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【研究概要・ESの書き方】理系向け!研究職の内定を掴み取れ! ③研究概要の書き方編

生物・化学系修士博士の皆様へ!

こんばんは。
東大博士課程を卒業し、新卒で大手内資系製薬の研究職をしている就活わらじと申します。
突然ですが、修士・博士課程後の進路として企業研究職を考えている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな皆様に向けて、研究概要・エントリーシートの書き方のコツをお伝えしたいと思います!

※この記事では研究概要の書き方について紹介します。
 志望動機などその他の項目については、こちら。

研究概要・ESの添削をご希望の方は、このブログの一番下のリンクをご参照ください。


1.はじめに

この記事は製薬研究職への就活を念頭において書いたものになります。
とはいえ、食品や化学系メーカーの研究職を志望する方でも、やたらと就活解禁の早い製薬大手* を腕試しに受けてみようと検討している方も多いかと思います。
今回まとめたコツは、製薬のみならず研究職全般の就活に役立つものとなっていますので是非読んで行って下さい!
* 博士課程の場合、D2の夏に募集が始まります(4年制博士の方はD3の夏)。度肝を抜かれる速さです。


2.研究概要とは

研究職の就活ではエントリーシートと併せて、研究概要の提出が求められます。
この研究概要とは、A4用紙1〜2枚程度でこれまでの研究を説明するというもの。
研究職選考の場合、研究概要は選考の結果を大きく左右する重要な書類と言っても過言はないでしょう。

研究概要で企業が確認している点は以下の2点。

・どのような研究スキルを持っているのか。
・いい研究者になりそうか。

それぞれ詳しく解説していきます!


3.どのような研究スキルを持っているのか。

企業側は、学生がどんな研究をしてきたのか、ひいては『即戦力として期待できるスキルはあるか。』を研究概要から読み解きます。ここでいうスキルとは、どのような実験系ができるのか、どのような解析ができるのかということです。
この傾向は博士課程の選考であるとより顕著になっており、そもそも研究職の採用では、企業側で採用したい研究スキルがすでに決まっている場合もあります。
企業側がどのようなスキルを求めているのかは結局のところわからないので、私たちにできるのは、アピールできそうなスキルは全て盛り込んでおくことになります。
結果が伴わなかった実験で使用したスキルであってっも、スキルを習得しているのであれば(多少自信がなくても)書いておくことをお勧めします。自身の就活経験から、ネガティヴデータであっても、技術のアピールにつながるのであれば書いたほうがいいと私は考えています。


4.いい研究者になりそうか

企業側が研究職の採用で気にしていることは結局のところ、『いい研究者になりそうか。』この一点です。
いい研究者、特にいい企業研究者に求められるのは、以下の2点です。

・分かりやすく研究結果を伝えられるのか。
・この研究がどの様に役に立つのかを説明できるのか。

企業では、より多くの人と関わり合いながら、時には予算を取り合いながら研究を進めていく必要があります。また場合によっては、研究経験がない人や研究から離れてキャリアを重ねた人とも議論をする必要があります。そんな時に求められるのは、研究結果やその意義を分かりやすく説明する能力です。これがある研究者は入社後も大きく活躍できるのですが、研究概要でもこの能力をアピールすることを心がけましょう。
ただし、アピールと言ってもエントリーシートのように文章で直接的にアピールすることは、研究概要ではできません。
研究概要の主題はあくまでも研究内容であり、背景・目的・結果・展望といった流れの中でこれらの能力をそれとなくアピールする必要があります。

この流れの中で何に気をつければアピールにつがるのか、こちらは説明すると長くなってしまったので別記事でより細かく解説しています。
以下のリンクから読んでいただけると嬉しいです。


研究概要・ES添削のご依頼はこちらから。
製薬以外の業界を志望する方にもご利用いただけます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


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