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IC9700 外部基準作ってみた 2

10Mhzの周波数調整と10Mhz分配器など少し応用

OCXOと外気の接触を減らす事で温度変化を緩和
するのに断熱材は有効、簡易ではあるが発泡
スチロールのようなものでOCXOを囲んでみた

10MhzのOCXOの周波数調整は少々面倒な作業
周波数調整する前にオーブンを十分温めてから
断熱材からOCXOを取り出し
調整穴にドライバー入れて周波数カウンター
見ながら、中のトリマー回すだけの作業だが
調整穴から外気が入り込み10-20/100Hzは簡単に
動いてしまう
周波数修正、断熱材に戻し周波数を確認、時間
おいて修正の繰り返し作業。最終的に数日おいて
みて自分の納得いく処まで追い込めば作業終了

1/100Hzまで周波数を追い込んでみた

0.01Hzまで追い込んだとしても環境変化などで
1/100Hz台の周波数は容易に動くので妥協も必要
試しにOCXOを断念材に囲まれたまま逆さにして
みると周波数が動くのが分かると思う
周波数調整だけは、信頼できる基準が無ければ
手を付けない方が良いと思う。QRHには関係ない

10Mhzの出力レベルを合わせる作業 IC9700
外部基準入力は-10dBm スペアナ使えれば簡単
だが無ければオシロスコープで約220mVpp位
50Ω終端していれば60mVpp位が目安でATT調整
Di+テスターも試みたが無理があるかも
因みにSGから10Mhz出してレベルを落として
いったら -30dBm超えた辺りでエラーがでた
50ΩのATTは抵抗3本で簡単に作れる
周波数も10Mhzなので神経質になる事もない

10Mhzの分配を試してみた

手持ちのOCXOはTTL出力だったのでOCXO保護
兼ねて74LS04でバッファし、残ったインバータ
で分配してみた。 OCXOファンアウトは2
アイソレーションに期待したが、やはり各出力
をCでCUTした後50Ωで終端すると数dBだが出力
が低下する。只CでCUTした後に分配するよりは
遥かに簡単な方法。

大抵のOCXOの出力は高調波を含んでいる 写真
不安あると思うがIC9700が20Mhzや30Mhzに対し
間違えて同期するような心配は無用と思われる
どうしても綺麗な10Mhz欲しい人はMMIC等の
バッファ + LPF/BPF + ATTの構成をとれば良い

以上、何かの参考になれば  2023/01/23
追記等あれば随時更新していきますね。


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