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うちのパパは子育てがしたい【子育てエッセイ】

我が家の旦那さんは、とても子煩悩だ。

自営業でお花屋さんをしている彼は、保育園の朝の送りもお迎えも緊急の仕事の案件がない限り私と一緒にやろうとする。

息子のアレルギー通院も一緒に行こうとするし、子どもたちのどちらかが体調不良になれば私が何も言わずとも仕事の調整をしている。

当たり前のように排便でもおむつの交換をする。子ども2人連れて公園にお出かけもする。育休中の私がしていたように。



それらのことに対して、私は心の底からありがたいと思う反面、どこか違和感というか居心地の悪さを感じていた。

保育園で出会う保護者たち、公園やマンションで会う人などの身近な周りの人から、
「あそこのお宅、いつもお父さんも送迎に来ていて本当に親は仕事しているのかしら?」
「お母さんは1人では何もできないの?」
「子ども2人くらい、親1人でなんとかしなさいよ。」
と言われているような、思っているような気がしていた。

実際、保育園では言われたことはないのにね。
(義母に遠回しに言われたことはある)



私はこの居心地の悪さを思い切って彼に伝えた。
「保育園の送り迎え、無理して仕事の調整しなくていいよ。保育園で周りの目もちょっと気になる。」
と。

すると、とてもがっかりしたような、悲しい表情になった。
「俺は自営業で、育休こそ取れなかったけど、融通が効く今だからこそ、やりたいことをしているだけ。」

彼は自分が子育てをしたくて、していた。そのことに気づかず、私は周りの目を気にして、彼の気持ちよりも周りからの目を気にしていた。そんな自分が恥ずかしくなった。



世の中はどんどん「男性も子育てを普通にして当たり前だよね」という方向に動き出している。とても喜ばしいことだ。どんどんそうなったらいいと心から思っている。

それなのに、意外と世の中の動きにブレーキをかけているのは、今回の私のように、実は当事者の子育て世代なこともある。

子育て支援がもっと充実したらな~
もっと子育てしやすかったらな~

なんて思う前に、まずは自分の思い込みや価値観が凝り固まっていないかどうか確認していきたいな。



自戒の想いを込めて、今回の出来事をnoteにして発信しました。

ちょっとでも自分の子育て感の違和感を紐解いたり、じっくり振り返るきっかけになれば嬉しいな。



明日もいい1日になりますように。


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