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マーケ専攻の総合大学生がなぜUXデザイナーになったのか

こんにちは!Goodpatchの23卒UXデザイナー、杉本奏です。
自分は今年の4月から新卒として新たにデザイナーというキャリアをスタートさせました。

しかし、元々デザイナーを志していたわけではありません。総合大学出身で専攻もマーケティングという「デザイン」から少し距離のあるところに身を置いていた人間でした。

今回はマーケ専攻の総合大学生だった自分が「どうしてUXデザイナーという選択をとったのか」を時系列順で振り返ってみたいと思います。
マーケティングを勉強してきた就活生の皆さんやUXデザインに興味を持ち始めた方が、新しい選択をする弾みになれば幸いです!


マーケティングを専攻していた学生時代


先述した通り、自分は大学でマーケティングを専攻していました。
理由としては「人のニーズを把握し、そこにソリューションをつなげる」ことで、多くの人や社会の幸福を作ることができるのではないかと考えていたからです。
そんな夢を見ていた自分は、マーケティング管理研究ゼミナールに所属し、企業との共同研究を行っていました。加えて、理論を実践に繋げたいと考え、広告代理店での長期インターンにも参加していました。

力不足からやりたいこととのギャップ


マーケティングに関する活動を大学内外でやってきたわけですが、大学3年生の直前から「これ本当に自分がやりたいことなのかな?」と感じるようになりました。
長期インターンで自分はSNSマーケティング事業の企画をし、運用も行っていました。その経験のなかでどうしても数字を追うばかりで、「ニーズを深く考慮せずプロモーション企画をする」ことや「ニーズとはミスマッチで短略的な広告運用をする」ことが増えてしまいました。これは明らかに自分の力不足ですが、短期的な数字での結果に固執していたんだと思います。

いつの間にか、すぐに数字として結果が出てくる簡単な方法や、一方的な訴求ばかり作るようになっていました。こうなってくると、単純な作業ゲームになることで少し疲れてくるのと同時に、本当にこれが自分のやりたかったことなんだっけ?となってきました。

「ギャップを埋めたい」からの就活スタート


そういった自分のやりたいことと実態の差分を感じながら、大学3年生になり就活を本格的にスタートさせます。このできていないギャップを埋めるべく、「より当事者と向き合いソリューションを生み出すことを生業に」を就活の軸にします。
今度はしっかりと当事者起点でソリューション作りまで行うことで、多くの人を幸せにしたいと考えるようになったんです。
そういった経緯があり、サービス企画や事業企画系のサマーインターンや選考を探していました。そして、就活ポータルサイトで見つけたのがGoodpatchのサマーインターンでした。

「デザイン」という選択肢


そのGoodpatchのサマーインターンは、事業再建企画をチームで2日間にわたって行うワーク形式の内容でした。そのワーク内容自体が面白そうというのもありましたが、「デザイン会社が事業企画をやるんだー」と新鮮さがあったのを覚えています。自分にとって新しい学びが多いかもしれないと直感的に応募しました。
選考を無事通過し、2日間のワークが始まりました。まず模擬クライアントや競合他社、市場理解から始まり事業の対象となる市場セグメントを決め、その後ユーザーインタビューやリサーチを基にインサイトを深掘りアウトプットを作っていくといった流れでした。

特に後半のユーザーリサーチからインサイトを抽出していくワークは刺激的でした。ユーザーの真のニーズや本当に欲しいもののヒントをしっかり聞き出す。そして聞き出した内容から分析していく。この作業は当時の自分にとって目新しく、プロセスをこなすのに一杯一杯。

しかし、当事者と徹底的に向き合ってコンセプトを作るという工程はまさに自分がやりたかったことでした。加えて、ユーザーにインタビューしながら「本当の課題」や「潜在ニーズ」を探しにいくのは自分は好きかもしれないと直感しました。「こう聞いたらどう返ってくるかな」「この時はどう考えたんだろ」と試行錯誤しがいがあって、とてもワクワクしながらワークができていたのを今でも覚えています。

同時にマクロな市場リサーチや事業理解を最初にしっかりやる点も少し驚きでした。当時のかなり浅い自分の「デザインプロセス」の理解では、「とにかくユーザーに寄り添うプロセスだ」と誤解していました。しかし、それだけでは事業として成り立たないから、しっかりマクロなトレンドや自社の理解をしようという基本の大事さを改めて認識しました。

また、事業企画や0→1の場合、どの市場セグメントを狙うか決めなくてはいけません。その”あたり”をつける意味でも、まずは大きな市場の動向から把握すべきだと、ワークをしながら体感しました。2日間のサマーインターン終了後、やり切った達成感を抱きながら、UXデザインに本格的に興味を持ち始め、関連書籍や記事を読み漁るようになっていました。

貴重な3ヶ月のインターンでの経験


自分なりにUXデザインを学習していた日々の中で、Goodpatchのサマーインターンでメンターをしていただいた方と1on1をさせていただく機会がありました。
そこでご提案をいただき、3ヶ月インターンをさせていただくこととなりました。業務内容としては、実際の案件にサポートとして入り、調査のお手伝いや議事録などを担当しました。

実際の案件を手伝いながら現場の方々の業務を生で見れるということで、UXデザイナーという職種の解像度を上げる貴重な機会でした。特にこの3ヶ月で印象的だったのはGoodpatchの先輩方の「デザインパートナーとして共創する姿勢」です。

ただデザインやアウトプットを報告や納品して終わりではなく、クライアントと一緒に議論しながらプロダクトづくりを進められていました。そういった、ただ「作る」だけでないデザインパートナーとしての先輩方に憧れを抱き、ますます「この会社に入りたい」と思うようになって本選考へと進みます。

ワクワクするものを作りたい


このように、「当事者と向き合ったサービス作り」という自分のやりたいこととの適合性と、パートナーとしての姿に感銘して、自分は現在GoodpatchのUXデザイナーになっています。正直、まだまだ力不足なことは多々あり不安な気持ちもありますが、「当事者と向き合ったサービス作り」をしたいという気持ちは変わっていません。同時に、どうせサービスやプロダクトを作るなら「ワクワクするものを作りたいな」と考えるようになっています。

内定者時代に改めて案件などをお手伝いする中で、何度かユーザーテストに同席させていただいたことがあります。そこで先輩方が作ったプロトタイプを触り、「こういうのが欲しかった」「いいね」などの声が上がるのをよく拝見しました。中にはユーザーテスト後わざわざメッセージをくださり、「この新しいものが世に出ることにワクワクします」と伝えてくださった方もいました。そういった声を聞けるのはやはり嬉しいことだと思いますし、そんなプロダクトを自分も作りたいです。

元々自分は周りの目を気にするタイプで他人からの評価を素直に受け止める傾向があります。そんな自分だからこそ、自分が関わったプロダクトが「ワクワクする」なんて言われたら本当に幸せなんだろうなと思います。

マーケティングからデザインへ

自分は学生の間マーケティングという分野に身を置いていながらも、今はデザインという領域でチャレンジをしています。

その選択をした理由は「ユーザー起点でものづくりをすること」「当事者に向き合うこと」により深く携われると感じたからです。マーケティングのインターンをしていた頃、数字に追われるあまり当事者やニーズに向き合えていなかったという課題を、UXデザイナーなら解決できます。マーケティングに関心が高い就活生の皆さんも自分と同じように、UXデザイナーという選択肢を視野に入れてみてはいかがでしょう?

Goodpatchでは、UXデザイナー新卒採用を実施しています!ぜひ、ご興味ある方は採用ページをチェックしてみてください!

それでは今回はこの辺で!


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