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英語の学習手帳

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英語を勉強していく中で気づいた記事をここにまとめています。もしご関心があればお読みいただければ幸いです。
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#語学学習

受験英語と負の遺産

受験英語と負の遺産

英語と、私が学んだその他の言語との大きな違いは、
英語が受験勉強の必須科目だったことです。

そして、受験英語を通して身に着けてしまった英語の癖が、今でも自分の足かせになっていると感じます。

何故かと言うと、学校英語は大学受験で問われる知識・能力を前提に教えられるためであり、

大学受験で問われる知識・能力とは、受験生を選別し差をつけるために課される問題を解けるための知識・能力だからです。

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【英語】インフルエンザと「the flu」

【英語】インフルエンザと「the flu」

こんにちは!
今、日本でも、私の住んでいるドイツでも、コロナやインフルエンザがとても流行っています。コロナ禍が一応の終りを迎え、人の往来が再び増えている中、病気の往来も増えてきています。皆様もどうぞご自愛ください。

最近英語の冠詞について、もう一度勉強しています。
冠詞に関して、以前、次の2つの本にとても感銘を受けました。

ただ、最近英語史関連の本、つまりは英語の専門家の本を読んでから改めてこ

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【英語】定冠詞のキホン(2)

【英語】定冠詞のキホン(2)

こんにちは!
前回の記事では、定冠詞の代表的な使い方2つについて説明しました。

1.「同じものの中で、ある特定のものを際立たせる」
(例:「the orange」→「あのオレンジではなくて、そのオレンジ」)
2.「異なるものの中で、ある特定のものを際立たせる」
(例:「the orange」→「ブドウやリンゴではなくて、オレンジ」)

使い方①のほうは、代表的な使い方で分かりやすいと思います。

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【英語】定冠詞のキホン(1)

【英語】定冠詞のキホン(1)

英語の定冠詞には色々な使い方があります。
この記事ではその中でも特に重要な2つの使い方を紹介します。

ずばり、
「同じものの中で、ある特定のものを際立たせる」
「異なるものの中で、ある特定のものを際立たせる」
です。

ここから先は「the orange」という言葉を例にして、それぞれの使い方を順に見ていきたいと思います。

①同じものの中での特定1つ目は、「同じものの中で、どれか特定のものを際

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曖昧な英語

曖昧な英語

それぞれの言語に分かりにくい文はありますが、仕事柄英語に触れる機会が多いため、英語を読んでいて「ん?どっちだ?」となることが多々あります。

その多くは、コンマの有無(恐らく英文法的には不要だけれど、あった方が格段に読みやすい)や、性の不存在と言うものが原因ではないか、と思います。

英語はフランス語やドイツ語に比べてかなり単純化された言語です。
だからこそ、色々な解釈の可能性が出てきて、複雑な文

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自動詞と他動詞

自動詞と他動詞

こんにちは。
今回は、英語の自動詞と他動詞の不思議、について話していこうと思います。

この違いですが、ざっくり言うと、
自動詞は、「自分独りで自立できる(=文が作れる)」動詞、
他動詞は、「他人(=目的語)の力を借りないと文が作れない」動詞
ということになります。

なるほどなるほど、同じ「言う」であっても、

I go. はこれだけで文が成り立ちますが、
(I go to schoolの「to

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【リーディング】同じ作者の本を読む

【リーディング】同じ作者の本を読む

 こんにちは!
 大学院が夏休み(懐かしい言葉・・・)に入りましたので、これからはもう少し更新の頻度を上げていきたいと思います。

 今回は、リーディングの話です。

 本を読めば語学力が上がるのは間違いないのですが、語学力は筋トレやダイエットと同じように長い目で見て続けていかないと効果が出ないので、例えばあと数週間後に語学の試験を控えているといった場合には、多読自体に特効性はあまりありません。

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