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教育とコーチング

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公立中学校教師だった著者が、1997年、アメリカから日本に初めてコーチングが導入された現場に立ち合い、人の才能を引き出す部分にコーチングの魅力を感じ、教師をやめコーチとして独立。…
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#サッカー指導者

マイアミの奇跡を起こしたブラジル人ゴールキーパーコーチから学んだ本当のコーチング

以前、中学校のサッカー部コーチをやっていたころ、三重県代表Uー14コーチも兼任していました。

東海地区の代表チームが集まって東海代表のセレクションも兼ねた練習会が行われる機会に、日本代表ゴールキーパーの川口能活さんの当時コーチであったド・プラドジョゼ・マリオ・ソアレスという(以下マリオ)というゴールキーパーコーチに指導してもらうことがありました。

ブラジルに勝つという奇跡を起こした全日本代表の

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悔しさを味わう

前回のコラム(現場で使えないコーチング)では、僕が中学校のサッカー指導者をしていた頃に、必要以上に教えないことで、選手の主体性を引き出すポイントをつかんだという話でした。

それ以降、私が叫んで教えたり、コントロールすることがめっぽう減っていきました。
そして、その後、成果が出たのか?
というところから今日のお話をしたいと思います。

サッカー部の練習メニューは、日頃、僕が練習メニューを決め、すべ

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現場で使えないコーチング

現場で使えないコーチング

97年にコーチングと出会い、学校現場で使っていましたが、最初は思ったような成果が得られませんでした。

「やっぱり学校では無理なのかな〜」
「理想論かな〜」
と、諦めかけた2年目に、やっとポイントに気づき始めます。

今日は、その時のお話です。

当時私はサッカー部のコーチをしていました。僕がコーチしていたチームは小学校でサッカー経験をしている生徒がほぼなく、よく試合では負けていました。

僕は、

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