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240th_クロールに学ぶ「動作のPDCA」

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  このブログは、
  「生涯、荒唐無稽!」を掲げ、
  ジャーニランという200~500kmを走る
  というクレイジーなレースにおいて、
  その最高峰を目指すとある男の実録である。

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「仮説を立てて、検証する」と、
理解は深まり、技能が向上する。


■ 昨日、ジムでの業務中に、ふと次のような疑問が湧きました。

クロールって、
「両手をそろってから次の手を動かす」のがいいのか、
「右手(左手)を伸ばしていく過程の 両手が揃う前のタイミングで左手(右手)が動かす」ほうがいいのか。

(いつも思いますが、動作を文章で説明するのは非常に難しい!し、めんどくさい汗)



■ こう言う疑問が湧いたわけです。
疑問が湧いたと同時、
"後者、つまり「両手が揃う前に次の手が動き出す」ほうが泳ぎやすいはずだろう"と仮説を立てました。

僕自身は泳いではいませんが、
動作を陸上で立っているときに再現してみると、おそらく後者のほうが動きのスムーズさや効率性などが良いように感じられたからです。

ですが、これはあくまでも陸上で動きを再現してみただけにすぎません。
水中だと、全く別の要素が働き、仮説が覆されるかもしれません。


そこで、上記の疑問を 実際に泳いでいる人たちに聞いてみて、プールの現場で泳いでもらうことにしました。

■ すると、やはり仮説どおり、「両手が揃う前に次の手が動き出す」ほうが圧倒的に泳ぎやすかったようです。

加えて、今までは「息継ぎもするからそのために次の手が動いていた」と言う別の視点でクロールの動きをしていたと言うご意見をいただきました。

なるほど、確かに、「手で水をかく」だけでなく、「息継ぎのために顔を横に向ける。すると、それにつられて手が動く」と言う動きの構造がありそうです。

とするならば、「どのタイミングで次の手を動かすのが効率的なのか」と言う新たな疑問が湧いてきます。

この、「疑問」→「仮説」→「検証」を繰り返すことで、その競技に対する理解や技術の向上に繋がります。


■ 昨日、お話ししましたイチローさんの野球に対する考察は、「打つ」や「投げる」といった動作に対する「 仮説 → 検証 」を元に積み上げられているはずです。
し、僕自身がRUNに対して取り組んできた動きの考察も、ひたすら自分の体で 「走る」という動きを「 仮説 → 検証 」を繰り返してRUNに対する理解を深めていきました。

こういった「疑問」→「仮説」→「検証」を自分自身で取り組める方は、放っておいても技能が向上していきます。「 仮説 → 検証 」を行うたびに、おもしろさを感じるでしょうし。し、自分の体で学ぶので血肉になりやすです。


■ これは動作に対する難しい話ではなく、
「自分で考え、仮説を立てて、自分の体で検証する」だけのことです。

「なぁなぁでその動作をする」のではなく、
「そういった思考になって動作に対してPDCAを行っているかどうか」の問題です。

動作を言語化することは、その理解の手助けをする形になります。
(たびたび言いますが、非常にめんどくさいですが)


■ 僕はこれを「動作のPDCA」と名付けました。
はい、僕が勝手に名付けましたw

日常的な動作も、言語化し、PDCAを立ててみると、新たな気づきや学び、向上につながるかもしれませんね。


今日もお読みいただき、ありがとうございました!


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