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せいをおかげに伊豆旅行③〜西伊豆・二日目編〜

川崎厄除け大師に厄除けをし、カワスイのナマケモノに会いに行った初日。

疲れとストレスを癒やす為に、新島・式根島に逃避旅行に行く計画が崩れてしまった翌日。代わりに向かったのは、美しい海と日本一の夕日と言われている、西伊豆。

いよいよ、せいをおかげに伊豆旅行は最終日を迎えました。果たして、どのような結末を迎えるのか。


西伊豆の二日目

朝から、部屋についている露天風呂に入浴。入りながらでは海は見えないものの、体を温めてから、立ち上がって横を見ると、海が見えました。

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(部屋から見えた海の景色)

ウグイスなどの鳥のさえずりを聞きながら入る露天風呂は、格別でした。

リフレッシュして向かった先は、今回の旅のきっかけにもなった、堂ヶ島へ。


道草の醍醐味

堂ヶ島には、天窓洞という、天井が抜け落ちて、天井から光が差し込む青の洞窟があります。宮古島でも青の洞窟を訪れましたが、どうやら私は青の洞窟が好きなようです(笑)

この日の天気予報は晴れのはずだったが、薄い雲が広がっていた為、すぐには寄らず、少し寄り道をすることに。

薬局に寄った近くに、安城岬という文字が見えた為、立ち寄ることに。公園を抜けると、そこには、ゴロゴロと大きな岩が転がっている海岸線が。

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伊豆半島は、海底火山の噴火によって隆起したそうですが、まさに、マグマが固まった岩が無数にあり、マグマによってできたことを実感しました。そして、よく見ると、岬の向こうまで行けそうではありませんか。ウズウズした私は、一人で探検に出ました。

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妻を置いて、少年になった気分で、一人行ける所まで行きました。気付いたら、海岸も見えない所まで(笑)

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岩石も自然の一部。海だけでなく、マグマからもエネルギーを感じました。
気が付けば、天気も良くなってきたので、いよいよ堂ヶ島へ。


絶景の堂ヶ島クルーズ

安城岬を後にし、やっと堂ヶ島へと向かいました。それほど混んではいませんでしが、複数のカップルはいました。晴れてはいましたが雲が多くなってきて、薄曇りのような状態に。それでも、待っていても晴れる保証はないので、早速クルーズ船に乗り込むことに。

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晴れていれば、もっと美しく輝く海が見られたんだろうと思いますが、それはまた次の機会の楽しみにとっておきます。

ちなみに、堂ヶ島クルーズはいくつか種類がありますが、天窓洞を臨む洞窟めぐりというコースを利用しました。値段は一人1300円。約20分のクルージングを楽しみます。

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切り立った岩肌の島が多く、雄大な自然を感じます。

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いよいよ、クルージングのメインイベント、天窓洞には、ゆっくりと入っていきます。

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奥まで行くと、洞窟の中に天井が抜け落ちて、空から光が差し込んできます。

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洞窟の中から入り口を見ると、エメラルドグリーンに輝く海がとても綺麗です。

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宮古島の青の洞窟でもそうでしたが、基本、中から外を見ると、光が差し込むことで、美しい青が見られます。

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宮古島は、船ではなく、シュノーケリングで入る洞窟だったので、水中からの写真です。

この天窓洞、実は上からも海を見ることができます。クルージングが終わった後、早速天窓洞へ向かうことに。

なんとなく、左ルートで向かったのですが、坂道と階段を登り、亀岩に差し掛かりました。ここが怖い怖い!

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写真では伝わらないと思いますが、柵が途切れた後も、進むことはできます。ただ、めちゃめちゃ怖く感じて、すぐに退散しました・・・。行った際には、落ちないように気をつけてくださいね。

その後も長い階段を登り、途中で見えた絶景です。「トンボロ現象」という、干潮時に海岸と島を繋ぐ道が現れる瞬間が見られました。

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そこから階段を下ると、やっと天窓洞に到着!
すっぽりと抜け落ちて、上から見る青い海も美しかったです。

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天窓洞を巡り、元の場所に戻ると、これがまためちゃめちゃ近い。右ルートで向かえば、あっという間に天窓洞に着きますが、左ルートで向かうと、一山超える感じです(笑)。

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まぁ、道中を楽しむ道楽家なので、天窓洞に向かうまでに、亀岩や丘からの絶景を見られたのは、道楽の賜物でした(笑)

ちなみに、堂ヶ島巡りは、天候によって中止になることが多いそうです。事実、西伊豆に着いた日は全日欠航になっていました。

日本のモン・サン・ミシェル?瀬浜海岸のトンボロ現象

天窓洞に向かう途中で見えた、トンボロ現象ですが、お昼を食べてから向かうことに。ちなみに、堂ヶ島には「加山雄三ミュージアム」があり、そこのレストランで昼食をとることに。そこで食べた「なぶら茶漬け」は、出汁が利いていてめちゃうまでした!

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食べ終わって、トンボロ現象は時間限定であることに気付き、急いで向かうことに。

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どうにかギリギリ間に合いましたが、かなりくびれていました。そんなこともあろうかと、マリンシューズに履き替えて、道を渡ることに(笑)

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あっという間に沈み始めてしまいましたが、どうにか奥の象島へと渡りました。象島から観た景色がこちら。

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戻る時にはもう潮が満ち始めていました。

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まだ冷たい海水でしたが、ちゃぷちゃぷ遊んで過ごしました。
後にする時は、こんな状態でした。

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自然って、不思議で面白いですね!


世界一贅沢な温泉「沢田公園」

旅の締めくくりに行こうと思っていたのが、沢田公園の露天風呂です。ここは、『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』でも訪れていた場所で、出川さんも入った露天温泉です。

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いかがでしょうか?
入れても10人ほどで、温泉としては狭いかもしれませんが、私が入った時は他に客はおらず、この絶景を独り占め。

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柵の向こうは絶壁になっていて、落ちたら天国行きです。
このまま夕日も独り占めできるかなと思っていたら、後から二人入ってきてしまい・・・。初めて、マスクをしながらお風呂に入ることになりました(^^;

独り占めできなかったのは残念でしたが、平日ならチャンスがあるかもしれませんよ。

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前日に比べて、日が沈むところに雲が多く、真っ赤な夕焼けは見られませんでしたが、それでも贅沢な時間でした。ここは、世界一贅沢な温泉だなと思います。

この絶景を見ながら温泉に入るのに、一人600円。「18:30には出てくださいね」と言われてしまいましたが、日の入りが18:20だったので、日の入りを見届けて、伊豆を後にすることに。

夕食は、まだ食べていないキンメの煮付けを食べたいとお店を探し、帰りがけにあった「食事処さくら」にお邪魔しました。

入った時は客がいましたが、今の時期は、客がいなくなればお店を閉めることもあるそうで、行く前に電話をしてから行った方が良さそうです。

いただいたキンメの煮付けがこちら。

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いやぁ、美味しかった!!お刺身も頂きたかったですが、残念ながら終わってしまっていたのでこちらでは食べられませんでしたが、旅行を通じて、食べたいものが食べられて満足でした!

ちなみに、お土産として、キンメの開き、アジの開きなどを買って帰りましたが、脂が乗っていて、めちゃウマでした!ぜひ、西伊豆にお立ち寄りの際は、ニサク印の海産屋さんへ!


せいをおかげに伊豆旅行

というわけで、川崎での厄除けから始まった逃避旅行。疲れとストレスを癒すために、新島・式根島に向かう予定でしたが、大幅に予定が変わってしまいました。フェリーが欠航になったことで、旅行をやめていれば、これだけの絶景を見ることもできず、海鮮料理を味わうこともできなかったでしょう。ストレスも解消されることなく、むしろ症状が悪化していたかもしれません。

もしかしたら、伊豆旅行を最大限に楽しむ為に、新島・式根島旅行を計画し、行けなくなったのかもしれません。どこに行くかも大事ですが、今回の逃避旅行の目的は、疲れとストレスを癒すこと。結果的に、伊豆旅行は最高でした。

「せいをおかげに」とは、結果的に言えることかもしれませんが、思い通りにならないことや嫌なことでも、しっかりと受け止めて向き合えば、「せい」にしたくなることでも「おかげ」にすることができるものです。

そういう意味でも、この「おかげ」を味わうために、仕事で辛い目に遭ったのかもしれません。言い換えるなら、「おかげ」を味わう為に「せい」にしたくなる経験をするのかもしれません。

「せい」にしたくなることがなくても、旅行を楽しめるでしょうけど、やはり、反動があった方が、感動も大きくなるというものです。
結局、日常からしっかりと向き合っていくことで、何事も「せいをおかげに」していけるのかもしれません。

「せいをおかげに伊豆旅行」はこれにて終了。
緊急事態宣言も発令されて、GWも旅行には行けない方が多いと思いますが、伊豆絶景を見て旅行気分に浸っていただいて、落ち着いたら伊豆に行ってみてはいかがでしょうか?

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