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【道楽舎】「未来を知りたいこと願望と、結末を知りたくない物語の二律背反」

道楽舎コラム更新のお知らせをします!


今回のコラムは、前回のコラム、「成功したい人は未来志向、道楽家は現在(イマココ)思考」では、話題のドラマ『M〜愛すべき人がいて〜』で出てきたセリフ

「アユ!今を見るな!未来を想像すんだよ!!」

からインスパイアされて、生まれたコラムです。


現在無くして未来無し

成功するには、成功した未来を思い描くことで、実現させることができます。だからこそ、成功者は、苦難困難を乗り越え、大金やその地位を手にしています。
三浦春馬さんの自殺という悲しいニュースがありましたが、せっかく夢を叶えたとしても、成功を手に入れたとしても、自ら命を断つようなことになってしまっては、何の為の成功でしょうか。

成功したからって、悩みや苦しみがなくなるわけではありません。成功者には成功者の苦労があるんだろうと思います。未来も、未来においては現在な訳で、現在イマココと向き合えないのであれば、結局未来においても、不確かであるさらなる未来に期待することになるのでしょう。

しかし、未来も過去も不確かなもので、確かなものは現在イマココにしかない。だからこそ、道楽家は今と向き合い、生きています。

そう考えると、あの人のあの言葉も名言ですね。

「いつやるか。

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今でしょ!」


現在の中に、全ての種も、実も詰まっていると思います。どんな今でも、受け入れて乗り越えられれば、「せいをおかげに」することができます。今と向き合わなければ、「せいをおかげに」することはできません。どんな辛いことも嫌なことも、経験したことに意味があるし、意味を持たせるのは自分自身です。

話が前回のコラムになってしまいましたが(笑)、今回のコラムは、前回のコラムの続きでもあります。


未来は、知りたいものでもあり知りたくないものでもある

そもそもなぜ人間は未来を知りたいのか。不確かな未来に望みを託すのでしょうか。

旅行に行った時や、好きな人と一緒にいる時って、とても楽しく幸せな時間ですよね。しかし、終わりが近づくにつれ、寂しくなってしまいます。それは、旅行が終わった後や、一人になった未来のことを考えるから、寂しくなるものです。旅行している時や、好きな人と一緒にいる「現在」に集中しますよね。旅行に行っている時や、好きな人といる時間が、特別だからそうすると思いますが、特別じゃない「今」なんてあるのでしょうか?

未来というのは、良くも悪くも人を惑わすものなのかもしれません。
そして、人は未来を知りたいと思うと同様に、未来を知りたくないと思う所もあります。それは、「物語の結末」です。現在放送中の『リゼロ』や、今年で完結すると言われている『進撃の巨人』の結末を知ってしまったとしたら、そりゃもう台無しですよね(^^;
他にも、サスペンスで、犯人がわかっていたり、スポーツの結果がわかっていたら、楽しみや面白さは半減します。

現在、『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が公開していますが、ネタバレしてしまったら最悪ですよね・・・。下手したら観る気もなくなります。
私も公開二日目に観に行って、最高に楽しんで、ネタバレなしのコラムも配信しました。


そして、現在放送中の『リゼロ』に関しては、ちゃんと「ネタバレ」と表記して、ネタバレ全開で配信していますが(笑)


まぁ、『リゼロ』の感想コラムは、神アニメ研究家として執筆しているので、観た人に向けたコラムになっているし、note外からの閲覧がメインだと思います。そいうのも、「リゼロ感想」で検索すると、恥ずかしながら、私のコラムがトップに出てくるので(^-^)


というわけで、今回の道楽舎コラムでは、そんな「未来」というものについて、なぜ知りたいのか。逆に、知りたくない未来もあるということ。そんな二律背反の狭間で、道楽家ならどう生きるか、ということについて、言及しています。

「Go To キャンペーン」も始まりましたが、コロナも収束しない中、今後どのようになっていくのか気になる所です。ただ、未来は不確かなので、想像した所で、無駄になることもあります。未来を想像するだけではなく、しっかりと、二度とない今と向き合って生きていきたいと思います。




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