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ルフィ名言Vol.80「・・・うん、ごめん!!おれ間違ってた!!!」

物語と名言

病気になったナミを助けるのを最優先にして医者を探すことにした麦わらの一味。船は雪の降る冬島のエリアを進んでいると、目の前に突然潜水型の海賊船が現れ、船長のワポル率いるブリキング海賊団が現れる。敵に包囲されるが、ルフィが勢いで殴ってしまい、開戦する。

ワポルは、刀や船の木材を食べる”バクバクの実”の能力者で、船まで食べてしまうので、ルフィは”ゴムゴムのバズーカ”でワポルを吹き飛ばしてしまう。飛ばされたワポルを追い、ブリキング海賊団は撤退していったが、どうにか島を発見する。

一味は島の入江に入ると、

「そこまでだ、海賊ども」
「速やかにここから立ち去りたまえ」

と言われてしまう。

「病人がいるんです!」「医者を探しに来たんだ!」

と言っても信じてもらえず、今の人達は海賊を忌み嫌っていた。一言返しただけで、

「口ごたえするな!!」

と発砲してきた。やり返そうとした怒った賛辞をビビが止めようとするが、今度はビビが打たれてしまう。
流石に凝ったルフィだったが、傷を負ったビビが体を張って「戦えばいいってもんじゃないわ!!」とルフィを止める。
そして、島の人たちに、土下座をして医者を呼んでもらえないかとお願いする。

ビビはルフィに

「あなたは・・・船長失格よ・」
「このケンカを買ったら・・・ナミさんはどうなるの?」

と血を流しながら言うと、今回のルフィの名セリフ。

「・・・うん ごめん!!!おれ 間違ってた!!!」

                  出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

と素直にきき、ビビと共に土下座をして、

「医者を呼んでください。仲間を助けてください。」

とお願いすると、「村へ・・・案内しよう」と通してもらえた。

「ね、わかってくれた」とルフィに言うビビの姿からは、どこか王女たる風格を感じるものだった。

そして、一つ忠告をされる。「この国の医者は、魔女が一人いるだけだ」と。


名言の意味

今の時代、自ら頭を下げられる人がどれだけいるでしょうか?必要に迫られたり、謝罪を余儀なくされて謝罪をすることはありますが、何もしていないのに、ぞんざいな扱いを受けた上に仲間を撃たれておいて、怒らない方がおかしいかもしれません。しかし、撃たれたビビ自身が、血を流しながら反撃しようとするルフィを止めました。
その姿と思いに、すぐに聞き入れられるルフィの素直さがすごいです。

何より、「自分が間違ってた」と認めることができるところが、格好良くないですか?すぐに自分が間違ってたと認められることができたら、世の中の大半の問題はなくなるんじゃないかと思います(笑)。闇営業問題も、あおり運転もありましたが、誰にだってやらかすことはあると思います。しかし、やっちまったからには、それからの姿勢が問われます。あおり運転のバカップル逮捕のコラムでも述べましたが、やっちまってからの悪あがきは本当にみっともなく、そういう風に周りからも認識されてしまうでしょう。しかし、潔さがあれば、やっちまった後でも見る目は変わります。

島の人たちも、仲間を撃たれてもなお、頭を下げる潔さに、心を許したのです。
やらかしちまっても、悪あがきせずに、潔く「自分が間違ってた」と素直に認められるルフィのように、格好良くありたいものですね。

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