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『コンフィデンスマンJP プリンセス編』これ観なかったら何観るの?

公開二日目、観てきました。『コンフィデスマンJP プリンセス編』
前回のロマンス編は、連続投稿250日記念として、ネタバレなしの感想のコラムを配信しました。


今回も、ネタバレなしで、感想などを発信したいと思います。


最高傑作with三浦春馬

プリンセス編公開を記念して、前回のロマンス編は、先週地上波初放送でしたが、奇しくも同じ日に、ジェシー役で出演していた三浦春馬さんがお亡くなりになりました。


そんなショックもありながら、今回のプリンセス編は、特別な思いで鑑賞しました。きっと、私以外にも、観られた方は同じような気持ちだったのではないでしょうか。

ロマンス編では、メインキャラの一人で、女帝を巡って、ダー子と詐欺戦を繰り広げました。今回は、登場キャラの一人、という役割でしたが、その存在感は際立っていました。長澤まさみさんも思い入れがあった「ダンスバトルシーン」は、三浦春馬さんは、当日に振りを覚えて臨んだそうです。にも関わらず、長澤さんをリードしていたそうで、とてもやりやすかったと述べています。

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それくらい、見所のあるシーンでもありました。

特に三浦春馬さんが出演したシーンは、特別な感じがありましたが、エンディングでは、髭男の『Laughter』に乗せて、色んな思いが込み上げてきて号泣してしまいました。

映画を撮影していたのは、おそらく昨年だったと思いますが、改めて、色んな方が関わり、色んな思い入れがあるんだろうなぁと感じました。三浦春馬さんの死は、とても悲しいもので、美談にしてはいけませんが、三浦春馬さんが生きた証の一つが、ここにあったんだと思います。

人それぞれ、色んな思いがあると思いますが、作品として面白いことはもちろん、三浦春馬さんが遺したものも、見所の一つではないかなぁと思います。


観ないと損な「最高傑作」

前回のロマンス編も、「最高傑作」と称しましたが、今回のプリンセス編も、控えめに言って、「最高傑作」です(笑)。長澤まさみさんも、「最高傑作ができた」とコメントしています。


『コンフィデンスマンJP』は、古沢良太さんによる脚本ですが、古沢さんの作品は、とにかくバランスがいいんですよ。面白い作品はよく、「笑いあり涙あり」と言われます。『コンフィデンスマンJP』は基本はコメディなので、笑いがあります。そして、ただの詐欺で引っ掛けるのではなく、人間心理を突いていて、涙させられるシーンもあります。さらには、張り巡らされた伏線回収や謎解きにはハラハラさせられます。単純な勧善懲悪ではなく、善悪嘘真実が入り乱れていて、正義や善悪を押し付けられるわけでもありません。

私は、ダー子たちを「道楽家」だと勝手に認定しているのですが(笑)、個人的には理想的な道楽家ではないかと思っています。というのも、詐欺師としてただの悪人ではなく、悪い奴を懲らしめたいだけではなく、人を救いたいという善人でもない。何より、楽しむことを第一にしていると思うんですよ。その結果、悪い奴は懲らしめられて、救われる人がいます。

そういう生き方が理想的だなと、私は思います。「人の為」に生きることは素晴らしいと思われがちですが、それで自分が犠牲になっては意味がありません。逆に、「自分の為」だけに生きて、誰かを傷付けたり犠牲にするのも違います。ダー子たちの真似は、そうそうできることではなく、真似すべきではないことでしょうけど、生き方として、本質的には誰もが憧れる。だからこそ、詐欺師であってもこれだけ愛される作品なんだと思います。

私は、自称古沢フリークとして、『コンフィデンスマンJP』も何度も観ていて、それなりに展開は読めるようになってきていますが、毎回予想の斜め上をいくので、今回も驚かされました。まぁ、展開を読むことよりも、驚かされる方が面白いんですけどね(^^;
わかっていても、驚かされること間違いなし!特別ゲストも沢山いるので、お見逃しなく!!


新キャラ「こっくり」に目が離せない!?

前回のロマンス編では、新キャラとして「モナコ」(織田梨沙)がダー子の一番弟子になって、メインクラスの活躍をしました。今回のプリンセス編にももちろん登場しますが、今回のメインゲストは、「こっくり」こと関水渚さん。

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どことなく、広瀬すずさんにも似ていて、広瀬三姉妹かな?と感じるほどでした。この作品で初めて知りましたが、『4分間のマリーゴールド』や『知らなくていいコト』などに出演していて、グラビアアイドルとしても活躍していたそうです。

控えめな演技で、最初と最後では全く印象の違う姿に、とても驚きました。まさに「プリンセス編」に相応しい、シンデレラのような役割で、とても素敵な女優さんだと思いました。

この作品で、間違いなく今後引っ張りだこになるのではないでしょうか?


映画もソーシャルディスタンス

今週は四連休で、「Go To キャンペーン」も始まりましたが、東京は対象外となり、感染者が増えていることもあり、遠出する方は多くないのではないでしょうか?

映画館内も、ソーシャルディスタンスが実施されていて、前後左右空けています。まぁ、中にはルールを無視して並んで鑑賞している輩もいましたが・・・。しかも真後ろの若い女性が!!一応睨みを効かせましたが、ルールは守ろうよ・・・。

一つ席が空くことで、両隣に人がいないので、ゆっくり観られますし、何より肘置きが両方使えます(笑)。映画に集中して観られるので、オススメでもあります。

「Go To トラベル」できないなら、「Go To シネマ」をしてみたらいかがでしょうか?


観て損なし!!

待ちに待った『コンフィデンスマンJP プリンセス編』。笑えて泣けて感動する、心に残る作品で、三浦春馬さんの姿も見逃せません。

私は、映画に1800円払うのが高いと感じてしまうのですが、『コンフィデンスマンJP』は、高いなんて全然思わないんですよ。安いとまでは思わないまでも(笑)、全然納得してお金を出せます。

観た事がない方は、ぜひ一度観て観てください。よく、「人生の半分損してるよ!」なんて言ってくる人がいると思いますが、その言い方って、なんかムカつきますよね(笑)。まぁ、人生の半分の損だなんて言うつもりはありませんが、観るのと観ていないのとでは、自分の世界観は大きく変わるほどのものだと思います。

少なくとも、私にとっては、『コンフィデンスマンJP』と出合えたことで、人生に彩りが増えました。観ていない方にとって、人生に彩りが増えたらいいなと思います(^^)


「本物も偽物もない。信じればそれが真実」


まだ観た事がない方は、テレビシリーズと前作のロマンス編をチェックしてから観たら、面白さ倍増です!!



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