北川隆之

人生の残り時間が少なくなってきた。 50年集めた無線機器や測定器、多量のRFジャンク・…

北川隆之

人生の残り時間が少なくなってきた。 50年集めた無線機器や測定器、多量のRFジャンク・部品の整理と共に 日々の工作で得た経験を友人だけでなく公開する場にしよう 1200MhzSSB/FT8を中心にHF~SHFまで運用  移動も大好き 1200MhzUPでの情報交換の場にもなれば

最近の記事

NanoVNA プリアンプ編 4

プリアンプ編1と2の補足 キャリブレーション 主に測定物の通過特性(周波数特性)を直視するS21 反射を見るS11 キャリブレーション方法(CAL) S11測定対象は様々あると思うが、見る場所を明確 にしてそこでキャCAL取らないと誤った結果を 見てしまう事になります 例えばNanoVNA PORT1 SMAコネクタでCALをとり 先に同軸ケーブルをつなぎアンテナを測定した場合 本当は給電部の状態を見たいのに、ケーブル込みの アンテナの状態を見る事になってしまします。 接続

    • NanoVNA プリアンプ編 3

      プリアンプ編1と2の説明、あまり丁寧でなかった のが気がかりだったので 補足説明含めて #3 Sパラメータで基本使われるのが 上記4つ NanoVNAは使用頻度が高い S11 と S21が測定できる アンテナアナライザでは出てこなかった用語なので 最初は戸惑うかもしれないが  タイトルの写真 PORT1 左側 微弱送信機 PORT2 右側 受信機 と思うと理解し易いと思う 勿論 NanoVNAの PORT1/PORT2 も同じです S11 は送信機の微弱信号がPORT1に

      • NanoVNA 雑多編 1

        NanoVNA なかなか使えるツール 便利に もう少し使いやすくできないか? 雑感まとめ 揃えておきたい 調整小物など まずは入れ物 100均へ行って¥300也のゲーム機SWITCH用 ケースを買ってみました。タイトルの写真 少し固めのシェルケースですが上手く収まり ました。 小物もそこそこ入ります。 中のクッション材は元々の物を流用 入れておきたい小物 ・キャリブレーションキット NP用 SMA用 ・SMA用スパナ 本来はトルクレンチですが ・接続用SMAケーブル ・タ

        • NanoVNA プリアンプ編 2

          1200Mhzプリアンプの 入力整合状態 S11を NanoVNAで見てみよう no+eは後から修正できるので、このシリーズ1 も追加加筆しています 見てみて下さい NanoVNA使い方 プリアンプ編 なので プリアンプの作り方や調整方法では なく NanoVNAでの測定方法になります。 S11は OPEN/SHORT/LOAD の校正キットを 使って校正面にてキャリブレーション取ります よって測定物のコネクタ形状によってキットが 変わるのですがNanoVNAに付属してく

        NanoVNA プリアンプ編 4

          NanoVNA プリアンプ編 1

          1200Mhzプリアンプの調整を NanoVNA でやってみた S11入力整合 S21ゲイン測定 HP8753 VNAでの測定とも比較してみよう チョットしたコツも必要なので、少し長くなる 予定 何回かに分けてみたい NanoVNA使い方 プリアンプ編 なので プリアンプの作り方や調整方法では なく NanoVNAでの測定方法になります。 他バンドのプリアンプ 2400Mhz、430Mhz, 144Mhz、50Mhz も同じ手順で測定できます プリアンプの調整はこだわりや

          NanoVNA プリアンプ編 1

          50Mhz LOOPアンテナ 4

          最終回 NanoVNA MコネCALキット作ってみた 最初の予定では1.2~1.5λのループに 1:4Uバラン+チューナー+CMFの予定だったが NanoVNA使って河原で見た結果予定変更 テスト環境での高さが十分でないのを心配 したがチューナ補正範囲と判断して 1:1バラン+カップラ作り直しでπ型+CMF の構成をとる事として確認含め再度河原へ 今回はNPのキャリブレーションキットと 自作のMコネCAL作ってみたので 比較から そもそもMコネのCALキットが存在するの

          50Mhz LOOPアンテナ 4

          50Mhz LOOPアンテナ 3

          LOOP記事からチョット脱線 何故河原で調整 今回の部材など 少々古いデータで恐縮だが タイトルの写真、今回使ったバランのデータ 座右の書「トロ活」を一生懸命読んで試した 頃の物 通常1つのコアに3本の線を巻いて 強制バランを作ると思うが、VHFを狙って 短めに純転送線路型を2つのコアに巻いて みたもの。 右がアイソレーション 「トロ活」は一体何度本を開いただろうか? 今の改訂版と合わせて最低でも数千回以上! 分からなくなると開く本、読んでも分からず 何度でも開く それは

          50Mhz LOOPアンテナ 3

          50Mhz LOOPアンテナ 2

          前回の50Mhzカップラ続き nanoVNAの実力は? 手の届かない給電部の状態も見てみよう 50MhzSingleQuadをタワーに設置するのに、実は 適当な長さのループ+チューナーでお終いの予定 だったが、しばらくいろいろ試してみる事にした リメイクしたものの使いまわしの50Mhzカップラ 果たしてチューニング範囲に入るのか? 適当な長さ7.1m(2mx2+1.45mx2+0.1mx2)の給電部 の状態を見たくて河原の駐車場で車の上にセット バラン入れて、今までの定

          50Mhz LOOPアンテナ 2

          IC9700 外部基準作ってみた 2

          10Mhzの周波数調整と10Mhz分配器など少し応用 OCXOと外気の接触を減らす事で温度変化を緩和 するのに断熱材は有効、簡易ではあるが発泡 スチロールのようなものでOCXOを囲んでみた 10MhzのOCXOの周波数調整は少々面倒な作業 周波数調整する前にオーブンを十分温めてから 断熱材からOCXOを取り出し 調整穴にドライバー入れて周波数カウンター 見ながら、中のトリマー回すだけの作業だが 調整穴から外気が入り込み10-20/100Hzは簡単に 動いてしまう 周波数修

          IC9700 外部基準作ってみた 2

          IC9700 外部基準作ってみた 1

          家で眠っていたOCXOをどう加工したか、製作過程 で気が付いた点など  徒然なるままに 20年以上も眠っていたOCXOが眼を覚ます時が来た オーブンコントロールされたX'tal発振器 パーツ箱の中にいたのはDTCXO含め6種類、今回は この3種類をテストしてみよう TOYOKOM(現セイコーエプソン)とキンセキ社 明確な仕様が残るのは真ん中のTCO-627Bだけ 12V±10% TTLレベル出力 24Hエージング後 ±2X10-8乗/日 ±1X10-7乗/年 IC9700

          IC9700 外部基準作ってみた 1

          IC9700 1200M QRHドリフト3

          追記 IC9700は手元から離れたが製作したOCXOを 使ったテストデータ頂いた。古いアナログ機でFT8 できるのだろうか? など補足 OCXOの周波数調整で 0.01Hz まで追い込んでも 経年変化や環境変化で1/100Hz台は容易に動く 何をOCXOに求めるかによるが、QRHであれば 周波数がずれても変動に関しては同じ。 1Hzずれれば1200Mhzでの表示は概ね100Hz FT8であれば100Hz分右か左にずれて見えるだけ 何なら設定周波数を100Hzずらせば良い。

          IC9700 1200M QRHドリフト3

          IC9700 1200M QRHドリフト2

          IC9700は外部基準を参照しながら内部基準を補正 する事を念頭に、外部基準をイロイロと考察 IC9700コールドスタート正に冬の朝電源入れた直後 昨日電源落とした400Hz離れた場所からスタート 電源投入直後はどんな機械も激しくQRHするので 特別な事はない。  右左に動きながら昨日の周波数へ向かうが、遠い さて外部同期は? 投資に見合う恩恵あるのかな? OCXOもエージングしながら周波数も合ってきた 昨日IC9700を外部基準に同期設定し、OCXOだけ 電源を落とさ

          IC9700 1200M QRHドリフト2

          IC9700 1200M QRH ドリフト1

          2023年元旦 古くからの友人から IC-9700が届いた 1200仲間内でも話題になるQRHに踏み込んでみよう ダイレクトサンプリングで、直接高周波をA/Dして 信号処理によってSSBを変復調する 軍事用など特殊な用途にしか使われなかった技術が 利用できる、夢のような機械 FT8目的で、このリグを手にされた方も多いと思う 50HzのフィルターでSSBより弱い信号を見るFT8 0.05Ghzや0.14Ghzに比べて1.2Ghzでは 50/1,200,000,000Hzを処

          IC9700 1200M QRH ドリフト1

          50Mhz LOOPアンテナ 1

          タワーのアンテナも20年ぶりに概ね復旧 残すは50Mhzと2400Mhzだけになった。 タワーが隣家に近いので平面的な物しか 上げられない都合もあって6mANT思案中 まずは、シングルクワッド(ループ)かな と言っても1.5m角の場所はあるが、他の都合 もあり横長の長方形エレメント予定 1λ強で共振させるのがマッチング都合から 良いだろうが、場所優先 エレメントの長さ1.5λ位まではゲインは上昇する だろうけどマッチングロスは増加するだろうなあ~ 悩みどころ、やってみるしか

          50Mhz LOOPアンテナ 1

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