。
・#白杯応募への投稿した際の写真が気に入っていますので、秋の飾り(締め括り)に使用しました。
・イメージ写真:チリーズさん
https://www.photo-ac.com
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